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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

安保粉砕・政府打倒全国統一行動によせられた
連帯メッセージ
(1067号5面)

日本キリスト教改革派亘理教会牧師
林 茂雄氏

 3・11東北・関東大震災から約2年以上が過ぎましたが、私が今でも支援に行っている福島県では福島第一原発事故の放射能によって「復旧」が進まず、荒地となっています。被災した住民は現在も家に帰れず、家族が離散しながらの生活を強いられ続けています。

 福島第一原発からは今でも放射能が漏れ続け、更には炉心を冷やすために使用した冷却水のタンクも満杯になっており捨てるところがありません。このような深刻な事態をもたらした政府や東電に、重大な責任を取らせなければなりません。

 福島第一原発事故をかえりみることなく、再稼働を強行した大飯原発、そして工事を再開した大間原発に続いて、安倍政府は停止中の原発の再稼働、新設を策動しています。絶対に許さず、全ての原発再稼働阻止―廃止に向けて共に全力で闘いましょう。

 安倍政府は発足以前から「改憲」を叫んできましたが、今日に至ってその動きは激しくなっています。首相・安倍は「参院選でも堂々と、96条改正を掲げて戦う」と発言し、7月の参院選では「96条」を争点にし、それを水路として「改憲攻撃」を強めようとしています。

 私が言うまでもなく、「改憲」の狙いは、天皇元首化、9条=「戦力不保持」の破棄、「集団的自衛権」を含む交戦権を認めて、自衛隊を「国防軍」に強化し、日米安保の下、戦争遂行の国家体制をつくることです。「改憲」と戦争は絶対に阻止しなければなりません。また、政府の原発推進も含む原子力政策は、戦争のための核武装化をめざしたものであり、従って、私たちは「改憲」阻止の闘い、反戦と反原発・反核の闘いをひとつのものとして闘っていかねばなりません。私は皆さんと共に闘っていく所存です。

 米軍の新基地建設阻止やオスプレイ配備に対して闘い続ける沖縄の民衆と連帯して闘い、政府の戦争体制構築を阻止しましょう。天皇制を廃絶しましょう。天皇の軍隊=戦争のための自衛隊をなくして、極悪の安倍政府を倒しましょう。

 真の平和を実現するのは、私たちの団結と闘いです。共に闘っていきましょう。


「障害者」解放運動活動家

 集会に結集されたすべての闘う仲間の皆さん。
 私たち「障害者」は長い歴史の中で不当な差別を受け、隔離と排除の攻撃にさらされてきました。私自身、「障害者」のひとりとして、そうした暗黒の歴史を変革するために、この40年余り懸命に闘ってきました。

 2009年に発足した民主党政権のもとで、私たちとしても自立支援法体制を変革すべく全国規模の運動を進め、ようやく「障害者」の自立に向けた一歩が切り拓けるかに思われました。しかしながら、民主党政権の混乱と支配層への接近の結果、「障害者」法制の改革は次々と後退を余儀なくされてしまいました。今国会に上程された「障害者差別解消法」も、その典型的な事例であり、「差別の解消」とはほど遠い方向へと突き進んでいます。そればかりか、現安倍政権は、「自公民合意による社会保障制度の見直し」を公言し、中でも生活保護制度の切り捨てを打ち出しています。
 今さら言うまでもなく、「アベノミクス」は競争原理に基づく格差社会の拡大を加速させるものであり、安倍の政治姿勢は、憲法改悪を足がかりとする日米韓軍事同盟の強化と戦争政策を推し進めるものに他なりません。私は、すべての闘う労働者人民・被差別大衆と連帯して、こうした政策と断固闘いぬきたいと思います。ともに闘いましょう。


部落解放運動家

 1960年の6月15日、私は、単独行動で安保闘争に参加していました。地下鉄・霞ヶ関駅の出口付近の路上で、機動隊の激しい放水を浴びせられ、立ちあがることもままならない状態でした。その光景を今でもはっきりと覚えています。樺さんが殺されたことは、その後で聞きました。50万を超える人々が国会を包囲し、まるで革命前夜の様相でした。

