天皇主義右翼ファシストの首都制圧を許さず
「建国記念の日」粉砕闘争を闘う〈東京〉
恵比寿公園で決起集会
2月11日、反戦青年委員会と全学連は東京・恵比寿公園に結集し「建国記念の日」粉砕闘争に決起した。
午前11時、全国反戦の同志が司会を担い、シュプレヒコールで「建国記念の日」粉砕、天皇主義右翼ファシスト撃滅に向けた決意を打ち固める。
集会の冒頭、沖縄の地で「建国記念の日」粉砕の闘いに決起している天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会から寄せられた連帯アピールを、司会の同志が代読・紹介する。
「沖縄労働者人民は、オスプレイ撤去・普天間基地解体・名護新基地建設阻止の普天間基地ゲート前抗議行動を継続し、名護新基地建設阻止の現地拠点である辺野古テント村、オスプレイの訓練場であるヘリパッド建設を阻止する高江での座り込みを維持しています」「こうした闘いの前進に対し、反共・右翼ファシストどもが許しがたい敵対・破壊を行なっています。辺野古のテント村や普天間ゲート前に登場し、『中国脅威』『安保強化』をわめきたてています。朝鮮反革命戦争突撃の最前線に立たされる沖縄において、ファシストが闘争現場に直接手をかけ始めたことは重大です。われわれはこれを断じて許さず闘争現場を防衛し、反共・右翼ファシストを撃滅し闘います」。
青年実の闘いと決意に拍手で応えていく。
続いて、早朝、山谷における国粋会金町一家解体の朝行動に起ち上がり、恵比寿公園に結集している東京・山谷日雇労働組合の仲間が連帯あいさつを行なう。
「おれたちは今朝、山谷で金町一家を解体するために朝行動を闘ってきました。佐藤さん・山岡さんを殺した金町を解体していこう」「おれたちは相変わらずアブレに苦しんでいます。おれたちはさらに『反戦・仕事よこせ』の声を大にして闘っていきます。生きてやつらにやり返そう。2013年の春闘を闘おう」。
感情をこめて力強く発言する東京・山日労副委員長の連帯あいさつに拍手と「ヨシッ!」という声が響く。
全学連中執が基調提起
2・11闘争の基調が、全学連中央執行委員会より提起される。
「『建国記念の日』とは、朝鮮反革命戦争突入への国威発揚と、天皇のもとへの反革命国民統合のための日に他ならない。こんなものは粉砕しなければならない」「2013年、安倍、石原、橋下によるファシズムへの急接近が開始されようとしている。安倍は、『天皇元首化』を明記するために憲法1条を改悪し、『戦争放棄』を謳った憲法9条を改悪することを宣言している。さらに、日米安保の強化、『集団的自衛権の行使』、『国防軍の創設』そして強硬な対朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政策と『領土政策』を唱え、力ずくの安保・外交政策を推進することを宣言し、核武装へと突撃しようとしている。安倍・自民党は、石原、橋下の『日本維新の会』と手を携えファシズムに突進し朝鮮反革命戦争遂行体制を打ち固めようとしている。戦前天皇制ファシズムのもとへの屈服・敗北の歴史を繰り返してはならない。ファシズムへの急接近を切り裂く実力闘争、武装闘争の爆発をかちとろう」「本日『奉祝中央式典』『奉祝パレード』が強行されようとしている。全国から右翼ファシストが集結し、『建国記念の日万歳』『自主憲法制定』『北朝鮮に制裁を』とがなりたてて首都制圧を狙い、全国で街頭を『奉祝』一色に染め上げようとしている。こんなことを断じて許してはならない。ファシストどもを蹴散らし、街頭実力デモに断固たちあがろう」「日帝は、心臓病を患っているアキヒトの天皇Xデー(=アキヒトの死)が間近に迫っていることを見すえ、天皇・天皇制の全面賛美と強化に突き進もうとしている。『日帝国家のために戦え』『天皇のために戦え』とする朝鮮反革命戦争突入を見すえた労働者の戦争動員・戦争協力が強いられようとしている。天皇・天皇制を打倒しよう」「一水会や統一戦線義勇軍、勝共連合などファシストどもと闘ってきた革命的学生運動の地平、国粋会金町一家による佐藤氏、山岡氏虐殺を許さず金町一家解体戦を堅持してきた寄せ場労働者の闘い、そして、檜町公園爆殺未遂テロと対決してきた革命派の闘いを引き継ぎ、対ファシスト戦の攻勢を切りひらいていかなければならない。街頭、学園、地域における天皇主義右翼ファシストとの激突戦・制圧戦に勝利しよう」。
