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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

8・18「暑気払い団結・交流会」を開催 〈沖縄・首里〉
(1156号8面)

 8月18日、沖縄・首里日雇労働組合は、「暑気払い団結・交流会」を開催した。8月14日開催の予定であったが、諸事情により、4日遅れての開催となった。

 沖縄経済の「好況」が宣伝されているにもかかわらず、首里の寄せ場は恒常的に仕事がない状況が続いている。現場直行で仕事にありつけている仲間もいるが、低賃金と劣悪な労働条件が寄せ場労働者に襲いかかっている。高収入を売り物に「福島第1原発事故」の除染作業に労働者を送り込む「人材派遣」の求人募集が浸透しつつある。厳しい状況だからこそ、何より労働者同士の団結と闘いが必要だ。名護新基地建設阻止の辺野古現地闘争は、ますます高揚し、その勢いは衰える気配は全くない。沖日労の仲間も現場にかけつけ闘いぬいている。

 沖日労は、首里の寄せ場や与儀公園、平和通りで野宿をする仲間に「交流会」への参加を呼びかけた。

 「交流会」に集まったのは、首里の寄せ場の仲間が中心だ。

 午後7時、仲間が司会に立ち、全国から寄せられた連帯メッセージが読み上げられる。「今年は『戦後70年』を迎えた日本がふたたび戦争国家になるかどうかの分かれ道にきているなかでの夏祭りになっています。共に夏祭りを成功させ、この8月〜9月の激闘の勝利をかちとりましょう」(東京・山日労)、「釜ヶ崎では、…今年は去年以上のすさまじいアブレ状況です。なんとしても国(厚生労働省)、地方行政に「公的就労事業」(失業対策)を力づくでやらせていかなければなりません。…俺たちの生活の場である釜ヶ崎の如何なる権利の侵害に対しても絶対に許さず団結して闘い、釜ヶ崎解体攻撃を粉砕していきます」(「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」)、「安倍政府のなりふりかまわぬ本格的戦争突撃と労働者殺しの攻撃は、…資本家どもの最後のあがきに他ならない。こうした資本家どもに引導を渡してやるのは、俺たち労働者階級の役目だ。失うものが何ひとつない俺たち寄せ場―日雇い労働者こそが闘わなければならない」(福日労)。仲間たちは、読み上げられるメッセージに真剣に耳を傾ける。

 つづいて、現地闘争に参加した仲間が辺野古の状況について説明し、「組合で現地闘争を取り組む際には強力して下さい」と呼びかける。仲間からは、「若者たちも起ち上がり始めている。自分たちも頑張りたい」「辺野古の闘いは引き続き頑張ろう」といった意見が寄せられた。組合運動をめぐって激論も交わされる。大切なのは、誠実さをもって互いに話し合っていくことだ。そうすることが労働者の団結をより強固にうちかためることになるのだ。沖日労のメンバーは、「仕事場は違っても寄せ場はみんな仲間だ。お互いに声を掛け合って協力していこう」「組合の活動がある時は、またみんなで協力して盛り上げていこう」と呼びかける。参加者は、そのことをしっかりと確認し、うなずいた。最後は、沖日労の仲間が、「これからもみんなで頑張っていこう」と提起し、「団結ガンバロー」で「交流会」を終えた。