10月16日、午前9時、大阪府警察本部警備部公安第3課と枚方警察署は、大阪の同志に対する「国民健康保険証」の不正取得―「詐欺罪」容疑で、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」事務所、枚方市に在住の介護事業所の代表の居宅、介護事業所(及びトランクルーム)、「障害者」の居宅への家宅捜索及び身体捜索、そして、東京の赤砦社に対する家宅捜索及び指導部への身体捜索、東京在住の同志の居宅への家宅捜索及び身体捜索、広島住人の居宅への家宅捜索及び枚方の介護事業所で働いていた同居人の身体捜索を強行した。
大阪では、捜索令状の「被疑者」本人そっちのけで「逮捕」することもなく、枚方の介護事業所への家宅捜索が、午前9時から延々となされ、終了したのは午後9時であった。そして、「詐欺罪」容疑とは一切関係のない99点もの押収を強行したのだ。押収品は、パソコン、「介護日報」、職員の給料明細、給与所得の源泉徴収票、預金通帳、銀行のキャッシュカードなど一切合財であった。大阪府警察本部警備部公安3課と枚方警察署の狙いは、介護事業所で働いている同志の「国民健康保険証」の不正取得―「詐欺罪」容疑を口実に、介護事業所に対する家宅捜索と介護事業所を機能不能に追い込むための一切合財の押収であり、絶対に許すことはできない。とりわけ預金通帳、キャッシュカードの押収は、金(カネ)を引き出すことができず、そのために、職員に給料の支払ができないという事態を引き起こしている。何の罪状も確定していない、そういう意味では、普通の民間会社をつぶす権限なぞ、警察権力にあろうハズもない。「財産権」侵害の「憲法違反」である。こんな大阪府警公安3課のむちゃくちゃなやりたい放題の家宅捜索・身体捜索を徹底弾劾する。
また、東京では、赤砦社への家宅捜索が強行されたが、その場にいた他のメンバーは身体捜索がないにもかかわらず、指導部だけに身体捜索が強行されているのだ。そして、解放派の綱領・規約草案が掲載されている機関紙などを探しだして押収していっている。大阪での介護事業所への長時間に及ぶ家宅捜索、一切合財の押収とあいまって、組対法による何らかのデッチ上げ弾圧を画策しているのであろう。
われわれは、この不当な家宅捜索、身体捜索、不当な大量の押収を絶対許すことなく、この反革命弾圧に反撃し、必ず粉砕する。
安倍極右政府は、「安保法制関連法」を強行採決し、朝鮮反革命戦争に突撃しようとしている。そのためには、内戦勢力を根絶するしかない。路線転換を拒否し、「唯一の武闘派」として闘いぬくわが解放派に焦点を当て治安弾圧諸立法を強化しながら、解放派壊滅を狙っている。
「刑事訴訟法」等改悪案は、先の国会では時間切れとなり、先送りされたが、国家権力は虎視耽々と成立を狙っている。そして、「共謀罪」新設が狙われている。また、「テロ資金凍結法」も昨年強行採決され、いつ何時、国家権力の恣意的な判断で、適用が強行されるかもしれない事態に警鐘を乱打する。
こうした国家権力の反革命弾圧を跳ね返し、中東反革命戦争粉砕、朝鮮反革命戦争粉砕、安倍極右政府打倒、国家権力解体の実力闘争、武装闘争の前進をかちとるべく断固闘いぬく。
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