 当時と比べれば、今は、ほとんどの運動が停滞を余儀なくされています。しかしそういう時ほど、「大衆は闘わないのではない。闘う方法を知らないからだ」という、レーニンの言葉を想起する必要があります。要はリーダーの問題です。差別され圧迫された多くの大衆が心から共感し、連帯し、結集することができる運動を提示するのが、リーダーの仕事です。そのためには、最底辺、最下層の人々の中で無私無欲で働くリーダー、人に優しく、己に厳しく、モラルとモラール(士気)を高く持ったリーダーを育てなければなりません。人は石垣、人は城。事業は人なり。社会変革、人間解放の革命事業も人です。

 狭山差別裁判糾弾闘争は、反差別・反権力の闘いを通して、このような人材を数多く育んできました。「石川の命、わが命」「一人は万人のために、万人は一人のために」という狭山思想を培ってきました。それが一般冤罪事件との大きな違いです。だからこそ敵も、これを潰してしまおうと躍起なのです。

 正念場を迎えた狭山第三次再審闘争に、必ず勝利しましょう。狭山勝利を力に、全人民解放の「熱と光」となるような部落解放運動を創りあげていきましょう。私は終生、水平社魂と狭山思想を堅持して闘いぬいていきます。


在日朝鮮人活動家

 今年は朝鮮休戦協定60周年にあたります。休戦とは「戦闘の一時停止」でしかなく、要するに朝鮮半島は、60年間にわたって戦争状態が続いてきたということです。こんな異常な事態をもたらしたのは、もちろん米国です。ひたすら「北朝鮮国家の転覆」を追求し、休戦協定を恒久的な平和条約に代えるための対話を、一貫して拒否し続けてきました。日米安保条約で米国と共同歩調をとる日本も、この対話をくり返し妨げてきました。私は現在の北朝鮮政府のあり方、やり方には疑問を感じていますが、しかし対話による平和条約締結を求めてきたのは北朝鮮であり、いま問題にされている「核」も「ミサイル」も、そのための「カード」にすぎないことは、あまりにも明白です。「北朝鮮の脅威」というのは本末転倒の話、戦争正当化の詭弁です。第二の朝鮮戦争を絶対に起こさせないこと、朝鮮半島の平和統一を実現すること、そのために反戦の闘いが極めて重要になっています。

 日本政府は「テロ資金提供処罰法」改悪案など、ことあるごとに「テロ対策」を唱えています。しかし、在日朝鮮人の排斥や殺害まで叫ぶ「在特会」などによるヘイトスピーチこそ、言葉のテロです。正真正銘のテロです。「共生社会」「国際化時代」をさかんに標榜しながら、その一方でこんな卑劣な行為を白昼堂々とやらせているのが、現在の日本の政治・社会状況です。

 在日朝鮮人をはじめ在日外国人へのこうした差別・迫害の問題は、日本社会の歪みの問題です。その変革は日本人自身の課題です。「在特会」のデモを迎え撃つ日本人の運動が起きているのは、そのような自覚の芽生えであると思っています。在日朝鮮人をはじめ、最底辺に生きる民衆の置かれた状況を確実に変革し、平和で、戦争に加担しない社会を目指し、本気の運動を進めていきましょう。みなさんの奮闘を期待します。


沖縄反戦労働者

 安保粉砕・政府打倒の全国統一行動に結集した皆さんにメッセージを送ります。

 沖縄労働者人民も普天間基地即時閉鎖・撤去、オスプレイ配備ガッティンナラン、辺野古埋め立てと新基地建設を阻止するため、全国の反原発の闘いに連帯して闘っています。

 アメリカ帝国主義を、沖縄から、日本から、アジアから追いだし、その手先になっている安倍反動内閣を打倒することなくして日本の未来は拓けません。7月の参議院選挙もその一環として闘っています。ともにがんばろう。


沖縄・首里日雇労働組合

 安保粉砕・政府打倒闘争に結集した仲間たち。沖日労も連帯し、16日、普天間基地に進撃するデモに決起する。沖縄―日本「本土」を貫く安保粉砕・政府打倒の闘いを巻き起こし、安倍政府を1日も早く打倒しようではないか。

