大阪では、6月14日、安保粉砕・政府打倒を掲げ、北陸、関西、中・四の内戦勢力の結集で靱公園における集会と御堂筋デモを断固としてかちとった。梅雨の中休みで晴れ上がった青空のもと、青ヘル部隊が靱公園に結集する。正午になり、6・15闘争実行委員会の呼びかけに応え決起した部落解放を闘う仲間が司会に起ち、開会を宣言する。シュプレヒコールの後、集会が開始される。はじめに、司会から本闘争に寄せられた全国の闘う諸人士からの連帯メッセージが読み上げられ、一つひとつのメッセージに大きな拍手が送られる。次に、武装闘争を最先頭で闘う革命軍からのアピールが読み上げられ、熱い拍手が巻き起こった。
続いて、連帯あいさつを受けていく。
全国反戦の同志は、「昨年9月に『安保法制関連法』=『戦争法』が成立し、今年3月に施行された。早ければ今年12月の派兵で『駆けつけ警護』が可能となる。自衛隊派兵阻止・自衛隊解体の革命的反戦闘争の大爆発をかちとる」「7月には愛媛県の四国電力・伊方原発3号機の再稼働が狙われている。7月、伊方原発再稼働を現地実力闘争の大爆発で阻止しよう」「『伊勢志摩サミット』終了後の5月27日、米帝・オバマが現職アメリカ大統領として初めて被爆地・広島を訪問した。オバマが広島に来た理由は、決して原爆投下謝罪の為ではない。被爆責任を居直り、日米反革命階級同盟を深化させ凶暴な反革命戦争へとさらに突き進んでいくためだ。オバマの広島訪問を徹底弾劾する。全国反戦は、日米安保粉砕、政府打倒、日帝国家権力解体の闘いを最先頭で闘いぬく」と熱く闘いを訴えた。
次に、全学連中央執行委員会の同志がマイクを握り、「6・15闘争は、全学連にとって決して忘れることのできない非常に重要な闘いだ。60年安保闘争の激闘のさなか、全学連戦士・樺美智子氏の死をもってかちとられた国会突入という突出した闘いを担ったのは、全学連だ。全学連は、この地平を断固として堅持して闘いぬく。武装し闘う全学連こそが日本学生運動の主流派として闘いぬくのでなければならない」「7月参院選後、安倍極右政府は、『国家緊急権(緊急事態条項)』を導水路にいよいよ憲法改悪に踏み出そうとしている。改憲―核武装攻撃を粉砕する革命的反戦闘争の爆発をかちとる」と決意を明らかにする。
連帯あいさつののち、6・15闘争実行委員会の呼びかけ団体である全国学生社会思想研究会連合が基調提起を行なう。基調は、全体の圧倒的拍手で確認された。
基調提起ののち、集会の締めくくりとして、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」が決意表明を行なう。「6月になっても仕事がほとんど出ていない。センター周辺では70人ちかくの仲間がアオカン(野宿)している」「いま、釜ヶ崎では、『センター縮小・移転』攻撃=釜ヶ崎解体攻撃がかけられている。3月30日、大阪市と大阪府警は、花園公園の行政代執行を強行した。これこそが、『センター縮小・移転』攻撃の正体だ。俺たちの命や生活を破壊する攻撃を俺たちの団結した闘いで粉砕する」「『アベノミクス』は、完全に失敗だ。大企業・大金持ちが、儲けているだけだ。軍事費を増大させ、消費税の大増税、生活保護の締めつけ、労働者の使い捨てを行ない、戦争へと突き進む安倍極右政府を俺たちの闘いで打ち倒す」。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間の決意表明を全体の拍手で確認し、集会をシュプレヒコールで締めくくった。
集会を終え、わが青ヘル部隊は、御堂筋デモに打って出る。炎天下の中、横断幕を先頭に、赤旗を林立させ、戦闘的デモ隊が御堂筋に躍り出る。笛の音を響かせ、「安保粉砕!」「政府打倒!」のコールで御堂筋を進撃する。「安倍極右政府を打倒するぞ!」「日米安保を粉砕するぞ!」「すべての軍事基地を解体するぞ!」「沖縄・名護新基地建設を阻止するぞ!」「伊方原発再稼働を阻止するぞ!」とシュプレヒコールが響き渡る。多くの労働者人民の注目と共感を浴びながら、御堂筋を南下し、国家権力の弾圧や反共ファシストの敵対を粉砕し、終着点である元町中公園までのデモを貫徹した。
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