闘う人士・団体から連帯メッセージ、連帯あいさつ
6月14日、6・15闘争実行委員会は、首都・東京における集会・デモに決起した。 会場である渋谷・宮下公園の周辺では、警視庁公安刑事どもが大挙張りつき、弾圧の機会をうかがっている。そんななか、続々と内戦勢力が宮下公園に結集し、万全の防衛態勢を構築して集会準備を着々と進めていった。
正午、「『有事法制』に反対する宮城県実行委員会」の仲間が司会にたち、集会開始を宣言する。冒頭、集会参加者全体でシュプレヒコールをあげる。「日米安保を粉砕するぞ」「『安保法制関連法』成立を阻止するぞ」「中東反革命戦争を粉砕するぞ」「朝鮮反革命戦争を粉砕するぞ」「反革命翼賛国会を粉砕するぞ」「沖縄・名護新基地建設を阻止するぞ」「原発再稼働・新(増)設を阻止するぞ」「安倍極右政府を打倒するぞ」。
6・15闘争に寄せられた、全国で闘う諸人士・団体からの連帯メッセージを、司会が代読する。日本キリスト教改革派亘理教会牧師・林茂雄氏、部落解放運動家、在日朝鮮人活動家、元原発労働者 原発労働裁判原告・梅田隆亮氏、沖縄・反戦労働者、沖縄・首里日雇労働組合(いずれも別掲)からの連帯メッセージ、さらに革命軍からのアピール(別掲)に対し、参加者全体が拍手で応えた。
結集した団体からの連帯発言を受ける。全国反戦より、「安倍政府は、『安保法制関連法』制定によって、自衛隊を全世界に送りだそうとし、反革命戦争を遂行しようとしている。特に、朝鮮半島を戦場に想定しているのであり、朝鮮反革命戦争を粉砕しなければならない」「反革命翼賛国会を粉砕し、安倍政府打倒に向け闘おう。反革命弾圧を粉砕し、右翼ファシストを撃滅し、プロレタリア共産主義世界革命に進撃しよう」。全学連より、「60年安保闘争の当時と比較しても、安保粉砕闘争の重要性は当時とは比べ物にならないほどになっている」「安倍政府は、一挙に戦時体制を構築しようとしている」「革命的反戦闘争の先頭を切る闘いとして、今日の闘いをやりぬこう」「大学当局に戦争協力を競いあわせる、大学への圧力がより強まっている。学生一人一人の生き方が問われている。戦争動員に向かう流れを許してはならない」「闘う学生を、全学連の隊列に組織し、プロレタリア世界革命への道を切り拓く」。
全国学生社会思想研究会連合が基調を提起
全国学生社会思想研究会連合が、6・15闘争の基調を提起する。
まず、「1、はじめに―安保粉砕闘争を闘おう」として、「われわれは、樺さんをはじめとする先輩たちが命がけで切り拓いてきた60年安保闘争の地平と教訓を現代に引き継ぎ、6・15闘争を、内戦勢力の総決起で闘いぬいていかねばなりません」「今年四月には、『日米防衛協力のための指針(ガイドライン)』が改定され、これを裏打ちするとして、今国会で『安保法制関連法』の成立が強行されようとしています。われわれは、現代に生きる者の責務として、安保粉砕の闘いを、一層、強めていかねばなりません」「安保強化と戦争遂行に実力・武装で対決し、安倍政府打倒へと向かう強力な闘いを巻き起こしていきましょう」。そして、「2、中東反革命戦争、朝鮮反革命戦争を粉砕しよう」「3、『安保法制関連法』成立阻止、翼賛国会粉砕へ」「4、現地実力闘争の爆発で、名護新基地建設阻止へ」「原発の再稼働、新(増)設を阻止しよう」の項目ごとに、闘う基調を提起していく。特に、「翼賛国会粉砕」について、「『安保法制関連法』の制定と治安法制、労働法制の大改悪を許したら、そのすぐ後には改憲が待つだけです。翼賛化した議会は、安倍政府の暴走を追認するだけの機関と化しています。議会内の攻防に期待するものは何もありません」「労働者人民の実力・武装の闘いだけが、安倍政府による朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を打ち砕く力です。反革命諸『法』成立阻止、反革命国会粉砕の闘いに全力で起ち上がろう」と強調した。そして最後に「反革命革マルの敵対を粉砕し、『在特会』など右翼ファシストを撃滅し、日本階級闘争の荒々しい前進と飛躍を実現しよう」。
全国学生社会思想研究会連合の提起した基調は、参加者全体の拍手で確認された。
各団体が決意表明し、首都を席捲するデモへと進撃
その後、6・15闘争実行委員会に結集する各団体からの決意表明を受ける。
東京・山谷日雇労働組合は、「労働者に路上生活を押しつけ、戦争へと動員する政府と闘うために全世界の労働者と結びつくことが本当の解決への道だ」「安倍は、正真正銘の戦争屋だ。安倍が戦争政策を押しつけるのは、日本の労働者をなめているからだ。労働者の闘いを爆発させ、安倍政府打倒へ共に闘おう」。部落解放を闘う仲間は、闘う部落民・野田和美氏の連帯メッセージ(別掲)を読み上げた後、「狭山闘争は、予断を許さない状況にある。東京高裁は、裁判官交代に動き、第三次再審棄却を虎視眈々と狙っている。東京高裁、東京高検への糾弾を叩きつけ、狭山闘争の勝利へ進撃しよう」。「刑法改悪阻止関東活動者会議」の仲間は、「『障害者』が一五年戦争突入のなかで、『役にたたない存在』として虐殺された歴史をくり返してはならない。戦時『障害者』抹殺攻撃を粉砕しよう」「『心神喪失者等医療観察法』施行10ヵ年糾弾!
7・5国立精神・神経医療研究センター解体デモを闘おう。7・19報徳会宇都宮病院糾弾闘争を闘おう」。東部朝鮮史研究会は、「日・米・韓は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の目と鼻の先で軍事演習を強行し、朝鮮反革命戦争への準備を進めている。朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう」「激化する差別主義・排外主義煽動を粉砕し、反共右翼ファシストを撃滅しよう」「朴槿恵政権打倒に決起する韓国労働者人民と連帯し、日朝連帯闘争の前進をかちとろう」。反安保労研全国センターは、「安倍政府が戦争遂行への準備を進めるということは、労働運動を徹底的に弾圧するということだ」「安倍政府の労働法制改悪の根底は、労働者に権利を一切主張させないということだ。労働者に『奴隷の人生』を強制するということだ」「労働者が団結し職場生産点を支配すれば、安倍政府なぞ一日も持たない。団結し闘うことが勝利の道だ」。
全ての決意表明を全体の拍手で確認した仲間たちは、司会からの閉会あいさつの後、全体で再度シュプレヒコールをあげ、首都中枢へのデモに移っていく。
渋谷駅前を通過して進撃するデモ隊には、沿道の労働者人民が注目し、手を振って共感を示した。内戦勢力のデモ隊は、神宮通公園までの戦闘的なデモを、一切の弾圧を許さずに貫徹した。最後に、全国学生社思研連合の仲間が集約提起に起ち、反革命翼賛国会粉砕! 安倍極右政府打倒! の今夏の激闘への決起を訴えて、この日の闘争を締めくくった。
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