 安倍政府は「普天間基地を固定化しない」という。しかし、実態は全く逆だ。米軍のヘリ部隊が増強配備され、オスプレイはますますやりたい放題の訓練を行なっている。来月にはさらに12機のオスプレイが、岩国を経由して追加配備されようとしている。政府は嘉手納以南の返還を「負担軽減」という。その実態は、すでに40年以上も生活道路として当たり前に使ってきた土地を「早期返還してやる」という茶番だ。まったくウソばかりだ。

 沖縄労働者人民は、怒りをもって普天間基地解体・名護新基地建設阻止の闘いに起ちあがっている。普天間基地ゲート前の連日の抗議行動は、すでに9ヵ月目に突入した。辺野古、高江の座り込みも実力阻止の態勢を構築し闘いぬいている。とりわけ普天間と辺野古において、右翼ファシストが排外主義をまき散らし敵対を深めているが、沖縄労働者人民は闘いの現場を防衛している。橋下の一連の発言に対する批判も厳しくつきつけている。われわれは、闘いの現場に立ち続けることで必ずや未来を切り拓くことができるとすべての仲間に訴える。憲法改悪を阻止しよう。原発再稼働阻止、日米軍事基地解体をかちとろう。


闘う部落民 野田和美氏

 安倍極右政府の極悪な差別主義・排外主義煽動が日増しに激化しています。安倍や石原、橋下らが96条に的を絞った改憲を主張し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)や中国を標的とする「制裁」強化から交戦までもが語られています。あの15年戦争下の「従軍慰安婦」についても、安倍や橋下の許しがたい居直り発言がなされるに至っています。とにかく朝鮮反革命戦争を遂行するために、かつての侵略戦争と植民地支配の恥ずべき歴史を正当化しようというのです。

 そんななかで、部落解放運動総体もまた大きな試練を迎えています。「人権侵害救済法」に運動総体を流し込んできた部落解放同盟内社民・こえ派の路線の破産が明確になるなか、安倍極右政府が既成勢力にさらなる屈服を迫り、ファシズム融和運動への転換攻撃を推し進めてくるのは必至です。そして今、無実の部落民=石川一雄氏不当逮捕から50年を迎え、狭山第三次再審闘争がいよいよ大詰めの局面にあります。「三者協議」が13回開かれていますが、東京高検は都合の悪い物的証拠の存在について「不見当」などと居直りを決め込んだままです。事実調べ一つ行なおうとせずに東京高裁・河合がいつ、東京高検の意に沿って「三者協議」を打ち切り、再審請求棄却を狙ってくるのか、予断を許さない状況です。不屈に闘いぬく石川氏は、くり返し「部落差別に基づく権力犯罪と闘う」とする決意を表明しています。石川氏の闘う決意に応え、部落解放同盟内社民・こえ派の制動をふみしだき、階級的共同闘争と大衆的実力闘争・武装闘争で闘いぬこう。〈差別裁判糾弾、階級裁判粉砕、国家権力糾弾・打倒〉の旗幟を鮮明に、東京高裁による第三次再審棄却を阻止し、第三次再審闘争の爆発から狭山闘争の勝利へ進撃しよう。

 闘うアジア―全世界労働者人民と連帯し、安倍極右政府の策謀をうち砕くために、あらゆる差別と闘う団結を求める目的意識をもった運動を、われわれが先頭で作り出さねばなりません。差別煽動の尖兵である右翼ファシストに対する「告訴・告発」方針なぞ敗北を準備するものでしかないのであり、右翼ファシストは撃滅あるのみです。

 激化する朝鮮反革命戦争突撃と対決し、ファシズムを打ち砕く革命的反戦闘争を共に闘いぬきます。そして、差別糾弾闘争の復権をなしきり、革命的部落解放運動の飛躍・前進を切り拓き、部落解放の〝佳き日〟をたぐり寄せる決意です。



