1・13佐藤さん虐殺28ヵ年 山岡さん虐殺27ヵ年弾劾! 金町一家解体!
日雇い労働者全国総決起集会へ
全国寄せ場交流会
全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!
1984年12月22日に山谷労働者と共に闘っていた映画監督・佐藤満夫さんが国粋会金町一家によって虐殺されて28ヵ年、1986年1月13日に山谷争議団の代表的人格であった山岡強一さんが虐殺されて27ヵ年をむかえる。
1月13日、山谷・玉姫公園で行なわれる「佐藤さん虐殺28ヵ年 山岡さん虐殺27ヵ年弾劾! 金町一家解体! 日雇い労働者全国総決起集会」と山谷デモへの総結集を訴える。
1983年11月、国粋会金町一家の西戸組が右翼政治結社「皇誠会」を名乗り、日雇い労働者の町・山谷の泪橋に登場した。戦闘服にナチス棒、催涙スプレーで武装し、「山谷争議団を解体する」「地域の環境を浄化する」と宣言し、山谷争議団を襲撃した。これに対して山谷労働者は金町一家とつるんだ浅草警察―山谷マンモス交番による何十人もの逮捕―弾圧を受けながらも体を張って攻勢的に闘いぬき、金町一家の街宣車を炎上させ、「皇誠会」の事務所を撤退させるまでに勝利的に闘いぬいていた。
敗勢に立たされた金町一家は西戸組・筒井栄一に佐藤さんを刺殺させ、金竜組・保科勉に山岡さんを射殺させた。2人の虐殺に対して山谷労働者は暴動に起ち上がり、報復と金町一家解体まで闘うことを誓い、宣言した。
以来、「日雇全協」や山谷争議団が金町一家解体戦を放棄する中で、東京・山谷日雇労働組合は「天皇主義右翼ファシストの寄せ場支配を許すな!」「ファシストとの攻防に勝利しなければ労働者の勝利はない!」「やられたらやりかえせ!」と山谷労働者に呼びかけ、毎週金曜日の朝行動や2・11「建国記念の日」粉砕の山谷朝行動を貫徹してきた。
仲間を虐殺され、相手に報復し、相手を解体してしまうこともできないような組織や運動には、決して未来はない。
全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!
1月13日、全国で越年・越冬闘争を闘いぬいた力で、東京・山谷に結集し、天皇主義右翼ファシスト・国粋会金町一家を解体する決意をあらためて打ち固め、玉姫公園での総決起集会と戦闘的な山谷デモを闘おう。
12・16の衆院選挙の結果、「改憲が争点」なぞと絶叫し「集団的自衛権の行使」を公言する安倍・自民党が大勝した。また、改憲を公約で打ちだすファシスト石原・橋下ら「日本維新の会」が勢力を伸張した。これによって衆院においては改憲派勢力が三分の二を占める事態となった。
全世界の資本家階級どもは世界大恐慌爆発情勢下で、資本主義が生き延びるためにその矛盾の一切を労働者人民に押しつけようとしている。労働者人民同士を互いに戦わせ、血を流させるための戦争を拡大・激化させつづけている。
日帝は自動車、電機など主力輸出産業が売上を減らし、不振に陥っている。そのため製造現場では大首切り合理化の嵐が吹き荒れている。東北・関東大震災の被災地では職を奪われた労働者人民が厳寒の二度目の冬を迎えている。放射能に汚染され、労働者人民の生活・命が日々蝕まれている。原発の「事故」現場では下請け、日雇いの労働者が賃金ピンハネ、放射線量のごまかしなど劣悪な条件の下で過酷な被曝労働を強制されている。そして、全国の寄せ場の日雇い労働者は恒常的なアブレ(失業)と野垂れ死にの淵に立たされているのだ。大失業と生活に苦しむ労働者人民が大量に生み出されていながら、野田政府は原発再稼働や日米安保の強化、沖縄へのオスプレイ配備などの悪政を推し進めてきた。安倍新政府の下では、これらのことが、より一層急速に進み、ファシズムへの急接近がはじまるであろう。天皇主義右翼やヤクザなどの右翼ファシストの活性化もより一層進むであろう。
山谷―全国の寄せ場は天皇主義右翼、ヤクザの暴力に反撃し、労働者の闘いと団結を実力で防衛してきた拠点だ。山谷―全国の寄せ場からうってで、ファシズムへの突進を許さず、右翼ファシストを撃滅していこう。
1・13日雇い労働者全国総決起集会を闘い、改憲と核武装に踏み込む資本と国家権力を打ち倒していこう。2013年の激闘へと進撃していこう。
2012年12月
▽日時 1月13日(日) 午前10時〜
▽場所 山谷・玉姫公園(台東区清川2―13)
▽主催 全国寄せ場交流会
▽呼びかけ 東京・山谷日雇労働組合(連絡先 03―3876―8040)
※終了後デモを行ないます。
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