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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・13安保粉砕・政府打倒を掲げ、御堂筋を戦闘的デモで席巻 〈大阪・靱公園〉 (1148号5面)

 大阪では、6・13闘争が北陸、関西、中・四国の内戦勢力の結集で、靱公園における集会と御堂筋デモとして闘いぬかれた。6月13日正午、青ヘル部隊が靱公園に結集し、6・15闘争実行委員会の呼びかけに応え決起した部落解放を闘う仲間が司会に起つ。シュプレヒコールが鳴り響く。はじめに、司会の仲間から本闘争に寄せられた連帯メッセージが読み上げられ、一つひとつのメッセージに大きな拍手が送られる。次に、武装闘争を最先頭で闘う革命軍からのアピールが読み上げられ、熱い拍手が巻き起こった。

続いて、連帯あいさつだ。

 はじめに、全国反戦の同志は、「一切の新左翼諸潮流がヘルメットを脱ぎ捨て、ズブズブの市民主義に没入している。実力闘争・武装闘争を堅持し闘うわが内戦勢力の闘いのさらなる拡大が、今日ほど問われている時はない。全国の内戦勢力が結集して闘われる本日の『安保粉砕・政府打倒全国統一行動』の爆発をかちとっていこう」「戦争へ向けた安倍極右政府の攻撃が容赦なくかけられている。日帝はかつて無い安保の格段的強化をはかり、朝鮮反革命戦争遂行へ一気になだれ込もうとしている。『安保法制関連法』成立阻止を闘いぬく」「反戦青年委員会の旗を全国に打ち立て、労働者・学生の巨万の結集で国家権力との実力攻防をくり広げ、安保粉砕・政府打倒へと攻め上る」「反革命革マルを解体・絶滅し、反共ファシストを先制的に撃滅する」「全国反戦は、8月6日、日帝の朝鮮反革命戦争突撃と核武装を許さず、8・6広島―8・9長崎反戦闘争を闘いぬく。ともに闘おう」と、熱く闘いを訴えた。

 次に、全学連中央執行委員会の同志がマイクを握り、「6・15闘争とは全学連にとって非常に重要な闘いだ。60年安保闘争の激闘のさなか、全学連戦士・樺美智子氏が権力によって虐殺された。それ以来、毎年この6・15闘争が全学連の先輩たちによって頑強に闘われてきた」「安倍極右政府が朝鮮反革命戦争とファシズムへと突撃する今、6・15闘争の重要性は先輩たちの時代とは比べ物にならないものとなっている」「学園を巡っては大学が学生に、資本にとってより都合のいい労働力になることを競わせるようになって久しいが、今年1月に東京大学はこれまで禁止してきた軍事研究を解禁した。学生は、資本に都合のいい労働力になることのみならず、戦争協力でも競わされようとしてる。今ほど学生が生き方を問われる時はない」「全学連は必ずや闘う学生を一人残らず組織しきり、プロレタリア世界革命の突破口をこの日帝足下からこじ開けるべく最先頭で闘う決意だ」「革命的反戦闘争を爆発させ、朝鮮反革命戦争へと突き進む安倍極右政府を打倒しよう」と訴えた。

 連帯あいさつの後は、6・15闘争実行委員会の呼びかけ団体である全国学生社会思想研究会連合の仲間からの基調提起だ。基調は、圧倒的拍手で確認された。

 基調提起の後、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」が決意を表明する。「6月になっても仕事がまったくない。センター周辺では100人ちかくの仲間がアオカン(野宿)している」「安倍は、金をばらまき『アベノミクス』を行なったが、俺たちにはまったく仕事がまわってこない。大企業・大金持ちが儲けているだけだ」「資本・行政によるアブレ(失業)地獄―野垂れ死に攻撃を絶対に許さず闘っていく。『仕事よこせ!』の闘いを強化し、かならずや仕事をかちとっていく」「大阪市長・橋下の『西成特区構想』は、釜ヶ崎の解体攻撃である。資本・行政による俺たちの生命や生活をないがしろにする全ての攻撃を、釜ヶ崎の仲間と団結して闘い粉砕する」「軍事費を増大させ、消費税の大増税、生活保護のしめつけ、労働者の使い捨てなどをおこない、朝鮮反革命戦争へと突撃する安倍極右政府を俺たちの闘いで打ち倒す」「国家権力の弾圧、反共ファシストの敵対を粉砕する。本日の6・13闘争を、全国の仲間の闘いとむすびつき闘う」。決意表明を全体の拍手で確認し、集会をシュプレヒコールで締めくくった。

 集会の後は、いよいよ御堂筋デモだ。炎天下の中、横断幕を先頭に、赤旗を林立させ、青ヘル部隊の戦闘的デモ隊が御堂筋に躍り出る。「安保粉砕!」「政府打倒!」のコールや笛の音を響かせ、土曜日の御堂筋を席巻する。時たま起きる強風は、横断幕を押し広げ、赤旗をひるがえす。多くの労働者人民の注目と共感を浴びながら、御堂筋を南下し、国家権力の弾圧や反共ファシストの敵対を粉砕し、終着点である元町中公園までのデモを貫徹した。