靱公園で決起集会
10月18日正午、北陸、関西、四国の内戦勢力が靱公園に結集する。10・21闘争実行委員会の呼びかけ団体である全国社会思想研究会連合の仲間の司会で集会が開始された。「中東反革命戦争粉砕!」「朝鮮反革命戦争粉砕!」「原発再稼働を阻止するぞ!」「名護新基地建設阻止!」「反革命国会粉砕!」「改憲―核武装阻止!」「反帝―国際連帯全国統一行動を闘うぞ!」とシュプレヒコールが鳴り響き、闘う仲間の士気は高い。司会の仲間は、本闘争に寄せられた連帯メッセージを読み上げる。「よし!」「そうだ!」の声と大きな拍手が送られる。
続いて、集会に結集した仲間からの連帯あいさつだ。
全学連中四国ブロックの同志は、「米帝―帝国主義は凶暴な牙をむき出しにし、イラク、シリアの労働者を空爆で虐殺している。『イスラム国』の掃討を言うが、それを生み出したのは米帝自身だ」「日・米2ヵ国で世界の国内総生産(GDP)の29パーセント占めるいびつな世界秩序を守るために、労働者人民を血の海に沈めようとしている。イラク・シリアに対する中東反革命戦争とはそういうことだ」「イスラム原理主義的集約を突破した労働者階級の闘いで共産主義革命を実現することこそ真の解放の闘いだ」「日帝・安倍は日本版海兵隊の新設を狙っている。朝鮮反革命戦争に向けた最後の突撃を開始しているのだ」「『積極的平和主義』を唱え、『集団的自衛権関連法』制定へ向かっている。日・米軍が一体となって全世界へ出撃しようとしているのだ」「安倍極右政府を打倒することは日帝足下労働者人民の無条件の責務だ。全学連は『戦時下の新たな革命的学生運動』を展開し、徳島大学、東北大学の全国拠点化を推し進める。全国学園で大学祭闘争をやり抜き、闘う学生を1人残らず我が隊列に組織しぬく。もって、革命的学生運動の一大本流を作り上げる決意だ」。
反戦青年委員会の同志は、「本日の闘争を、九州、沖縄、東京の闘いと連帯し、最後まで戦闘的に闘おう」「われわれの責務は明らかだ。『集団的自衛権』で朝鮮反革命戦争に突撃する安倍政府の野望を打ち砕くことだ」「沖縄労働者人民の名護新基地建設阻止の実力決起とガッチリと結びついて、全国で反軍反基地闘争の大爆発を切り開こう」「戦争遂行のために、全国でオスプレイの飛行訓練常態化が狙われている。これを許さず、現地実力闘争で闘いぬこう」「原発再稼働を阻止し、日帝の核武装を粉砕しよう」「反革命臨時国会を粉砕しよう」。
共に闘う仲間からの連帯の挨拶に対し集会参加者から大きな拍手が送られた。
連帯あいさつに続き、大阪で「障害者」解放運動を闘う仲間からの基調提起だ。
反帝―国際連帯全国統一行動の第1の課題として、中東反革命戦争を粉砕すること、第2の課題として、朝鮮反革命戦争への突撃を粉砕する闘いに決起すること、第3の課題として、全国原発の再稼働を阻止し、日帝原子力政策を打ち砕く闘いの大爆発を勝ち取ること、第4の課題として、沖縄・名護新基地建設阻止の闘いに全力で決起すること、第5の課題として、反革命諸法案成立阻止、反革命臨時国会粉砕を闘うことが提起され、基調は圧倒的拍手で確認された。
基調提起の後は、10・21闘争実行委員会に結集する諸団体・諸人士からの決意表明だ。
御堂筋を戦闘的デモで席巻
はじめに、「大阪・『障害者』解放をめざす会」の仲間は、「今秋の臨時国会で上程が目論まれている『尊厳死』法を許すことはできない。『安楽死・尊厳死』導入を粉砕していこう。『価値なき命』の選別につながる『脳死・臓器移植法』を粉砕しなければならない。優生思想、優生政策と対決する闘いには『障害者』自身が体を張って闘う、差別糾弾闘争しかありません。差別糾弾闘争を全国で闘える組織、全国『障害者』解放運動共闘会議を結成した。全国の闘う仲間とともに『障害者』解放運動を前進させる。12月には第2回全国大会を開催する。共に闘おう」。
続いて、徳島大学部落解放研究会は、闘う部落民・野田和美氏よりの連帯アピールを読み上げたうえで、「狭山闘争は大きな正念場を迎えている。司法―国家権力は事実調べも証拠調べも行なわず、第3次再審棄却を虎視眈々と狙っている。石川氏が逮捕されてから51年がたってしまった。石川氏の無念をわが物とし、第三次再審闘争勝利―狭山闘争勝利をかちとろう。激増する差別事件に対する差別糾弾闘争を闘おう。差別主義・排外主義は戦争とともにやってくる。朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を打ち破り、政府打倒・日帝国家権力解体へ向けともに闘おう」。
ヤンマー争議当該、稲森秀司氏は、「ヤンマーが私を抹殺するためにやっていることは、安倍政府のやっていることとダブります。私が解雇されてから2月で丸5年を迎えます。ヤンマーはまさかこれほど長く抵抗されるとは思わなかったのでしょう」「本社の前で抗議されるのはヤンマーにとって非常に恥ずかしいことです。だからこそ『茶屋町再開発』などと称して本社社屋を解体し、比較的、大阪市内でも辺鄙なところに貸しビルを借りて本社活動をしていました。しかし、闘争が長引き、ヤンマーは茶屋町に戻ります。ここでさらに大きな闘いをやります」「ヤンマーという会社は武器製造の許可を持つ会社です。安倍極右政府と全く同じに労働者を戦争に叩き込もうという企業です」「ヤンマーに武器の製造をやめさせ、私の雇用を再開させること、この要求を貫徹し必ず職場に戻ります」。
「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」は、「俺たちは、『戦争反対・仕事よこせ』を掲げて闘ってきた」「沖縄の闘う労働者人民は、『戦争のための基地は、沖縄にもどこにもいらない』と、体を張って名護新基地の建設阻止を闘っている。俺たちも体を張って実力闘争で戦争に反対していこう」「安倍は、残業代をゼロにする法律を作ろうとしている。俺たち日雇い労働者は、厳しいアブレにさらされ、路上や病院で殺されてきた。政府・資本は、アブレや残業代ゼロを押しつけて生き延びようとしている。戦争準備のために莫大な税金を使うなら、俺たちが食っていけるように仕事を出せ。俺たちは、『仕事よこせ』を闘う全国の仲間と連帯し闘いぬく」「安倍政府は原発の再稼働、新増設を狙っている。原発は被曝労働なくしては動かない。核武装のための原発は今すぐ廃止しなければならない。原発輸出などもっての外だ」「俺たちが本当に生きていける社会を作っていこう」。
すべての決意表明を全体の圧倒的な拍手で確認し、集会をシュプレヒコールで締めくくった。
いよいよ、御堂筋を席巻する戦闘的デモに出発だ。実行委員会の横断幕を先頭にして、各団体の赤旗をはためかせ、青ヘル部隊が御堂筋に躍り出る。「安保粉砕!」「政府打倒!」のコールや笛の音を響かせ、労働者人民の注目と共感を浴びる。実行委員会に結集する内戦勢力は、終着点である元町中公園までのデモを最後まで戦闘的に闘いぬいた。
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