全国寄せ場交流会
全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!
1984年12月22日に山谷労働者と共に闘っていた映画監督・佐藤満夫さんが国粋会金町一家によって虐殺されて30ヵ年、1986年1月13日に山谷争議団の代表的人格であった山岡強一さんが虐殺されて29ヵ年をむかえる。
1月11日、山谷・玉姫公園で行なわれる「佐藤さん虐殺30ヵ年 山岡さん虐殺29ヵ年弾劾! 金町一家解体! 日雇い労働者全国総決起集会」と山谷デモへの総結集を訴える。
1983年11月、国粋会金町一家の西戸組が右翼政治結社「皇誠会」を名乗り、日雇い労働者の町・山谷の泪橋に登場した。戦闘服にナチス棒、催涙スプレーで武装し、「山谷争議団を解体する」「地域の環境を浄化する」と宣言し、山谷争議団を襲撃した。これに対して山谷労働者は、金町一家とつるんだ浅草警察―山谷マンモス交番による何十人もの逮捕―弾圧を受けながらも体を張って攻勢的に闘い抜き、金町一家の街宣車を炎上させ、「皇誠会」の事務所を撤退させるまでに勝利的に闘いぬいていた。
敗勢に立たされた金町一家は、西戸組・筒井栄一に佐藤さんを刺殺させ、金竜組・保科勉に山岡さんを射殺させた。2人の虐殺に対して山谷労働者は、暴動に起ち上がり、報復と金町一家解体まで闘うことを誓い、宣言した。
以来、「日雇全協」や山谷争議団が金町一家解体戦を放棄する中で、東京・山谷日雇労働組合は「天皇主義右翼ファシストの寄せ場支配を許すな! ファシストとの攻防に勝利しなければ労働者の勝利はない!
」「やられたらやりかえせ!」と山谷労働者に呼びかけ、毎週金曜日の朝行動や2・11「建国記念の日」粉砕の山谷朝行動を貫徹してきた。 仲間を虐殺され、相手に報復し、相手を解体してしまうこともできないような組織や運動には、決して未来はない。
全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!
1月11日、全国で越年・越冬闘争を闘い抜いた力で東京・山谷に結集し、天皇主義右翼ファシスト・国粋会金町一家を解体する決意をあらためて打ち固め、玉姫公園での総決起集会と戦闘的な山谷デモを闘おう。
首相・安倍の「アベノミクス総選挙」に対する労働者人民の絶望と白けムードを逆手にとって、自・公は衆院で「安定的多数」を確保した。しかしこのことは安倍の「経済成長戦略」の「成功」を意味するものでは決してない。
「金融緩和」による「円安」・「株高」で、日帝ブルジョアジーは空前の利益を上げてきたが、物価高で冷え込んだ国内消費の後退で、今後の景気見通しに対する不安が大企業・製造業でも広がっている。実質経済成長率の低下と膨大な財政赤字を抱える日帝への信用危機がいまや世界大恐慌の引き金となりかねない。世界大恐慌の爆発を恐れる帝国主義は、その前にとばかりに、革命勢力の解体と帝国主義の世界支配にとって〝撹乱要因〟となる勢力の解体を狙って国際反革命戦争をますます拡大・激化させている。
安倍極右政府は、「集団的自衛権行使」容認で自衛隊と労働者人民を国際反革命戦争へと動員していく戦時体制の一挙的な形成に突き進もうとしている。また、「労働規制緩和」を掲げて「労働者派遣法」改悪、「残業代ゼロ」を狙った「労働基準法」改悪を準備している。「成長戦略」の名の下に労働者人民の血の一滴まで絞り取り、大資本が延命するために「九割非正規化」と「タダ働き」を強制しようというのだ。
こうした中で、右翼ファシストどもが勢いづいている。「在日特権を許さない市民の会(在特会)」は、反朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、反中国―反共・排外主義を満開にし、「ヘイト・スピーチ」を吐き散らしながら、虐殺を煽動するデモや襲撃などを繰り返している。おれたちの仲間である佐藤さん・山岡さんらの命が右翼ファシストによって奪われたが、その痛苦な敗北を再び繰り返してはならない。山谷―全国の寄せ場は、天皇主義右翼、ヤクザの暴力に反撃し、労働者の闘いと団結を実力で防衛してきた拠点だ。山谷―全国の寄せ場からうってで、ファシズムへの突進を許さず、右翼ファシストを撃滅していこう。
大阪・釜ヶ崎では、「維新」の市長・橋下による「西成特区構想」が強行されようとしている。この攻撃は、「あいりんセンター縮小・移転」計画を軸とした監視カメラ増設と一体となった「浄化運動」=寄せ場つぶしと日雇い労働運動つぶしに他ならない。橋下の寄せ場労働運動解体攻撃を粉砕していこう。
1・11日雇い労働者全国総決起集会を闘い、改憲―核武装へと突き進む安倍極右政府を打ち倒していこう。2015年の激闘へと進撃していこう。
日時 1月11日(日) 午前10時~
場所 山谷・玉姫公園(台東区清川2-13)
主催 全国寄せ場交流会
呼びかけ 東京・山谷日雇労働組合
東京都台東区東浅草2-1-6(連絡先 03-3876-8040)
※終了後デモを行ないます。
〈編集部責任転載〉
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