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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

2・11東京・日本原・沖縄で「建国記念の日」粉砕を闘う

「建国記念の日」粉砕―日本原現地闘争を闘う〈日本原〉

(1132号6面)

実行委員会が基調提起

 2月11日、反戦・全学連の部隊は、「建国記念の日」粉砕―日本原闘争に決起した。

 午前10時、「『建国記念の日』粉砕!」「右翼ファシストの奉祝を粉砕して闘うぞ!」とシュプレヒコールをとどろかせて集会が開始される。

 まずは、全国寄せ場交流会の連帯あいさつだ。

 「本日の闘いを共に闘いぬく。右翼ファシストの敵対を粉砕し、天皇主義右翼ファシストを撃滅しよう。反戦・反失業・政府打倒の寄せ場春闘の大爆発をかちとる。大阪市長・橋本の『西成特区構想』による寄せ場潰しを労働者の団結で必ずや粉砕する。最後まで共に闘おう」。

 次に、集会に寄せられた連帯メッセージが読み上げられる。
 天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会からは、「われわれも沖縄の地で2・11闘争に決起し、醜悪な反共・排外主義を粉砕し安倍政府打倒を闘う。辺野古で闘う仲間たちは、警察や海上保安庁と対峙し、そのすさまじい暴力をはね返し奮闘しています。われわれ青年実も弾圧を恐れず現場に結集し、必ずや名護新基地建設阻止をかちとる決意です」。

 連帯メッセージが満場の拍手で確認される。
 続いて、実行委員会からの基調提起だ。
 「東京、沖縄の闘いと連帯し、日本原の地で、『建国記念の日』粉砕闘争を断固闘いぬこう。ここ日本原の地においても、右翼ファシストが『建国記念の日奉祝』『基地反対運動撲滅』を叫んで密集し、闘いへの白色テロ襲撃を画策している。安倍極右政府の下で活性化する天皇主義右翼ファシストどもの敵対を許さず、本日の闘争を断固として闘いぬこう。1969年、奈義町議会は『帝国憲法復元決議』なるものをぶち上げ、自衛隊基地の強化推進と基地反対闘争への敵対を宣言した。これに対して、1970年以降、『建国記念の日』粉砕、日本原基地解体をかかげ2・11現地闘争が、地元反対派農民を先頭に闘いぬかれてきた。日本原での1970年榴弾砲実射実力阻止闘争や、1976年5・16戦闘を頂点とする自衛隊との実力攻防は、演習場の全面使用を阻止してきた。労働者人民殺戮訓練を許さず、演習場全面使用攻撃と対決し、日本原基地解体、帝国主義軍隊解体をかちとろう。自衛官の反戦決起、隊内反乱を大胆に組織しよう」「安倍極右政府は、『イスラム国』による『邦人人質事件』を口実に、『テロ撲滅』を大合唱しながら戦時体制の形成に猛然と突撃している。今国会中に『集団的自衛権行使』関連法案の提出、5月には『日米防衛協力のための指針(ガイドライン)』改定を狙っている」「首相・安倍は、アジア侵略の『A級戦犯』を祀る靖国神社への首相としての公式参拝について『宗教目的でなければ合憲』と正当化している。天皇アキヒトは3月11日に東北・関東大震災の『追悼式』への出席と、4月には南太平洋のパラオ訪問を狙っている。われわれのとるべき態度は一つだ。闘うアジア―全世界労働者人民と連帯して、天皇制の強化と徹底対決しよう。『日の丸』『君が代』強制―処分攻撃を打ち砕こう。天皇・天皇制打倒に向け闘おう。『一水会』や『統一戦線義勇軍』、『国際勝共連合』などファシストどもと闘ってきた革命的学生運動の地平、国粋会金町一家による佐藤氏、山岡氏虐殺を許さず、金町一家解体戦を堅持してきた寄せ場労働者の闘い、そして、1986年檜町公園爆殺未遂テロと対決してきた革命派の闘いを飛躍させ、先制的・攻勢的な対ファシスト戦を闘いぬこう」。

日本原基地へ戦闘的デモ

 基調提起に続いて決意表明だ。
 革命的「障害者」解放戦線からは、「天皇制の強化、改憲攻撃と対決し闘う。われわれは昨年12月、全国『障害者』解放運動共闘会議の第2回大会の成功をかちとった。全国で闘う仲間と共に、『障害者』解放運動の前進を実現する」。

 中四国地域連合労働組合は、「安倍が通常国会で出そうとしている『労働者派遣法』改悪案や、『労働基準法』改悪案の成立を必ず阻止しなければならない。『連合』の帝国主義労働運動を突破する労働運動を推進していく。かつて『国家総動員法』の下で労働者が『天皇のため』『お国のため』として奴隷のように従わされ、朝鮮・中国労働者人民を殺す側にまわってしまった。この歴史を繰り返してはならない」。

 全学連中四国ブロックは、「『建国記念の日』粉砕を最先頭で闘いぬく。朝鮮反革命戦争突撃を粉砕し、安倍極右政府打倒へと進撃する。〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を創出すべく、東北大、徳島大の全国拠点化を推し進める。本年の新歓闘争を断固戦取し、戦闘的学生を一人残らず、わが戦列に組織しぬき、革命的学生運動の大奔流を作り上げていく」。

 広島県反戦は、「革命的反戦闘争の爆発で、日本原基地を解体しよう。改憲―核武装へと一気に突き進む安倍極右政府を打倒しよう。活性化する右翼ファシストを撃滅する。全世界労働者人民の武装決起と連帯し、革命的反戦闘争の飛躍を最先頭で闘いぬく。同志中原虐殺報復38ヵ年決戦の爆発で、反革命革マルを解体・絶滅する」。

 決意表明を圧倒的な拍手で確認し、集会を終えた部隊は、戦闘的デモに打って出る。「『建国記念の日』粉砕!」「日本原基地解体!」シュプレヒコールを響かせながら日本原基地に向けて進撃する。

 日本原基地ゲート前に到着した部隊は、「日本原基地解体!」「自衛隊解体!」と怒りのシュプレヒコールを日本原基地に叩きつけた。天皇主義右翼ファシストの敵対や権力の弾圧を寄せ付けず、戦闘的デモを貫徹した。

 「建国記念の日」は、労働者人民に天皇と国家への忠誠を強制し、朝鮮反革命戦争に動員するものだ。天皇・天皇制を打倒し、反革命国民統合攻撃を粉砕しよう。安倍極右政府は、今国会で「集団的自衛権行使」関連法提出と、「ガイドライン」改定を強行しようとしている。この後に、九条破棄―「国防軍」創設、天皇元首化を軸とした改憲に手がかけられようとしている。国会はもはや翼賛国会と化し、安倍極右政府の戦争遂行をただ承認する場となっている。このまま安倍極右政府の横暴を許してしまえば、朝鮮反革命戦争とファシズムによる暗黒の時代が待つだけだ。今こそ日帝足下労働者階級の責務として、朝鮮反革命戦争に突き進む安倍極右政府を打倒していかねばならない。反革命国会を粉砕し、「集団的自衛権行使」関連法成立と「ガイドライン」改定を阻止しよう。改憲攻撃粉砕を全力で闘おう。「共謀罪」など、あらゆる反体制運動をつぶすための治安弾圧法の成立を阻止しよう。改憲―核武装を阻止しよう。沖縄名護新基地建設阻止、原発の再稼働と新(増)設阻止、すべての原発の廃止をかちとろう。ファシストを先制的に撃滅しよう。革命的反戦闘争の爆発をかちとり、安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体へと進撃しよう!