宇都宮病院糾弾闘争の爆発をかちとり、宇都宮大学の拠点化を進める
革労協栃木県委員会
革労協栃木県委員会より、2017年年頭の決意を表明する。
革労協栃木県委員会は、2016年階級攻防を全力で闘いぬいた。
2016年7月18日、全国「障害者」解放運動共闘会議(全「障」共)の呼びかけの下、「入院患者差別・虐殺32ヵ年糾弾! 報徳会宇都宮病院糾弾!
宇都宮現地闘争」を闘いぬいた。宇都宮病院は、栃木県行政や警察の手厚い保護の下で今もなお存続している。入院患者差別・虐殺の張本人である石川文之進は、今もなお「文化人」面をして悠々自適の生活をぬくぬくと送るばかりでなく、宇都宮病院の差別・虐殺を告発した故・安井健彦氏を嘲っている。そして、石川一族が、今もなお病院経営の主導権を握っている。こんな輩どもが未だのさばる差別・虐殺攻撃の延長線上に、2016年7月26日の、神奈川県相模原市の「障害者」施設・「津久井やまゆり園」における、元職員による「大量殺傷事件」があるのだ。われわれは、2013年11月に闘い半ばで逝去された安井健彦氏の遺志を引き継ぎ、宇都宮病院を糾弾し解体するまで、闘いぬく。そして、安倍政府の主導下で、はびこる優生思想と対決し、戦時「障害者」差別―抹殺攻撃を粉砕する「障害者」解放運動の革命的飛躍・前進を闘いとる決意である。
宇都宮大学では、2016年4月~5月には新入生に対して全学連新入生歓迎集会への組織化の情宣をやりぬき、11月には宇大新聞会が大学祭企画を貫徹した。戦闘的学生を全学連の旗のもとに結集させるべく〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出にむけ、奮闘した。新たな宇大学生運動の進撃に恐怖する国家権力・公安警察は、宇大当局の尻を叩いて正門前での署名・情宣活動を妨害させている。権力の手先に成り下がり、「警察の大学」と化して署名・情宣を妨害する宇大当局の腐敗は許しがたい。宇大新聞会は、宇大当局の敵対を粉砕して新歓闘争、大学祭闘争を貫徹した。宇大を〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の拠点としていかなければならない。
安倍政府は、「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP)を推進して国内農業切り捨てを加速しており、2016年12月に「TPP承認」「TPP関連法」を強行成立させた。米大統領に就任するトランプが「TPP離脱」を表明している以上、実質的にTPPは破綻しているのだが、この期に及んでも、安倍政府の農業切り捨て政策に何ら変更はない。そのあおりをまともに食うのは、栃木県をはじめとする地方経済である。さらに、シャープなど大資本の家電メーカーは、栃木県内の工場での人員削減を推し進めることで、大資本としての延命を図っている。シャープは、2016年に台湾資本の鴻海精密工業に買収されているが、栃木工場(矢板市)では既に2014年に従業員1500人中400人の「早期退職」=大量解雇に踏み切り、現在では従業員のほとんどがパートや派遣社員となっている。その上で、さらなるリストラが強行されようとしているのだ。栃木県下でも「格差社会」が拡大し、特に子どもの貧困が根深く進行し、苦悶している。安倍政府に対する労働者人民の怒りが渦巻いている。地域・職場からのストライキ・大衆的実力決起を、栃木の地からも爆発させなければならない。そのためにも、その第一歩としての栃木県地域連合労働組合の再建を、何としても成しきらなければならない。
栃木県宇都宮市には、陸上自衛隊・中央即応連隊がある。この間、中央即応連隊は、自衛隊海外派兵の先遣部隊として、しばしば南スーダンやソマリア沖に出撃している。安倍政府は、2016年11月、南スーダン派兵部隊に対する「駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」の新任務付与に踏み込んだ。自衛隊の〝労働者人民虐殺の軍隊〟への再編の中で、中央即応連隊のさらなる強化に踏み込むのは必至だ。自衛隊内の動揺が、かつてなく深まっている。隊内叛乱の組織化に何としても着手しなければならない。革命的反戦闘争の爆発をかちとり、自衛隊基地を解体しよう。
革労協栃木県委員会は、安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体の闘いを、栃木の地で全力で担いぬく決意である。
