連帯アピール、連帯あいさつ
10月22日、反帝―国際連帯全国統一行動の一環として、大阪での集会とデモが闘いとられた。釜ヶ崎の日雇い・野宿労働者をはじめとする北陸、関西、中四国の内戦勢力が大阪市・久宝公園に結集する。
正午になり、司会の全国寄せ場交流会の仲間より開会宣言が発せられる。集会の冒頭、青ヘルメットと青ゼッケンで身をつつんだ北陸・関西・中四国の内戦勢力は、「中東反革命戦争粉砕!」「朝鮮反革命戦争粉砕!」「名護新基地建設を阻止するぞ!」「高江・ヘリパッド建設を阻止するぞ!」「原発再稼働を阻止するぞ!」「『戦争法』粉砕!」「改憲―核武装攻撃を粉砕するぞ!」「反帝―国際連帯全国統一行動を闘うぞ!」と旗ザオを突き上げ、シュプレヒコールを一帯に轟かせる。闘う仲間の士気は高い。
司会の仲間が、全国で闘う諸人士が10・21闘争に寄せた熱烈な連帯メッセージを代読していく。集会参加者全員が拍手で応える。「よし!」「そうだ!」の声と大きな拍手が送られる。
連帯メッセージに続いて、集会に結集した全学連と反戦青年委員会からの連帯あいさつだ。
全学連は、「7月参院選の過程で、『落選運動』だの『野党共闘』なぞと言っていた『自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)』は、改憲勢力が3分の2を占めるということを受けて、さっさと解散してしまった。SEALDsは、『警察は味方』『ヘルメットとゲバ棒の学生運動のイメージを払拭する』と言ってはばからなかった連中だ。こんな連中に日本学生運動の未来をゆだねるわけにはいかない。ベトナム反戦闘争のときに、ヘルメットと角材での闘いで実力闘争の道を切り拓いてきたのは、ほかならぬ全学連だ。戦争と革命の時代、全学連は、荒々しい実力闘争・武装闘争で展望をこじ開ける闘いの最先頭に起つ」「安倍極右政府を打倒することは、日帝足下労働者人民の無条件の責務だ。全学連は、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を全力で闘いぬき、闘う学生を1人残らずわが隊列に組織しぬく。もって、革命的学生運動の一大奔流を作り上げる」と決意を明らかにした。
反戦青年委員会は、「安倍極右政府は、今年3月に施行された『戦争法』―『安保法制関連法』の本格適用を狙って、11月にも南スーダン『国連平和維持活動』(PKO)への『駆けつけ警護』、『宿営地共同防衛』の任務付与に踏み込もうとしている。青森での現地闘争に起ちあがろう」「反革命国会を粉砕しよう」「沖縄労働者人民の名護新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止の実力決起とガッチリと結びついて、全国で反軍反基地闘争の大爆発を切り拓こう」「原発再稼働を阻止し、日帝の核武装を粉砕しよう」と今秋の革命的反戦闘争を最先頭で闘いぬく決意を明らかにした。
全国学生社会思想研究会連合が基調を提起
連帯あいさつに続いて、全国学生社会思想研究会連合の仲間が反帝―国際連帯全国統一行動の基調を提起する。
「ベトナム反戦闘争の只中、1966年10月21日に、全国政治ストライキが爆発して以降、『国際反戦デー』として、10・21闘争が継承されてきた。この地平を拡大し、内戦勢力の総決起をもって、10・21闘争の大爆発を実現しよう」「米帝―帝国主義による中東反革命戦争の拡大・激化を粉砕しよう。日帝の中東反革命支配への本格参戦を阻止しよう」「朝鮮反革命戦争との対決は、日帝足下労働者人民の無条件の責務だ。反日米帝、朴槿恵政権打倒、南北朝鮮の革命的統一をかけた韓国労働者人民の死闘決起に連帯し、革命的反戦闘争の爆発をかちとろう」「臨時国会での憲法審査会開催を許すな。反革命諸立法粉砕、反革命臨時国会粉砕の闘いに決起しよう」「沖縄労働者人民の怒りと闘いに応え、現地への集中を強化し、高江―辺野古を貫く現地実力闘争の爆発をかちとろう。高江ヘリパッド建設を阻止しよう。