圧倒的拍手で基調を確認する。
結集した団体が決意表明を述べる。
革命的部落解放戦線の同志は、「天皇・天皇制を打倒し、天皇のもとへの反革命国民統合を粉砕する闘いとして本日の闘争を闘う。石川一雄氏の不当逮捕から50年目を迎える今、狭山闘争は決戦を迎えている。石川氏の不退転の決意に応えていこう。司法―国家権力に対し徹底糾弾の嵐を叩きつけ、第3次再審棄却策動を粉砕する闘いをまき起こしていこう。3月10日、さいたま市浦和・別所沼公園での『内田死刑判決49ヵ年糾弾、浦和地裁包囲―糾弾闘争』に総決起しよう」と呼びかける。
革命的「障害者」解放戦線の同志は、「『障害者』の自立と解放を阻む悪法=『障害者自立支援法』を一部見直しただけの『障害者総合支援法』が、4月から施行されようとしているのを許さず粉砕に向け闘っていこう。右翼ファシストとの対決は『障害者』解放闘争にとっても重大な課題だ。朝鮮反革命戦争とファシズムに突撃する安倍政府を打倒しよう。全障連運動の歴史的地平を引き継ぎ、全国『障害者』解放運動共闘会議の結成をかちとろう」。
闘う決意うち固め、都心デモをやりぬく
日朝連帯活動者会議の同志は、「朝鮮反革命戦争突入の危機が煮つまっている。昨年12月の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による『弾道ミサイル発射』に対し、国連安保理は1月22日に『今後北朝鮮がミサイル発射や核実験を行なった場合には重大な行動をとる』とする『非難決議』を採択した。2月4日から3日間、米韓合同軍事演習が『日本海』で強行された。朝鮮反革命戦争突入を粉砕する革命的反戦闘争を爆発させよう。北朝鮮、中国への排外主義を煽り、改憲と核武装に突撃する安倍政府を打倒しよう。反戦闘争、労働運動の前進を闘う韓国労働者人民と連帯しよう」。
決意表明の最後に、反安保労研全国センターの同志は、「日本経団連は、2013年春闘に向けた『経営労働政策員会報告』で、『ベアは実施する余地はない』と突っぱね、定期昇給についても『延期・凍結』を公言するに至った。春闘破壊を宣言する日本経団連、そしてそれに屈服する『連合』を踏みしだき、2013春闘を反戦・反合理化・政府打倒春闘として闘いぬこう。全国労働組合運動交流会(全労交)が呼びかける『3・17春闘勝利総決起集会』に結集し、全国寄せ場交流会が呼びかける『3・25全国寄せ場春闘集中行動』の爆発を反安保労研全国センターもともに担っていく」と呼びかけた。
すべての発言を拍手で確認する。司会の同志が、「ファシストを撃滅し、戦闘的デモにうってでよう」「2・11同志中原虐殺報復36ヵ年決戦に決起し、反革命革マルを解体・絶滅しよう」と呼びかける。
いよいよ、「建国記念の日奉祝中央式典」が行なわれる渋谷に向けデモに出発する。デモコースである明治通りには、ファシストどもの街宣車十数台が停車し、がなりたててデモ隊への敵対を試みようとするが、これを戦闘的デモと断固たるシュプレヒコールで敢然とはねのける。権力がファシストをデモコース上に誘導して敵対、挑発をやらせているのだ。ファシスト、権力一体となった闘争破壊を封殺し神宮通公園までの戦闘的デモを貫徹し、最後にシュプレヒコールで闘いをしめくくった。
権力の弾圧策動を粉砕し、金町一家解体の山谷早朝行動を貫徹
「建国記念の日」粉砕闘争に先立って、東京・山谷日雇労働組合と闘う山谷労働者は、2月11日早朝6時半より山谷労働・福祉センター前に結集し、天皇主義右翼ファシスト金町一家解体を掲げ、朝行動に決起した。
