9月21日〜22日、和歌山県和歌山市において第57回部落解放全国青年集会が開催された。全国学生部落解放研究会連合と反戦・全学連の部隊は、全国から結集する戦闘的部落青年に革命的部落解放運動への結集を訴えるべく情宣行動に決起した。
青ヘル部隊は21日午前11時半、会場の和歌山県民文化会館前に登場する。「狭山第三次再審棄却阻止! 革命的部落解放運動の前進を! 改憲―核武装に突き進む安倍政府を打倒しよう!」と書かれた横断幕が掲げられ、アジテーションが開始される。
「安倍極右政府は改憲―核武装攻撃に一気に拍車をかけている。今秋臨時国会で『国民投票法』改悪、『集団的自衛権行使の容認』の他に、多くの戦争法案を成立させようと狙っている。『国家安全保障会議』の創設、『自衛隊法』改悪、『特定秘密保全法』案の提出ももくろまれている。深刻な汚染水漏れが続く福島第一原発は、高濃度の放射性物質をばらまき続け、福島県ではいまなお15万人が避難生活を余儀なくされている。『原発事故』の収拾作業にあたる労働者は被曝労働を強いられている。安倍は、無責任にも『コントロールされている』などと言い放ってオリンピック招致を強引に引き出し、伊方原発三号機の再稼働を皮きりに全国で再稼働を狙っている。沖縄では沖縄労働者人民の闘いを踏みにじって名護新基地建設をゴリ押ししようとしている。こんなことを許してはならない」「右翼ファシストどもが堂々と『ヘイトスピーチ』を行ない、在日朝鮮人・中国人を襲撃する社会を見過ごしてはならない。まさにわれわれ一人一人の態度が、生き方が、問われている」「今こそ部落解放運動を闘う者こそが、安倍極右政府による兇暴な朝鮮反革命戦争突撃と対決していこう」「狭山第三次再審棄却をなんとしても阻止しよう」「司法―国家権力に『公正・中立』の幻想を持ってはならない」「階級的共同闘争と大衆的実力闘争・武装闘争で闘おう」「全国水平社の差別徹底糾弾の思想を断固引き継ぎ闘おう」「闘う部落青年は全国部落解放青年同盟に結集しよう」という力強い呼びかけが一帯に響き渡る。
部落解放同盟内社民・こえ派の制動の中で呻吟する部落青年の中に分け入り、革命的部落解放運動への結集をかちとっていかなければならない。その力で部落解放運動のファシズム融和運動への転換を許さず、革命的部落解放運動の飛躍・前進を切り拓いていかなければならないのだ。
青ヘル部隊は、和歌山県警公安どもが警備体制を敷く中、弾圧を許さず、「行動隊」の妨害をはねのけ、一人ももらさぬようビラを手渡してゆく。「ビラを受け取るな」との規制に負けずビラを受け取る青年たちに「共に闘おう」と呼びかける。会場入り口にも多くの青年たちが出てきてアジテーションを聞いている。タクシーでかけつけた石川一雄氏、早智子氏にもビラを手渡しあいさつを交わした。
青ヘル部隊は、天皇主義右翼ファシストや差別主義反革命革マルの敵対を許さず情宣を貫徹した。開会時刻直前の12時45分、部隊は断固たるシュプレヒコールを行ない、闘いを終えていった。
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