5月17日、午前8時30分から、「共謀罪」新設阻止の国会前行動が「共謀罪新設反対! 国際共同署名運動」、「破防法・組対法に反対する共同行動」等の主催で闘われた。午前8時30分からの国会議事堂前駅、永田町駅での1時間のビラまき、国会前での座り込み、国会前を行きかう労働者・市民にマイクでの呼びかけ、ビラまきが行なわれた。
この日、衆院法務委員会で、委員会の最初に野党から法相・金田の不信任案が提出され、衆院法務委員会が休会になった。
午前11時40分過ぎから、独自の集会を開催する。最初に国会に向けてシュプレヒコールをあげ、続いて、「破防法・組対法に反対する共同行動」の事務局から、現在の局面の報告をうける。
「今日、朝10時から、衆院法務委員会が開会した。朝10時から12時、そして、13時から15時、約4時間の審議予定、そして、14時から安倍首相が出席をして、その後、強行採決をする。これが政府与党の基本的な方針だった。しかし、今、法務委員会は、法務大臣に対する不信任決議案が提出されたため、休会に入っている。産経新聞等が報じているが、この解任決議案を本会議で否決しなければ、衆院法務委員会を開くことができない。その本会議が、今日の午後なのか、明日なのか、まだ明瞭ではない。激しい綱引きが今現在、行なわれている。産経新聞によれば、明日、衆院本会議で、否決をし、5月19日には、衆院法務委員会を開いて、強行採決をする。そして、来週22日に、衆院本会議で採決をし、23日には、参院本会議に上程し、趣旨説明を行なって、強行成立を図る。このように報じられている。それを不可能にさせるのは、運動の力だ。昨日、日比谷野外音楽堂を4200人の仲間がうめた。4月6日には、3700人だから、約500人増えている。まだまだ微々たるものだが、今、全国各地で、反対の声が強まってきている。安倍政権、この運動の高揚をも恐れていることは明らかだ。何としても、永久廃案に追い込むために、闘いぬきたい」「この法案、成立後20日間で施行される。成立を許せば、おそらく辺野古での激しい攻防が続いている最中に施行される。そうなった時に、現場での弾圧だけではなくて、運動そのものを壊滅させるための組織弾圧、これらが仕掛けられてくることは明らかなことだ」「ここ1週間が文字通りの山場であるということを踏まえてともに闘いぬきたいと思う」。
続いて、「争議団連絡会議」から発言を受け、最後に、国会に向けシュプレヒコールをあげて、集会を終了いていった。
午後1時から、「戦争法廃止! 安倍たおせ! 反戦実行委員会」のメンバーも国会前の座り込みを開始し、午後4時から、「戦争・治安・改憲NO実行委員会」の集約集会が開催される。
最初に、国会にむけ、シュプレヒコールをあげる。その後、「破防法・組対法に反対する共同行動」の事務局から「共謀罪」を巡る情勢が提起され、続いて、国会前で座り込みをしている埼玉から来た仲間、「戦争法廃止! 安倍たおせ! 反戦実行委」の仲間からの発言をうけ、最後に、明日、明後日の闘いに全力で結集して欲しい旨、司会から訴えがあり、シュプレヒコールで集会を締めくくり、国会前行動を終えていった。
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