早朝より山谷の仲間たちが結集し始め、午前6時30分、東京・山日労の仲間がシュプレヒコールをあげる。この朝行動に結集した支援の仲間たちが、闘う決意をこめた連帯あいさつを述べる。東京都地域連合労働組合、神奈川県地域連合労働組合と明治大学社会思想研究会の発言を受けた後、「天皇の下への統合と戦争動員を許さず、金町一家の山谷支配に断固対決して朝行動を貫徹しよう。朝行動を闘いぬいた団結の力で、反戦・全学連の仲間が呼びかけている本日の『建国記念の日』粉砕闘争に決起していこう」と基調が提起される。そして、スクラムを固く組んだ仲間たちが、山谷通りを目指して「ワッショイ、ワッショイ」のかけ声をあげて、金町事務所に向かって進撃する。
1・13の反革命弾圧を強行した権力を起訴すら出来ぬほどに打ちのめし、仲間を奪還した東京・山日労の闘いに対して、権力はまたもや弾圧を画策してきた。「無届けの集団行動を中止し解散せよ」なるプラカードを持ち出し「警告」なるものを発する。東京・山日労の部隊は、ファシスト金町一家を防衛するために、また戦闘的山谷労働運動を解体するために弾圧布陣を敷く権力に対して怒りのシュプレヒコールをあびせ、あらためて佐藤さん・山岡さん虐殺への報復と金町一家解体に向けた決意を固めていった。
浅草警察、警視庁公安の弾圧策動を粉砕し、山谷朝行動の闘いの地平をおしひろげ、山谷を反天皇闘争の拠点として鍛え上げ闘いぬく。
「建国記念の日」粉砕―日本原現地闘争を闘いぬく〈日本原〉
反戦・全学連、日本原現地に決起
2月11日、反戦・全学連の部隊は「建国記念の日」粉砕! 日本原現地闘争に決起した。
午前10時、シュプレヒコールをとどろかせて実行委員会主催の集会が開始される。
集会冒頭、1月6日に急逝された日本原地元反対派農民・奥鉄男氏の追悼文を司会が読み上げる。日本原闘争を、生涯をかけ闘いぬいた奥鉄男氏の遺志を引き継ぎ、日本原基地解体・自衛隊解体に向け闘いぬくことを決意しながら、全員で1分間の黙とうを捧げた。
続いて、全国寄せ場交流会の仲間から連帯あいさつがおこなわれた。「佐藤氏、山岡氏虐殺を断じて許さず、国粋会・金町一家解体戦を堅持し、寄せ場労働者は闘いぬいている。体を張った闘いで、天皇主義右翼ファシストを粉砕し、天皇制を打倒する」「『仕事よこせ、アブレ地獄も野垂れ死にも許さん』と怒りを突き出し、春闘を闘う」「寄せ場から反戦闘争に決起し、改憲―核武装に突き進む安倍政府を打倒する」。会場からは「ヨシ!」と意気高い声が発せられる。
次に、集会に寄せられた連帯アピールが読み上げられていく。
反核燃を闘う仲間からは、「日本原燃は六ヶ所再処理工場の10月完成を目指している」「核武装を目指す安倍政府にとって、核燃サイクルの継続―六ヶ所再処理工場は絶対に推進しなければならないものだ。それゆえ、反核燃闘争は核武装阻止の闘いであり、安倍政府との全面対決である」「下北の4つの施設が、核燃サイクルを構成している。われわれは、六ヶ所、東通、大間、むつ、それぞれに対して全力で闘い、核燃料サイクルの輪をズタズタにする決意である。2月末のイギリスからの高レベル核廃棄物輸送船を、厳冬の六ヶ所むつ小川原で迎え撃つ。搬入阻止闘争を全力で闘いぬく。共に闘おう」。
天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会からは、「沖縄労働者人民はオスプレイ撤去・普天間基地解体・名護新基地建設阻止を訴える普天間基地ゲート前抗議行動を継続し、闘いはすでに5ヵ月目に入っている」「名護新基地建設阻止の現地拠点である辺野古テント村、オスプレイの訓練場であるヘリパッド建設を阻止する高江座り込みを維持している」「闘いの前進に対し、反共・右翼ファシストどもの敵対・破壊が仕掛けられている。朝鮮反革命戦争突撃の最前線に立たされる沖縄において、ファシストが闘争現場に直接手をかけ始めたことは重大だ。われわれは敵対・破壊を断じて許さず、闘争現場を防衛し、反共・右翼ファシストを撃滅し闘う」。
連帯アピールが満場の拍手で確認される。
実行委が基調提起
