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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

全国の同志の2015年の闘いへの決意[東京、東北]
(1128号10面)

本格的権力闘争の最前線へ 共産主義労働者党の確立を

革労協東京都委員会

 2015年の年頭にあたり、革労協東京都委員会から決意を明らかにする。

 革労協東京都委員会は、2014年の階級闘争を全力で闘い抜いた。われわれは、首都圏での様々な闘いに連続して決起してきた。

 1月26日、在沖米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習粉砕の北富士現地闘争、2月4日、自衛隊ソマリア沖派兵粉砕・第15次P―3C哨戒機出撃阻止の情宣決起。2月11日、天皇主義右翼ファシストの首都制圧を許さず、「建国記念の日」粉砕闘争に決起し、2月23日には、革労協中央政治集会を首都・東京でかちとった。4月24日、米大統領・オバマ来日―日米首脳会談粉砕に決起、5月12日、「国民投票法」改悪阻止の情宣決起、6月3日、陸上自衛隊施設部隊「国連平和維持活動」(PKO)―南スーダン第6次派兵阻止の情宣決起、6月9日、自衛隊ソマリア沖派兵粉砕・第16次P―3C哨戒機出撃阻止の情宣決起、6月12日、「国民投票法」改悪阻止の対国会闘争。8月24日、第37回全国反戦集会は、東京の会場でかちとられた。8月30日、「東京都・杉並区合同総合防災訓練」粉砕闘争、10月1日、自衛隊ソマリア沖派兵粉砕・第17次P―3C哨戒機出撃阻止の情宣決起、10月5日、東京・新大久保で「在日特権を許さない市民の会(在特会)」に対する闘いとして闘い抜かれた「許すな! 差別・排外主義 ACTION」、11月4日、在沖米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習粉砕の北富士現地闘争、12月3日、陸自施設部隊PKO―南スーダン第7次派兵阻止の情宣決起を闘い抜いた。そして、「共謀罪」新設をはじめとする治安弾圧諸立法攻撃と闘い、全国寄せ場交流会、全国学生社会思想研究会連合の呼びかけに応えて、6月15日、安保粉砕・政府打倒全国統一行動、10月19日、反帝―国際連帯全国統一行動を2014年の頂点的闘いとして首都・東京においても闘い抜いた。

 狭山―部落解放闘争、「障害者」解放闘争、沖縄人民解放闘争、日朝連帯闘争の革命的前進をかちとるべく奮闘した。

 日本労働運動の歴史的な戦闘的拠点、山谷で、越年・越冬闘争、寄せ場春闘、五・一メーデー、「山谷夏祭り」を闘い抜き、天皇主義右翼ファシスト・金町一家と対決しながら、寄せ場労働運動の前進をかちとるべく奮闘してきた。また、多くの争議との共闘を拡大し、「日の丸」「君が代」不当処分粉砕の闘いに起ち上がる教育労働者と連帯し、闘い抜いた。3月16日には、全国労働組合運動交流会(全労交)の春闘勝利総決起集会に結集し闘い抜いた。11月24日、東京・山谷日雇労働組合第16回定期大会、11月27日、東京都地域連合労働組合第13回定期大会の成功をかちとった。12月7日の反安保全国労働者研究交流集会は、東京の会場でかちとられた。

 〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出をかちとるべく、明治大学、駒澤大学で新歓闘争、大学祭闘争に決起し奮闘した。 世界大恐慌爆発情勢が深化する中、帝国主義は、体制攪乱要因と革命勢力を根絶すべく、国際反革命戦争を拡大・激化し続けている。米帝―帝国主義は、「『イスラム国』壊滅」を叫び、新たな中東反革命戦争に突入しており、日・米・韓は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する戦争挑発を繰り返しながら朝鮮反革命戦争突入の機をうかがっている。 朝鮮反革命戦争に向けて突出する日帝は、一挙的な戦時国家体制形成に入っている。12月の衆院選挙で「圧勝」した安倍極右政府は、「翼賛国会」で、「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」改定で既成事実を造った上での十数本にも及ぶ「集団的自衛権行使」関連諸立法の強行、「共謀罪」新設をはじめとする治安弾圧諸立法、労働法制の大改悪に突進しようとしている。核武装のための原発再稼働に突き進んでいる。朝鮮反革命戦争への出撃拠点強化のため沖縄・名護新基地建設に突き進んでいる。こんな安倍極右政府の暴走を許すわけにはいかない。

