8月25日、午前8時30分から、「新捜査手法反対連絡会議」「共謀罪新設阻止! 国際共同署名運動」「破防法・組対法に反対する共同行動」「救援連絡センター」主催で、「刑事訴訟法」等改悪阻止の国会前行動が闘われた。
8月7日の衆院本会議での「刑事訴訟法」等改悪案の強行採決を弾劾し、8月17日から始まった参院での「刑事訴訟法」等改悪強行を阻止する闘いに起ち上がったのだ。
参院議員会館前で、「警察のやりたい放題を許すな」の横断幕を掲げ、座り込み、ビラまき、マイクでの情宣を開始する。国会議事堂駅、永田町駅での九時半までのビラまきをやりつつ、道行く労働者・市民に「盗聴法」拡大反対、「売り渡し」を推奨する「司法取引」反対、「冤罪」拡大反対を訴えた。
昼からは、昼休み集会だ。
最初に、川内原発再稼働に反対する仲間から、8月9日、10日、11日と3日間の鹿児島の川内原発再稼働阻止現地闘争の報告があり、集会が開始される。
シュプレヒコールが国会に向けて、叩きつけられる。「『刑事訴訟法』等の改悪を許さないぞ!」「『司法取引』の導入を許さないぞ!」「『盗聴法』の拡大を許さないぞ!」「『部分可視化』を許さないぞ!」「『冤罪』の拡大を許さないぞ!」「治安立法の強化を許さないぞ!」「衆院強行採決を糾弾するぞ!」「参院での廃案をかちとるぞ!」「『刑訴法』等の改悪を廃案に追い込むぞ!」「『安保法制』を許さないぞ!」「『戦争立法』を許さないぞ!」「われわれは闘うぞ!」。
「破防法・組対法に反対する共同行動」の事務局から現在の国会情勢の報告がなされる。「先週の金曜日、8月21日に、参院本会議で、『刑事訴訟法』等改悪案の趣旨説明が行なわれた。衆院が、自民・公明に加えて、民主・維新の妥協ともいえない『修正案』で、これで参院本会議での趣旨説明、どうなるのかと極めて危ぶんでいた。あっという間に採決されるかもしれない。当然の話だ。ところが、8月21日の参院本会議では民主、さらには維新の議員があたかも『修正協議』『修正合意』などがなかったかのように、『刑事訴訟法』等改悪案が極めて危険であるという論陣を張った」「今日は8月25日だ。残る国会開催期間は約1ヵ月。しかもその間、おそらく『戦争法』案の強行採決が入る。通常、参院の委員会は、衆院での審議時間の約七割といわれている。計算すると約40時間。1日、6時間、7時間としても、6日、7日間やらなければならないということは、常識のことだ。参院の議員たちは、そのプライドをかけてでも、徹底審議を求めるべきだと思う。加えて、この『法』案、衆院では、かなり論議をしてその危険性を暴いたが、その論議が何の『修正』にも反映されていない。私たちはその反映を求めるが、民主・維新が与党と妥協した『修正案』には、一切論議は反映されていない」「日本弁護士連合会の執行部が屈服し、新団体の起ち上がりが、遅いという状況があったが、ようやく、日本ペンクラブ、自由人権協会等が反対の声を上げ始めた。時間がたてばたつほど、反対の声が広がると思う。さらに衆議院通過に対して、各単位弁護士会が改めて反対の声を上げる動きも出てきているし、9月3日に、冤罪被害者と私たちがスクラムを組んで、院内集会あるいは国会アクションを呼びかけている」「この『法』案何としても廃案にもっていきたい」。
続いて、医療観察法広島ネットワーク、16年間国会の傍聴を続けている仲間、救援連絡センターが、それぞれ発言に起つ。
最後に、司会から、行動提起を受けたあと、シュプレヒコールを国会に叩きつけ、国会前行動を終えていった。
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