実行委員会が基調を提起する。
「労働者人民を皇国史観で染め上げ、戦場に駆り立てていくための『建国記念の日』を東京―沖縄の闘いと連帯し粉砕しよう」「天皇主義右翼ファシストどもの『奉祝』を切り裂き、激化する天皇制攻撃を粉砕しよう」「町議会の『帝国憲法復元決議』に対して、1970年以降2・11現地闘争が、地元反対派農民を先頭に闘いぬかれてきた。この地平を引き継ぎ、日本原闘争勝利に向けて闘いぬこう」「基地全面使用攻撃と対決し、日本原基地解体、帝国主義軍隊を解体しよう。日本原・呉・岩国を貫いた反軍・反基地闘争の爆発をかちとれ。自衛官の反戦決起、隊内反乱を大胆に組織しよう」「朝鮮反革命戦争を粉砕し、改憲―核武装に突き進む安倍極右政府を打倒しよう」「ファシズムへの急接近を切り裂く実力闘争、武装闘争の爆発をかちとろう」「天皇Xデー決戦を上回る権力闘争の本格的飛躍を切り拓き、天皇・天皇制を打倒しよう」「『基地反対運動撲滅』を叫んで日本原の地に密集し、白色テロ襲撃を画策する右翼ファシストを徹底的に粉砕し、実力進撃をかちとろう」。
提起された基調を全員の拍手で確認する。
決意うち固め日本原基地へ進撃
基調提起に続いて決意表明だ。
「障害者」解放戦線からは、「天皇制の強化、改憲攻撃と対決し闘う」「生活保護の切り下げなどの社会保障費の削減をはじめ、労働者人民への搾取・収奪を許さず、朝鮮反革命戦争突撃を粉砕し闘う」「全国『障害者』解放運動共闘会議の結成をかちとり、差別糾弾闘争で闘う『障害者』解放運動の前進を実現する」。
部落解放戦線からは、「狭山第3次再審闘争は、いつでも棄却が打ち下せるという正念場だ」「事実調べも、証拠調べもしようとしない東京高裁を徹底糾弾しよう」「狭山闘争―部落解放闘争を闘い、狭山再審棄却阻止の闘いに、共に決起しよう」。
反安保労研広島県センターは、「アベノミクスは、われわれ労働者を貧困と失業に叩きこむものに他ならない」「反戦・反合・政府打倒春闘の爆発をかちとろう」「全国労働組合運動交流会(全労交)が呼びかける3・17春闘勝利総決起集会に結集しよう」「帝国主義労働運動・『連合』、全労連を突破し、労働運動の階級的革命的全国統一センター建設にむけ闘おう」。
全学連中四国ブロックからは、「嘘とデタラメで天皇を『神格化』し、労働者人民を戦争に動員する『建国記念の日』を粉砕し、天皇主義右翼ファシスト撃滅、天皇制を打倒しよう」「全学連は、4月新歓闘争を闘い、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の一大飛躍を成し遂げる」「ブルジョア政府打倒・日帝国家権力解体、労働者政府樹立・ソビエト権力樹立に向け全学連はその最先頭で闘う」。
全国反戦は、「改憲―核武装へと一気に突き進む安倍極右政府を打倒しよう」「活性化する右翼ファシストを撃滅する」「全世界労働者人民の武装決起と連帯し、革命的反戦闘争の飛躍を、最先頭で闘いぬく」「同志中原虐殺報復36ヵ年決戦の爆発で、反革命革マルを解体・絶滅する」。
決意表明を圧倒的な拍手で確認し、集会を終えた部隊は、戦闘的デモに打って出る。「『建国記念の日』粉砕!」「日本原基地解体!」。シュプレヒコールを響かせながら日本原基地に向けて進撃する。
日本原基地ゲート前に到着した部隊は、「日本原基地解体!」「自衛隊解体!」と怒りのシュプレヒコールを日本原基地に叩きつけた。天皇主義右翼ファシストの敵対や権力の弾圧を寄せ付けず、青ヘル部隊は戦闘的デモを貫徹した。
「建国記念の日」は、労働者人民に天皇と国家への忠誠を強制し、朝鮮反革命戦争に動員せんとするものだ。安倍、石原、橋下によるファシズムへの急接近が開始されようとしている中、天皇主義右翼ファシスト共が反共・排外主義を満開にして、改憲―核武装、朝鮮反革命戦争突撃の先兵として跳梁している。反革命国民統合を切り裂き、右翼ファシストを先制的に撃滅し、天皇・天皇制を打倒しよう。革命的反戦闘争の爆発をかちとり、政府打倒・日帝国家権力解体へ!