 中東、韓国、ヨーロッパ―全世界労働者人民と連帯し、安倍極右政府打倒の闘いを闘い抜いていかねばならない。革命的反戦闘争の爆発をかちとり、中東反革命戦争粉砕、朝鮮反革命戦争粉砕の最先頭で闘う。朝鮮反革命戦争突入時は、まさに日本階級闘争の決戦の時である。権力闘争の本格的飛躍をかちとり、蜂起の組織陣形を早急に打ち固めていかねばならない。対日帝武装闘争の最先頭で闘う。山谷―寄せ場労働運動の更なる前進をかちとる。地域連合労動組合運動を前進させ、多くの争議との共闘を拡大しともに闘う。「日の丸」「君が代」不当処分粉砕を闘う教育労働者と連帯しともに闘う。そして、革命的労働運動の一大奔流を創出する闘いを闘いとる。〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の前進をかちとり、明治大学、駒澤大学学生運動の再確立をかちとる。

 安倍極右政府の登場以降、ますます、反北朝鮮・反中国―反共・排外主義が激化している。跳梁する右翼ファシストを撃滅し、闘い抜く。

 革労協東京都委員会は、日帝政治警察の組織壊滅型反革命弾圧を粉砕し、非合法の共産主義労働者党建設の最先頭で闘うことを決意する。



大間原発建設を絶対阻止せよ 東北大学の全国拠点化をかちとれ

革労協東北地方委員会

 2015年年頭にあたり、革労協東北地方委員会より闘う決意を明らかにする。

 東北・関東大震災、東京電力・「福島第一原発事故」から3年10ヵ月が経過した。安倍極右政府は、「復興のスピードを加速させる」と言いながら、労働者人民13万人はいまだに避難生活を余儀なくされている。復興・災害対策の名目で公共工事予算を増やしたものの、被災3県では急増する建設需要の結果、資材高騰・労働力不足が深刻となって「入札不調」が相次いで発生、復旧工事・住宅建設の足かせとなっている。また、福島第一原発では増え続ける放射能汚染水への対策は進まず、「廃炉」の入り口にすらたどりついていない。福島第一原発の現場では安全対策を無視した作業で労災事故も多発している。放射線基準値を超える労働者たちは電力資本によって無情にも切り捨てられ使い捨てにされている。

 しかしながら、安倍極右政府と大ブルジョアジーは九州電力・川内原発を皮切りに原発再稼働に突撃している。

 宮城県地域連合労働組合は東北・関東大震災直後の被災労働者人民支援活動に取り組んできた地平を踏まえつつ、組合活動を展開してきた。

 また革命的学生運動は、東北大学での四月新歓闘争に取り組み、その成果をうち固めるべく6月28日に川内キャンパスで、「反原発講演会」を開催した。また、秋期の大学祭闘争として12月1日に再度「反原発講演会」を開催し、全国学生社会思想研究会連合が「反核闘争の現状と課題」を報告した。秋期の展開では川内キャンパスからさらに仙台市繁華街での情宣活動にも打って出て、他大学生、予備校生、青年労働者らにも訴え「12・1講演会」への結集を呼びかけた。

