9月22日、午後6時30分から、池袋にある東京芸術劇場五階シンフォニースペースにおいて、「STOP安倍の暴走 つぶせ戦争・改憲 共謀罪も秘密法もいらない 共謀罪・テロ新法の臨時国会上程阻止! 総決起集会」が「共謀罪新設反対! 国際共同署名運動」、「破防法・組対法に反対する共同行動」主催で開催された。
集会が始まる前に、主催者から、配布された資料説明がなされる。
司会から集会の開始が告げられ、集会の趣旨が述べられた。続いて、関東学院大学名誉教授の足立昌勝氏から主催者あいさつがなされ、連帯あいさつに移る。「マイナンバー法稼動に反対する」として「反住基ネット連絡会」の白石孝氏、「秘密保護法制との闘い」として新聞労連委員長の新崎盛吾氏が発言にたった。
次に基調報告だ。「破防法・組対法に反対する共同行動」事務局の石橋新一氏から、配られた基調にそった報告が行なわれる。「朝日新聞バッシングがなされているが、警察官僚が書いている『秘密保護法』についての本に、『秘密保護法だけではなく、マスコミ再編をにらんで、秘密保護法の体制を作らなければだめだ』ということが書かれている。昨年の『秘密保護法』の強行採決、12月末の靖国参拝、『集団的自衛権』の閣議決定、沖縄の辺野古・高江基地の強制調査、着工、川内原発の再稼働、それに加えての朝日バッシング、これを偶然のものとは、まったく考えていない。足立さんが戦争をできる国家から、戦争をする国に転換をすることが本質だと言われたが、まったくそのとおりだ。」「『戦争をする国』への飛躍、それは戦争と治安が一体となってエスカレートする。『戦争をする国』への飛躍は国内に対して自衛隊の刃が向かっているということを踏まえておくべき。自衛隊と警察の治安出動訓練が度重なっている。これも『戦争』。彼らが言っている『反テロ』の中身はそういうこと。『世界一安全な日本』創造戦略が昨年の12月10日に打ち出された。2020年の東京五輪、近くは2016年の仙台市のサミットが行なわれる。これに向けて総体としての治安エスカレートを画策しているのが大きな流れといえる。その焦点が『テロ・組織犯罪対策』という形で総合戦略の中に謳われている」「『共謀罪』に関しては、慎重の上に慎重をといっているが、国会論議をせず、通す機会をねらっているということだ。臨時国会上程は予断を許さない。つぎに『テロリスト指定・資産凍結』、これがどういうことを意味するのかということを考えていただきたい。今、外国の『テロリスト』の組織は、全部規制されているので、国内の活動家間の資金のやり取り、これを規制する。国内の『テロリスト』は、警察庁や財務省が勝手に決めるんでしょう、そのリストを基に銀行はあなたの口座は作らせませんよということになりそうだ。『法』案はまだ明らかにされていないのでなんともいえないが、銀行口座凍結になると、スイカやさまざまなカード、ローン、全てだめになる。資産もだめだ。アパートもだめになる。ましてこれを団体に適用したらどうなるのかということだ。団体規制に入ったら、新たな段階に入るわけだから、全力でこれに反対していきたい。また、盗聴法、CIA型捜査手法、司法取引、秘密捜査官、スパイ潜入、これらをなんとしても食い止めたい」「今秋から来春にかけて、戦争・治安立法攻撃と全力をあげて共に闘おう」。
基調提起のあと、引き続き、連帯あいさつをうける。「安部の教育支配に抗して」として「都教委包囲首都圏ネットワーク」の見城赴樹氏、「沖縄を再び戦場にするな」として「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」がそれぞれ発言した。
連帯あいさつのあとにSwⅰng MASAさんのジャズの演奏を聴き、カンパアピール、そして、リレートークと続いた。リレートークでは、「動労千葉」、「争議団連絡会議」、「予防拘禁を許すなネットワーク」がそれぞれ発言し、最後にまとめと行動提起がなされ、シュプレヒコールをあげ、集会を終了した。
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