革命的労働者協会中央委員会
全国の労働者人民に夏期一時金カンパの集中を訴える。
最も凶暴な戦争計画である「作戦計画5015」に基づき、金正恩暗殺の「斬首作戦」をも含んだ米韓合同軍事演習である「フォール・イーグル」、「キー・リゾルブ」が、3月1日から4月30日の2ヵ月間にわたって強行された。この「フォール・イーグル」と「キー・リゾルブ」をめぐって、朝鮮反革命戦争突入の危機は、一気に一触即発の状態へと煮つまっている。
3月17日、訪韓した米国務長官・ティラーソンは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対して、「『戦略的忍耐』政策は終った。あらゆる選択肢を検討中だ」。これに対して、北朝鮮は、3月26日、「われわれ式の先制的特殊作戦で、無慈悲に粉砕するというわが軍の立場を布告する」と応酬。4月6日、米中首脳会談の最中、トランプは、シリア攻撃に踏み込むことで、習近平を露骨に恫喝。この前日の4月5日、北朝鮮、米中首脳会談に対する牽制として、弾道ミサイルを発射し、「わが軍の攻撃手段は、米本土まで射程に収め、常時、発射待機状態にある」。4月8日、トランプは、「カール・ビンソン」の朝鮮半島近海への急派を指示し、4月11日には、「米国は、無敵艦隊を送り込んでいる。空母よりもさらに強力な潜水艦がある」とし、巡航ミサイル原潜・「ミシガン」を含む米軍を朝鮮半島近海に「送り込んでいる」ことを明らかにした。「カール・ビンソン」を旗艦とする第1空母打撃群は、北朝鮮近海に向け日・米、米・韓の訓練を繰り返しながら航行。4月15日、北朝鮮、「金日成生誕105年」の記念式典と軍事パレード。「米国が無謀な挑発をすれば即時打撃する。全面戦には全面戦で、核戦争には核打撃戦で対応する」。この前日の4月14日には、「(在韓米軍基地のある)烏山、群山、平沢のほか青瓦台(大統領府)が攻撃対象」「日本本土と太平洋の米軍基地、米本土まで戦略ロケット軍の照準に入っている」。4月16日、北朝鮮、弾道ミサイル発射。4月25日、北朝鮮、「朝鮮人民軍創建85年」に合わせ、「建軍史上最大規模」とする砲撃演習。同4月25日、巡航ミサイル原潜・「ミシガン」、韓国・釜山港に入港。4月26日、米帝は、「カール・ビンソン」率いる第1空母打撃群が北朝鮮を攻撃できる射程内に入ったことを明らかにし、「米国は、先制攻撃の様々な選択肢がある」「米太平洋軍は、今夜でも戦闘できるよう準備しなければならず、米本土と同盟国を防衛するため、あらゆる可能なステップを熟考」。米帝は、同日、ICBM(大陸間弾道ミサイル)・「ミニットマン3」を試射発射、高高度防衛ミサイル・THAADの韓国配備にも着手している。4月29日、北朝鮮、弾道ミサイル発射。5月3日、北朝鮮の朝鮮中央通信社、「朝中関係を破壊するような妄動(ママ)を続けるな」のタイトルで、中国を名指しで批判。「北朝鮮の核・ミサイル開発に関して、中国が、米国と歩調を合わせることは、許しがたい」。5月15日、北朝鮮、高度2000キロ超の弾道ミサイルを発射。米本土を射程圏内に捕えることが可能とされる。
極右の米帝・トランプを「同志」と確信する極右の日帝・安倍は、改定された「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」に盛り込まれた「柔軟抑止選択」(FDO)に基づく、朝鮮半島近海へ北上する「カール・ビンソン」率いる第1空母打撃群との日米共同訓練、「安保法制関連法」に基づく、「武器等防護」の実動など、一挙に朝鮮反革命戦争遂行態勢へと突入しようとしている。そればかりか、日帝・安倍は、「弾道ミサイル落下時の対応について」と題する「お知らせ」を、インターネット内のホームページで公開し、全国瞬時警報システム・「Jアラート」が送信されていないにもかかわらず、東京地下鉄と北陸新幹線、東武鉄道に列車を緊急停止させるというパフォーマンスまで演じさせている。さらに、「朝鮮半島有事の際の在韓邦人保護について」、「安保法制関連法」の自衛隊による武器使用を伴う在外邦人の警護、救出という「保護措置」発動の検討にも入っている。日帝・安倍は、朝鮮反革命戦争突入を煽っているのである。
朝鮮反革命戦争突入の時は、日本階級闘争の階級決戦の時である。〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉〈蜂起の組織陣形の構築〉を急がなければならない。
中東反革命戦争粉砕。朝鮮反革命戦争粉砕。
日米安保粉砕。「共謀罪」新設阻止。
普天間基地解体・名護新基地建設阻止。
原発再稼働・新(増)設阻止。「核燃料サイクル政策」粉砕。
反革命革マル解体・絶滅。ファシスト撃滅。
全学連第55回定期全国大会の成功を。ゼネストを展望する階級的革命的全国統一センター建設を。
2・23反革命弾圧を正面突破し、共産主義労働者党の確立を。
革労協は、こうした闘いの最先頭で闘いぬく。
こうした闘いをなし遂げるために、全国の労働者人民に圧倒的カンパを訴える。
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