 「有事『法制』に反対する宮城県実行委員会」を先頭に3月25日、8月2日、12月10日と大間原発建設阻止現地闘争をやり抜いた。

 反軍・反基地闘争としては、6月5日に在沖米海兵隊の実弾砲撃―「本土」移転演習阻止王城寺原現地闘争、8月28日、北海道・旭川で在沖米海兵隊の矢臼別での在沖米海兵隊の実弾砲撃―「本土」移転演習粉砕決起を闘い、9月1日、宮城県亘理町で「防災訓練」=自衛隊治安出動訓練粉砕闘争を闘った。

 2015年、革労協東北地方委員会は、2014年の地平をさらに大きく押し広げ、時代の要請に応えうる階級闘争の飛躍・前進を切り拓く決意である。

 何よりも、「世界初のフルMOX炉」である大間原発建設を阻止し、日帝の「核燃料サイクル」計画を粉砕する。電源開発(Jパワー)は12月16日、大間原発運転開始の前提となる新規制基準の適合性審査を「原子力規制委員会」に申請した。申請に先立って、Jパワーが青森県知事、大間町長などに示した工程の見通しでは、「運転開始時期が2021年度ごろになる」としている。日本原燃は、六ヶ所・再処理工場の新規制基準の適合性審査を昨年1月7日に「規制委」に申請したが、「規制委」から申請書の不備を指摘され、補正申請が迫られている。また敷地周辺の断層や地震対策などの本格的な審査も残されたままで「規制委」による審査の長期化は必至だ。そのため、これまで2014年10月としていた完成時期を2016年3月へと、1年半の先送りを発表した。完成延期は、時期未定としたケースを含めてこれで22回目となる。東北・関東大震災の直撃を受けた女川原発では、再稼働を狙って東北電力が2号機の適合性審査を2013年12月27日に申請している。この2号機をめぐっては、「震災後の機器の健全性」を確認するため、東北電力が検査を実施し、その結果書を「原子力規制庁」に提出。2014年9月から「規制庁」がその点検結果の保安検査を行なっていた。ところが2号機の「規制庁」による保安検査の結果、記録の管理について、15件の不備があったことが明らかになった。なんと東北電力は点検項目の中で存在しない部品に検査をしたとチェックをしていたり、点検結果が「否」となっているにもかかわらず、次の検査項目に進んでいるのだ。これにより東北電力のいい加減な点検の実態がいっそうハッキリした。このように電力資本はまともに点検すらできないにもかかわらず、厚顔無恥にも安倍極右政府の「原発推進」の追い風に乗って、東北地方における原発再稼働・新(増)設に突き進もうとしている。大震災と「原発事故」で未曾有の破局を経験した東北の労働者人民の原発への怒りを革命的反戦闘争の闘いの舞台へと押し上げていかなければならない。

 〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出を果たし、東北大学の全国拠点化を成し遂げていく。東北大は、解放派の歴史的拠点である。東北大当局の革命的学生運動破壊攻撃と対決して、新歓闘争、大学祭闘争を闘い、革命的学生を余すところなく革命的学生運動の隊列に組織化する。

 「アベノミクスの成果を地方経済に」などとする日帝ブルジョアジーの空語なぞは、東北ではまったく鳴り響くことはない。なぜなら、「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP)参加、消費税増税などで労働者人民の被災生活は極限にまで達しているからだ。震災解雇から長期失業に苦しめられ、また「非正規雇用」で不安定な就労を余儀なくされている労働者を今こそ革命的労働運動の担い手とするべく、組織化を進めなければならない。全国労働組合運動交流会の飛躍をともに担い抜くべく宮城県地域連合労働組合の飛躍・前進を切り拓く。

 全国「障害者」解放共闘会議第2回大会の成功をうけとめ、全障連東北ブロックでの活動の教訓を汲みつつ、東北地方における「障害者」解放運動の飛躍・前進に結び付けていく。

 東北地方委員会は、安倍極右政府による本格的な改憲攻撃と朝鮮反革命戦争突撃を打ち砕き、プロレタリア共産主義革命に真一文字に進撃する。