キャンプ・シュワブ陸上部分の工事再開を阻止し、全力で名護新基地建設阻止決戦を闘おう」「現地実力闘争の爆発で、全国原発の再稼働を阻止しよう。大間原発(青森県)をはじめとする原発の新(増)設を阻止しよう。六ヶ所・再処理工場(青森県)の本格操業を阻止し、『核燃料サイクル政策』を粉砕しよう。日帝の核武装化に対決し、反原発・反核燃闘争の大爆発をかちとろう」「失業と大合理化の嵐が吹き荒れ、大増税が容赦なく労働者人民に押しつけられている。労働者人民の戦争動員が強要されようとしている。『闘わなければ生きていけない時代』が到来しているのだ。反革命弾圧を打ち砕き、闘いの戦列をいっそう強化して、2016年秋から2017年の闘いに一丸となって進撃しよう。内戦勢力の総決起で、改憲と核武装、本格的戦争とファシズムに突進する安倍政府を打倒しよう」。
10・21闘争の基調が読み上げられると、仲間たちの拍手とかけ声によって闘いの基調が確認された。
御堂筋を席捲するデモを貫徹
集会の最後に、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」が決意表明を行なう。
発言に起った「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間は、「俺たちは、『戦争反対・仕事よこせ』をかかげて闘ってきた。首相・安倍は、昨年9月、『戦争法』を強行成立させた。安倍は『戦争法』を本格適用して11月にも南スーダン「国連平和維持活動」(PKO)派兵で自衛隊に『駆けつけ警護』の任務を付け加えようとしている。自衛隊を闘える軍隊、労働者人民虐殺の軍隊にしていくという攻撃だ。俺たちは、こんなことを絶対に許さない」「いま、沖縄・高江では、ヘリパッド建設阻止のはげしい闘いがうちぬかれている。安倍極右政府は、全国から機動隊500人を動員し、暴力で闘いをつぶそうとしている。しかし、沖縄の労働者人民は、すさまじい暴力と対決し、体を張って連日の実力闘争を闘いぬいている。俺たちは『戦争のための基地は沖縄にもどこにもいらない」と基地建設阻止を闘いぬく沖縄労働者人民と連帯して闘いぬく。沖縄・高江で大阪府警・機動隊が、沖縄労働者人民に『土人』という差別発言をした。大阪府知事・松井は、「彼らは(仕事を)一生懸命やっていた」と言い、大阪市長・吉村は、「(機動隊を)ねぎらうのは恥ずかしくない」なぞと大阪府警機動隊の差別発言を擁護し居直りを決め込んでいる。松井、吉村は、差別者だ。俺たちは、大阪府警・機動隊の差別発言を許さない」「国―厚生労働省、大阪府、大阪市によって『センター縮小・移転』=釜ヶ崎労働運動解体攻撃がかけられている。俺たちは、団結をうち固め、『センター縮小・移転』攻撃を粉砕する」「労働者の犠牲・被曝労働なしには動かない原発。核武装のための原発。こんなものは、いますぐに廃止しなければならない。原発再稼働・新(増)設を断じて許さず阻止しよう」「国家権力の弾圧を粉砕し、天皇主義右翼ファシストの敵対を粉砕し闘いぬこう。資本―行政によるアブレ地獄―野垂れ死に攻撃を粉砕し、『仕事よこせ』の闘いの大爆発をかちとろう」「本格的な戦争へと突撃する安倍政府を打倒しよう。
無実の部落民=石川一雄氏と連帯し、10・28狭山中央闘争に起ち上がろう! 越年―越冬闘争でなかまの命を守りぬこう。 おれたちが、ほんとうにいきいきとして生きていける社会を闘ってかちとろう」と闘う決意を明らかにする。
いよいよ、御堂筋を席巻する戦闘的デモに出発だ。実行委員会の横断幕を先頭にして、各団体の赤旗をはためかせ、青ヘル部隊が御堂筋に躍り出る。「安保粉砕!」「政府打倒!」のコールや笛の音を響かせ、労働者人民の注目と共感を浴びる。実行委員会に結集する内戦勢力は、終着点である元町中公園までのデモを最後まで戦闘的に闘いぬいた。
解散地点では全国学生社会思想研究会連合の仲間が、集約提起を行ない、この日の闘争を締めくくった。
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