9月1日、日朝連帯活動者会議は、東京都人権プラザにおいて、「関東大震災下朝鮮人・中国人大虐殺93ヵ年徹底糾弾 日朝連帯集会」を開催した。
会場には、この日さいたま市において「第37回9都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、さいたま市、千葉市、川崎市、横浜市、相模原市)合同防災訓練」粉砕闘争を闘った仲間などが結集してくる。
午後1時、司会の同志が、「本日、さいたま市において『9都県市合同防災訓練』粉砕の闘いを闘った。『防災訓練』の自衛隊の治安出動訓練という側面が強化され、米軍の参加が増えている。会場も自衛隊基地、米軍基地を使用したものが増えている、これは、朝鮮反革命戦争突撃と一体のものだ。朝鮮反革命戦争突撃下、吹き荒れる排外主義攻撃と対決し、日朝連帯闘争の前進をかちとろう」と開会を宣言する。
さらに、「1923年関東大震災時に、『朝鮮人が井戸に毒を入れている』『暴動を起こしている』との排外主義煽動で、軍隊、警察、自警団によって6600人以上の朝鮮人・中国人が虐殺された。われわれは、かつて日帝が何を行なったのかという歴史の現実を直視し、今どういう闘いをするのかを明らかにしなければならない。そのために、『解放の日まで』というビデオを見て学習してほしい」として、ビデオ・「解放の日まで」の上映に移る。約40分のドキュメントビデオは、日帝による朝鮮植民地支配の過程と、これに抗する朝鮮人の抗日武装闘争を描いたものだ。
参加者は、スクリーンに引き寄せられ、歴史の事実を直視し、朝鮮半島をめぐる植民地支配とそれに抗する朝鮮労働者人民の闘いを、あらためて実感していく。
日朝活が基調提起
日朝活の同志が基調を提起する。
最初に、関東大震災下の朝鮮人・中国人虐殺の歴史的政治的背景を明らかにし、「日本階級闘争の『負の歴史』の突破をかけて、排外主義攻撃との闘い、日朝連帯、国際連帯の闘いの前進をかちとらなければならない」。「日・米・韓による朝鮮反革命戦争突撃が加速している。8月22日から9月2日まで、大規模な指揮所演習である米韓合同軍事演習・『乙支・フリーダム・ガーディアン』が北朝鮮の目と鼻の先で行なわれている。これには、『作戦計画5015』が適用されている。『作戦計画5015』は、『北朝鮮が核兵器を使用しようとする兆候が見られたら、核兵器承認権者を除去する』という暗殺作戦を含む先制攻撃計画だ。反戦闘争を闘い、朴槿恵政権打倒へ進撃する韓国労働者人民と連帯し、朝鮮反革命戦争突入を阻止せよ」「朝鮮反革命戦争の危機は、ますます煮つまっている。朝鮮反革命戦争への突撃を粉砕するのは、日帝足下労働者人民の無条件の責務である。革命的反戦闘争の爆発で朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう」「安倍極右政府の朝鮮反革命戦争突撃を粉砕せよ。朝鮮反革命戦争突撃下で、極悪の差別主義・排外主義を煽り虐殺を煽動し、階級闘争の破壊に手を染めるファシストを撃滅せよ。ファシストを撃滅することなしに日朝連帯闘争、外国人労働者と連帯した闘いの前進―日本階級闘争の前進はない。日朝連動するプロレタリア革命に進撃せよ」。
全学連と全国反戦の決意表明
集会の最後は決意表明だ。全学連と全国反戦の同志が登壇する。
全学連の同志は、「『防災訓練』は、自衛隊の治安出動訓練であり、戦争動員訓練だ。そして、戦時国家体制形成が一気に推し進められている。これを粉砕しよう」「差別主義・排外主義攻撃が激化している。熊本地震での排外主義虐殺煽動と対決しよう。ファシスト勢力の跳梁と対決しよう」「朝鮮反革命戦争を粉砕する革命的反戦闘争を闘う」「全学連の闘いが問われている。日本学生運動の主流派として躍り出て、革命的学生運動を組織し闘いぬく」。全国反戦の同志は、「8月28日に行なわれた、陸自の『富士総合火力演習』は、朝鮮反革命戦争遂行訓練そのものだ。朝鮮反革命戦争突撃と対決し闘う」「参院選において改憲勢力が3分の2をこえる議席を獲得し、改憲攻撃が加速している。改憲に突撃する安倍政府を打倒しよう」「名護新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止を闘う沖縄労働者人民と連帯し闘う」「朝鮮反革命戦争突撃の中で激化する差別主義・排外主義攻撃と対決する」「日朝連動するプロレタリア革命に進撃する」。
二本の決意表明を全体の拍手で確認する。
司会の同志が、「ビデオ上映、基調提起、決意表明をわがものとし、日朝連帯闘争の前進をかちとろう。9・4『東京都・葛飾区・墨田区合同総合防災訓練』、9・11『ビッグレスキューかながわ(神奈川県・横須賀市合同総合防災訓練)』粉砕闘争に決起しようと呼びかけ、最後に、シュプレヒコールで集会を締めくくった。
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