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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

革労協中央政治集会に寄せられたアピール(1134号6面)

闘う部落民 野田和美氏

 「集団的自衛権行使」に突進する安倍極右政府は、中東反革命戦争への参画強化、朝鮮反革命戦争突撃を加速しています。そんな戦時下において、右翼ファシストを尖兵とする極悪な差別主義・排外主義煽動が、満展開されています。部落解放運動総体も、大きな試練を迎えています。安倍極右政府が部落解放運動のファシズム融和運動への転換攻撃を推し進め、戦争動員攻撃を加速させてくるのは必至であり、戦前水平社の敗北をいかに総括し、戦時体制形成といかに対決すべきかが、大きく問われています。

 狭山第3次再審闘争がいよいよ大詰めの局面です。今年1月22日、東京高検は証拠リストを開示しました。「3者協議」は21回を数えました。しかし東京高検は、狭山弁護団が要求する物的証拠の開示には未だに応じていません。事実調べや証拠開示命令を一切行なわない東京高裁・河合がいつ、東京高検の意に沿って「3者協議」をうちきり、再審請求棄却を狙うのか、予断を許さない状況です。不退転で闘う決意を明らかにする無実の部落民=石川一雄氏の血叫びに応え、部落解放同盟内社民・こえ派の制動を踏みしだき、階級的共同闘争と大衆的実力闘争・武装闘争で闘いぬこう。〈差別裁判糾弾、階級裁判粉砕、国家権力糾弾・打倒〉の旗幟を鮮明に、東京高裁による第3次再審棄却を阻止し、狭山闘争の勝利へ進撃しよう。

 部落差別をはじめ、あらゆる差別が拡大・再生産され、差別襲撃事件が度々引き起こされています。新たな戦争の時代において、あらゆる差別と闘う団結を求める目的意識をもった運動を、われわれが先頭で作り出さねばなりません。何より、差別糾弾闘争の復権を成し切ろうではありませんか。そして、極悪な差別煽動者である、「在特会」をはじめとする右翼ファシストとの撃滅戦に勝ちきらねばなりません。

 朝鮮反革命戦争とファシズムをうち砕く革命的反戦闘争を共に闘いぬきます。そして、革命的部落解放運動の飛躍・前進を切り拓き、部落解放の〝佳き日〟をたぐり寄せる決意を、ここに明らかにします。




革命軍アピール

 革労協政治集会に結集された同志・友人諸君に、日帝の組織壊滅型治安弾圧との死闘的攻防下、革命軍から2015年の階級攻防を共に闘うアピールを送ります。

 米帝は、「イスラム国」に対する空爆のみならず地上軍投入に踏み込まんとし中東情勢は「泥沼的内戦化」の様相を呈している。そもそも中東情勢の内戦化をひき起こした根本原因は、米帝と帝国主義が「対テロ戦争」の名目で対アフガニスタン反革命戦争、対イラク反革命戦争に突撃したことにある。

 日・米・韓は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対して「経済制裁」と切れ目のない軍事演習で包囲を強め、韓国軍の挑発的軍事攻撃をもって朝鮮反革命戦争に突入する体制を整えている。

 安倍は、中東訪問中に「有志連合」への参加国として「イスラム国壊滅」のために2億ドルの支援を表明した。これへの報復として「日本人人質」が処刑されたことを政治利用し、治安弾圧体制の抜本的強化と「対テロ戦争」に参戦する体制づくりに踏み込んでいる。「国家」ではない「イスラム国」などからの「同盟国」への攻撃であっても、「集団的自衛権行使」を容認できるという政府「解釈」をうち出し、米軍と共に自衛隊が「対テロ戦争」に参戦する突破口にせんとしているのだ。米帝のアジア重視の世界戦略と連動した日米安保の攻守同盟化―アジアと世界に展開するための再編として「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」の再改定を4月の「日米安全保障協議委員会(2プラス2)」―5月の安倍訪米による日米首脳反革命会談で決着づけようとしている。

 革命軍は、日米安保粉砕を高く掲げ、自衛隊の朝鮮反革命戦争参戦と安倍政府の戦時国家体制形成攻撃を本格的権力闘争への飛躍で爆砕する。10・20迫撃弾戦闘の地平を拡大し、反革命戦争の出撃基地としての名護新基地建設を絶対に阻止する。原発建設―再稼働を阻止し、「核燃サイクル」を粉砕し、日帝の核武装を阻止する。闘うべき情勢に決然と決起して革命的情勢を切り拓くのが革命軍の作風である。

 憎むべき2・11反革命―同志中原虐殺から38ヵ年、革命軍は時をこえて反革命革マルに対する怒りを解き放ち、反革命残存中枢―「特行」どもを革命的テロルで完全打倒する。すべての革マル分子を2・11報復戦の猛攻でせん滅し黒田革マルとJR総連・松崎革マルを解体・絶滅する。黒田革マルは、JR総連が離反・分裂している現実をふまえつつJR総連松崎革マルに「秋波」を送り続けている。一方、離反・分裂を主導したJR総連・松崎革マルは、「党と労働組合の指導関係」を切断して非黒田革マル化をすすめ、資本の合理化推進の先兵としてJR総連支配に利害をもつ反革命政治集団と化している。今こそ、黒田革マルとJR総連・松崎革マルが、「反ファシズム統一戦線」でブルジョア社会防衛―反革命組織の防衛で身を寄せ合わんとすることを2・11報復決戦の猛攻で粉砕せよ。

 安倍極右政府は、「戦争をする国」づくりと一対でファシズム的再編攻撃を強め、極右勢力「日本会議」の議会・統治機構への浸透とともに、「在特会」などファシストを使嗾した差別主義・排外主義煽動と反革命襲撃を拡大させている。銃爆レベルのファシストせん滅戦、大衆的武闘によるファシストせん滅戦が勝利のカギである。革命軍は、桧町公園爆殺未遂攻撃に完全報復し「一水会」を統合軸とする天皇主義右翼ファシストとの銃爆レベルのせん滅戦に決起し勝利する。

 解放派分裂から15年、「社会党」(旧ハザマ私兵グループ)は脱落・転向集団の末期的惨状を曝け出している。「社会党」は、「機関誌」の2015年新年号で、「(組織内差別事件から8年経っても)自己批判を被差別当該と打撃を与えた仲間たちに明らかにすることができていない」(総務委員会)と組織的自己批判を放棄している現状を吐露した。内部糾弾闘争路線の組織的格闘地平を清算したがゆえに「組織内差別事件」を自己批判する端緒にもつけず、「指導部の責任」を回避せんがために「一人ひとりの生涯をかけた課題として自己批判」(総務委員会)で幕引きを図っている。また「社会党」は、「JR総連革マルの革マル中央からの分裂」と分析した事実を隠し続け、「黒田イデオロギー」と革マルに投降し、「一つの革マル」で中枢対立も組織分裂もない強大な革マルを描いて対革マル革命的党派闘争から完全逃亡するに到った。日本階級闘争の全攻防現場から逃亡し、組織的破産の末に革命的同志たちを「名指し」し、権力への売り渡しと絶望的反革命テロルで延命を図ろうと蠢く「社会党」の私兵=反革命テロリストどもを総せん滅し解体・絶滅する。

 同志・友人諸君! 再び迫りくる「戦争とファシズム」の時代に、「敗戦後70年」を決戦的メルクとして、革命的建軍武装闘争路線を堅持し非合法地下最前線で闘い続ける革命軍に結集し共に内戦情勢を切り拓かん!

2015年2月22日

   革 命 軍