青年実と沖日労が「建国記念の日」粉砕闘争を闘う〈沖縄〉
青年実と沖日労がパレットくもじ前で決起
2月11日、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会は沖縄・首里日雇労働組合の仲間とともに「建国記念の日」粉砕闘争に決起した。
午前11時半、青ヘルメットで身を固めた部隊がパレットくもじ前(那覇)に登場する。ファシストの敵対を封じる態勢を固め、ビラ撒きとアジテーションを開始した。「『建国記念の日』は天皇制を賛美する日だ。断固粉砕しよう」、「皇民化攻撃に敗北・屈服した結果、沖縄戦で多くの犠牲を強いられた。いま朝鮮反革命戦争が迫る中で天皇制に再び包み込まれてしまうのか、それとも朝鮮反革命戦争への流れを食い止めることができるのかが問われている。天皇制打倒へ進撃しよう」、「昨年の『県民大会』や先月の東京行動では天皇主義右翼ファシストがわれわれ沖縄人の闘いに対して罵声を浴びせかけてきた。絶対に許すことはできない。天皇主義右翼ファシストを撃滅しよう」、「多くの勢力が反天皇闘争を放棄している。反天皇闘争を闘わない反戦・反基地闘争は無力だ。反戦・反基地と反天皇を一つのものとして闘おう」、「安倍政府は改憲攻撃を強めている。その先にあるのは朝鮮反革命戦争とファシズムだ。安倍極右政府を打倒しよう」。小雨が降るなか多くの市民が熱烈なアジテーションに耳を傾けた。
沖縄にとって天皇制との闘いは不可避である。沖縄戦を振り返るだけでもそれは明白だ。1945年2月、首相・近衛が天皇ヒロヒトに「敗戦は必至。戦争終結に動くべき」と進言した。これに対しヒロヒトは「もう少し戦果をあげてからでないと難しい」と突っぱね、天皇制護持のための戦争続行を決定したのである。その約1ヵ月半後、沖縄で地上戦が始まった。沖縄現地では第32軍が「軍官民共生共死の一体化」の号令のもと根こそぎ動員を強制していた。地上戦に際し司令部は「本土決戦」を遅らせる目的で多大な住民の犠牲を必然とする持久戦を選択した。司令部壕の陥落が迫った5月末、住民が疎開している沖縄本島南部へ撤退し、犠牲をさらに拡大した。司令官・牛島満は「最後まで敢闘し悠久の大義に生くべし」と命令を発し自決した。そうした司令官を仰ぐ皇軍兵士は各地で食料強奪やガマ追い出し、住民虐殺を凶行した。まさしく沖縄戦は天皇制護持のために「捨て石」として強制されたのである。
反戦・反基地・反天皇闘争の爆発を
沖縄では、天皇・天皇制に対する拒絶感は今なお根強い。地上戦の記憶は68年経った今もくり返し語られ想起される。反戦・反基地闘争の根幹には沖縄戦の体験があるのだ。だからこそ、政府―文部科学省や「新しい歴史教科書をつくる会」系のファシストは、沖縄戦の歪曲・改ざんに躍起となるのである。日本軍の残虐行為を無きものとし、殺された住民も兵士も等しく「天皇と国のために闘った」として「英霊」に祀り上げようとするのである。それは「沖縄戦は正しかった。国のために戦ったことを誇りに思え」ということだ。
このような歴史の歪曲・改ざんの攻撃とともに、反共・右翼ファシストが「中国脅威」「安保強化」「反左翼」を掲げてうごめいている。とりわけ、オスプレイ配備阻止・普天間基地解体を焦点とした反戦・反基地闘争が爆発したことに危機感を募らせたファシストどもは、辺野古のテント村や普天間基地ゲート前闘争など闘争現場に直接介入しはじめている。闘う仲間に対して差別と悪意に満ちた罵声を浴びせ、それをネットで流すという醜悪さが際立っている。安倍極右政府の発足がこれに拍車をかけているのだ。こうした連中が1月末には、「国家基本問題研究所」の櫻井よしこを招いて講演会を行なっている。これを支えたのが「日本会議沖縄県本部」や「沖駐労」、それに文部科学政務官・義家を顧問にすえる「沖縄教育オンブズマン協会」などである。朝鮮反革命戦争の危機が高まる中で、反戦・反基地闘争を撲滅する目的でファシストどもが反革命密集を強めているのである。
沖縄労働者人民は、朝鮮反革命戦争の最前線に立たされるなかで「再び『捨て石』になれ」という暴力的な攻撃と対峙し闘いぬいている。わが青ヘル部隊は、右翼ファシストの敵対・介入を完封し、約一時間にわたる情宣闘争を貫徹した。われわれは、闘争拠点・現場を防衛し、普天間基地解体・名護新基地建設阻止の実力闘争としての発展をかちとる。安倍政府打倒を全力で闘おう。日米安保粉砕・日米軍事基地解体を断固として推進しよう。 |