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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

1・10 佐藤さん虐殺31ヵ年 山岡さん虐殺30ヵ年弾劾!金町一家解体!日雇い労働者全国総決起集会へ
(1166号28面)

                        全国寄せ場交流会

 全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! 共に闘う仲間たち!

 1984年12月22日に山谷労働者と共に闘っていた映画監督・佐藤満夫さんが国粋会金町一家によって虐殺されて31ヵ年、1986年1月13日に山谷争議団の代表的人格であった山岡強一さんが虐殺されて30ヵ年をむかえる。

 1月10日、山谷・玉姫公園で行なわれる「佐藤さん虐殺31ヵ年 山岡さん虐殺30ヵ年弾劾!金町一家解体! 日雇い労働者全国総決起集会」とデモへの総決起を訴える。

 1983年11月、国粋会金町一家の西戸組が右翼政治結社・「皇誠会」を名乗り、日雇い労働者の町・山谷の泪橋に登場した。戦闘服にナチス棒、催涙スプレーで武装し、「山谷争議団を解体する」「地域の環境を浄化する」と宣言し、山谷争議団を襲撃した。これに対して、山谷労働者は、金町一家とつるんだ浅草警察―山谷マンモス交番による何十人もの逮捕―弾圧を受けながらも体を張って攻勢的に闘いぬき、金町一家の街宣車を炎上させ、「皇誠会」の事務所を撤退させるまでに勝利的に闘いぬいていた。

 敗勢に立たされた金町一家は、西戸組・筒井栄一に佐藤さんを刺殺させ、金竜組・保科勉に山岡さんを射殺させた。2人の虐殺に対して、山谷労働者は、暴動に起ち上がり、報復と金町一家解体まで闘うことを誓い、宣言した。

 以来、「日雇全協」や山谷争議団が金町一家解体戦を放棄する中で、東京・山谷日雇労働組合は、「天皇主義右翼ファシストの寄せ場支配を許すな!ファシストとの攻防に勝利しなければ労働者の勝利はない!」「やられたらやりかえせ!」と山谷労働者に呼びかけ、毎週金曜日の朝行動や2・11「建国記念の日」粉砕の山谷朝行動を貫徹してきた。仲間を殺され、相手に報復し、相手を解体してしまうこともできないような組織や運動には、決して未来はない。

 全国の寄せ場・日雇いの仲間たち!共に闘う仲間たち!

 1月10日、全国で越年・越冬闘争を闘いぬいた力で東京・山谷に結集し、天皇主義右翼ファシスト・国粋会金町一家を解体する決意をあらためて打ち固め、玉姫公園での総決起集会と戦闘的な山谷デモを闘おう。

 昨年、安倍が強行した「安保法制関連法」の制定は、戦後史を画する攻撃であった。日帝軍=自衛隊を野放図に世界に出兵させ、反帝決起する世界の労働者人民を日米共同作戦によって血の海に沈める国家へと変貌させるための、まさしく、「戦争法」制定攻撃であった。安倍は、この「戦争法」制定をもって自衛隊の実戦軍化に突進し、日・米間の「同盟調整メカニズム」の設置で日米共同作戦の策定に入り、労働運動をはじめとする労働者人民の闘いを鎮圧・解体する衝動を強め、戦時国家体制を一挙的に形成しようと企んでいる。

 だが、安倍やオバマが中東反革命戦争、朝鮮反革命戦争への突撃を強める背景にあるのは、世界大恐慌爆発情勢の深化であり、帝国主義による世界支配と非妥協で闘う労働者人民の実力・武装の決起に対する恐怖であることを、われわれは見ておかねばならない。戦争を粉砕する革命的反戦闘争への決起が労働者人民の死活的課題となっている。

 安倍は、「戦争法」制定につづき、「一億総活躍社会」なぞと称して労働者人民を戦時国家に集約し、戦争遂行に動員するための体制を作り上げようとしている。それは、「アベノミクス」の破綻を隠蔽しつつ、「新成長戦略」の名の下に、「残業代ゼロ化」のための「労働基準法」改悪、「金さえ払えば首切り自由」の「解雇の金銭解決」制度などの「労働規制の緩和」をもって、労働者人民に絶望的な窮乏生活を強制し、資本の展望なき延命を策するものにほかならない。渾身の決起でこれを粉砕しなければならない。

 時代はまさに「戦争と革命の時代」に突入した。この情勢の中で、右翼ファシストどもが蠢いている。「在日特権を許さない市民の会(在特会)」は、反朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、反中国―反共・排外主義を満開にし、「ヘイト・スピーチ」を撒き散らし、虐殺を煽動するデモや襲撃などを繰り返し、革命党への力の入らぬ敵対を開始している。俺たちの仲間である佐藤さん・山岡さんらの命が右翼ファシストによって奪われたが、この痛苦な敗北を二度と繰り返してはならない。山谷―全国寄せ場は、天皇主義右翼、ヤクザの暴力に反撃し、労働者の闘いと団結を実力で防衛してきた拠点だ。山谷―全国寄せ場から打って出て、ファシズムへの突進を許さず、右翼ファシストを撃滅せねばならない。

 大阪・釜ヶ崎での「西成特区構想」にもとづく「センター縮小・移転」計画や、「2020年東京オリンピック」を見据えた東京・山谷の「再開発」という寄せ場解体攻撃を粉砕していこう。

 1・10日雇労働者全国総決起集会を闘い、改憲―核武装をもっての本格的戦争への突撃を強める安倍極右政府打倒に決起しよう。2016年の激闘に進撃していこう。


▶日時 1月10日(日)午前10時~
▶場所 山谷・玉姫公園  (台東区清川2―13)
▶主催 全国寄せ場交流会
 呼びかけ 東京・山谷日雇労働組合
     東京都台東区東浅草2-1-6
     (連絡先 03-3876-8040)


    ※集会終了後、デモを行ないます。

〈編集部責任転載〉