京葉コンビナート地区労働者の革命的組織化、千葉大学拠点化を推進し、内戦勢力の先頭に起つ
革労協千葉県委員会
革労協千葉県委員会より、2017年階級攻防を最先頭で闘う決意を明らかにする。
2016年3月に「安保法制関連法」を施行した安倍極右政府が、米軍・自衛隊の強化を加速度的に進行させている。沖縄・普天間飛行場に配備されたMV22オスプレイが、首都圏の米軍・自衛隊基地にも頻繁に飛来しており、2017年以降、米空軍は、東京・横田基地に新たに輸送機・オスプレイ10機を配備しようとしている。そして、2017年1月から、オスプレイの定期整備拠点として陸上自衛隊木更津駐屯地(木更津市)が使用されようとしている。2016年12月13日に、オスプレイが沖縄・名護市海岸に墜落し、沖縄労働者人民の怒りが爆発すると、タレント出身の千葉県知事・森田健作は、木更津市と共に、わざとらしく「安全確認ができるまで飛行を見合わせるよう求める要請書」を防衛省北関東防衛局に提出している。しかし、そもそも森田は、嬉々としてオスプレイ定期整備拠点の受け入れを表明していたのであり、結局は〝火消し〟を狙った猿芝居でしかない。森田の後押しを受けた、米軍・自衛隊共同のオスプレイ整備拠点の稼働を、断じて許すことはできない。陸上自衛隊・第1空挺団(船橋市)の強化とあわせ、千葉県を朝鮮反革命戦争の出撃拠点たらんとする再編・強化と対決し、朝鮮反革命戦争突撃と対決する革命的反戦闘争を、千葉の地域・職場・学園から爆発させなければならない。
2009年当選以降、森田が牛耳る千葉県政の暴挙は、枚挙に暇がない。今年4月の千葉県知事選で、森田は3選を狙っているが、その森田県政下、千葉県教育委員会は、2016年度から、県立中学校2校で使用する歴史と公民の教科書について、「つくる会」系の「育鵬社」の教科書を採択した。「育鵬社」の教科書採択は、千葉県内ではこれが初めてである。森田は、千葉県知事就任以降、靖国神社に、毎年8月15日に、参拝し、自身の著書で「日本の総理大臣や閣僚は、堂々と靖国神社に参拝すべき」「靖国参拝に対する中国や韓国の反発は、それによって日本をコントロールしようという〝歴史カード〟」「『右翼的』となじられてもかまわない」なぞと平然と書き連ねる極悪な反動政治家としての本性をあらわにしている。さらに、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」での「成田空港警備」を名目に、警察権力の増強を狙っている。警察官を父に持ち、警察権力に露骨に肩入れする森田は、これまでも「移動交番車」導入、コンビニ駐車場への「コンビニ防犯ボックス」の設置を推進するなど、千葉県における警察権限の強化を図ってきたが、2016年11月には、国家公安委員会委員長・松本に、警察官の増員を要求している。森田の下でのファッショ的教育改悪、治安弾圧強化を粉砕しなければならない。
「アベノミクス」の下で大資本最優先の政策が推し進められる中、千葉県内でも大企業による大規模なリストラ―人員削減攻撃が吹き荒れている。特に、国内屈指の重化学工業の一大拠点である京葉コンビナートが、かつてない大合理化―リストラの嵐にさらされている。京葉コンビナートでは、ここ10年、各社が競うように設備の自動化や人員削減を進めてきた。労働者数は、既に1970年代に比べ半減している。「生産効率の向上」を最優先にした経営を進めた結果、現場を知り尽くす労働者が減り、設備の老朽化も相まって現場の生産力も弱まっている。そして、京葉コンビナートをはじめ千葉県内における、労働者の大量首切りが強行されようとしている。階級的革命的労働運動の前進が問われている。大合理化と失業の嵐の中、労働組合運動の前進と階級的革命的全国統一センターの建設が急務である。京葉コンビナート地区労働者の革命的組織化から、反安保労研千葉県センターの再建にむけ闘う。
千葉大学では、2016年4月~5月、千葉大の新入生に対して全学連新入生歓迎集会への組織化の情宣をやりぬき、11月には、医療問題研究会が「障害者」解放企画を行なった。千葉大を〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の拠点にしていく。全学連に戦闘的学生を結集させ、全学連運動の前進・飛躍を、同志武本、同志高山の遺志を引き継ぎ必ずや闘いとる。そして、脳腫瘍により闘い半ばで倒れた同志髙橋かおりの遺志を引き継ぎ闘いぬく。
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