安保粉砕・政府打倒全国統一行動に寄せられた革命軍からのアピール

 6・15安保粉砕・政府打倒全国統一行動に結集されたすべての闘う労働者人民に、革命軍より熱烈なる連帯のアピールを送ります。

 世界大恐慌爆発情勢が深化する中、帝国主義者どもは、この危機回避と延命のため、強搾取と抑圧を強め、これに抗して闘わんとする労働者人民の怒りの決起を鎮圧せんと反革命弾圧を強め、国際反革命戦争の拡大・激化に突き進んでいる。

 米帝―帝国主義は、イラクにつづく、アフガニスタンからの撤退―破綻を挽回すべく、新たに「核開発疑惑」を口実とし、イスラエル・シオニストと連携したイラン反革命戦争と、シリア〝内戦〟への反革命軍事介入に突撃せんとしている。

 日・米・韓は、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)包囲」を強め、朝鮮反革命戦争「開戦」を想定した日・米、米・韓、日・米・韓合同軍事演習の「戦争挑発」を繰り返している。

 そして安倍極右政府は、「集団的自衛権の行使」の容認と「国家安全保障会議」(日本版NSC)の創設および、「国防軍創設」「敵基地先制攻撃」「武器輸出三原則の廃棄」を矢継ぎ早に叫びたて、「天皇元首化」をもって、「世界規模で展開する『天皇の軍隊』」を目論む改憲に踏み込もうとしている。また、東北・関東大震災被災・被曝労働者人民を踏みにじり、「核武装」のための原子力政策(原発再稼働・新増設)を推進せんとしている。さらに、「領土問題」や「戦争責任問題」、「歴史認識問題」、「従軍慰安婦問題」で日帝の侵略戦争と植民地支配を開き直り、朝鮮反革命戦争突撃を虎視眈々と狙っている。

 結集されたすべての労働者人民の皆さん!

 日帝足下、われわれの任務は明確である。今こそ、改憲と核武装に突き進む安倍極右政府を打倒し、プロレタリア・ソビエト権力を樹立する歴史的、決定的転換点として武装決起しよう。

 巨万の労働者人民大衆の自然発生的破壊力―大衆的実力・武装闘争と、わが革命軍のパルチザン的・ゲリラ的戦闘の間断なき武装闘争の革命的結合と発展をこそ、一斉武装蜂起に向かう革命的水路としなければならない。

 革命軍は、極右安倍の反北朝鮮―反共・排外主義煽動で活性化し、在日外国人とりわけ在日朝鮮労働者人民に対する反革命テロ襲撃を開始した「在特会」、一水会等天皇主義右翼ファシストどもの跳梁を決して許さず「銃・爆レベル」で先制的に撃滅し、撃滅し、撃滅しつくす。

 革命軍は、「中国の脅威」を叫び、朝鮮反革命戦争の危機を否定し、革命的反戦闘争を撹乱―破壊する反革命革マルを解体・絶滅する。資本に阿る反革命尖兵―JR総連・松崎革マルをせん滅し、反革命労働運動を解体する。6・24石井同志虐殺報復38ヵ年決戦―2・11中原同志虐殺報復36ヵ年決戦の猛攻で、黒田革マルと松崎革マルをもろとも総せん滅する。

 革命軍は、部落差別、「障害者」差別、スパイ問題と頻発する「組織内問題」に混迷を深め、「内部糾弾闘争路線」の否定―清算と、革マル投降集団への転落をもって、組織消滅の秒読みに入った「社会党」(旧ハザマ私兵グループ)反革命テロリストどもを1人残らずせん滅する。

 今こそ、改憲―核武装をもって、朝鮮反革命戦争に突撃する安倍極右政府に正面対峙し、日帝足下労働者人民の総力をもって、〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉〈蜂起の組織陣形の構築〉をかちとり、全世界労働者人民との国際連帯を力に、共産主義世界革命勝利へ共に進撃しよう!

  2013年6月15日      
革命軍



獄中アピール

6・11「詐欺」デッチ上げ弾圧
神奈川県警本部135号

 神奈川県警によるデッチ上げ不当逮捕に屈することなく、完黙―非転向で闘いぬきます。