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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

2012―2013年山谷越年・越冬闘争の呼びかけ
東京・山谷日雇労働組合
(1042号1面)

 すべての日雇い・野宿の仲間たち! われわれの闘いに心をよせるすべての皆さん!
 東京・山谷日雇労働組合は、2012―2013年山谷越年・越冬闘争実行委員会を組織し、年末の本番に向かって準備の活動を開始しています。現場―飯場が完全にストップし、行政の窓口も閉鎖される越年期、12月28日から1月4日の間、山谷・玉姫公園を拠点に、「黙って野垂れ死ぬな! 生きてやり返せ!」を合言葉に、山谷越年・越冬闘争をやりぬきます。アブレと厳しい寒さのなかで餓死と凍死の危機に置かれている労働者の命を仲間の団結で守りぬき、資本と行政の野垂れ死に攻撃に反撃する団結を打ち鍛えていきます。

 寄せ場・日雇い労働者、野宿労働者の闘いに心を寄せるすべての皆さんに、この活動への参加と物資、資金カンパを強く訴えます。

 建設・日雇い労働者への厳しいアブレ地獄が続いています。山谷では路上求人がほとんどなく、現在、確実に仕事が出ているのが、東京都が出す「特別就労事業」による道路、公園清掃などのみとなっています。この仕事に応募するためには玉姫職安や城北労働・福祉センターに登録しなければなりません。玉姫職安や城北労働・福祉センターは、この間、仕事を求める労働者を窓口で追い返すなどの対応をくり返してきました。とくに城北労働・福祉センターは、生活保護受給者の締め出しを昨年度より開始し、今年も多くの仲間がセンター利用から排
山谷越年・越冬闘争の成功かちとれ(前年のワッショイデモ) 
除されています。玉姫職安を利用する労働者約3300人に対して、1日あたりの民間求人数は平均でわずか8人〜10人分しかありません。ほとんどの仲間は月1回〜2回程度の「特別就労事業」の仕事にしかありつけないのです。そして、12月に入るとその仕事も75人分に減少しています。12月の年末を迎え、厳しい寒さとアブレが山谷の仲間を直撃します。

 こうしたなかで東京・山日労は、アブレ―野垂れ死に攻撃に反撃する闘いに取り組んできました。

 3月には、寄せ場春闘の集中行動として、全国寄せ場交流会の仲間とともに、日本建設業団体連合会、厚生労働省、日本経団連に対して「日雇い労働者に仕事を出せ!」と追及の闘いを行ない、7月には東京都福祉保健局山谷対策係、産業労働局雇用就業部を相手に「特別就労」の仕事の削減、「緊急雇用対策」の仕事出しの廃止を追及し、仕事量の増加とセンターの運営・設備改善などを求めて交渉をやりぬきました。また、「高齢者特就」の仕事場である水元公園における高線量放射能汚染の問題を追及しました。

 私たちは、「仕事よこせ」の闘いと同時に、反戦の闘いにも起ち上がってきました。6・17安保粉砕・政府打倒全国統一行動、10・20反帝―国際連帯全国統一行動を呼びかけ闘ってきました。また、派遣労働者、他産別で闘う労働者と連帯してきました。「日の丸」「君が代」の強制―処分攻撃と闘う教育労働者と連帯する闘いなどにも起ち上がってきました。さらに、部落解放闘争、「障害者」解放闘争、日朝連帯闘争にも取り組み、差別と対決する闘いに起ち上がってきました。

 東京・山日労は、「一人の野垂れ死にも許すな」「生きてやり返せ」を掲げて、2012―2013年山谷越年・越冬闘争をやりぬきます。金町一家をはじめとする天皇主義右翼ファシストの敵対、権力の闘う運動への弾圧策動を粉砕し、ワッショイデモ、炊き出し、人民パトロール、労働・医療相談などといった諸活動を仲間と共に担いぬきます。

 越年・越冬闘争最終日には、厚生労働省と東京都に押しかけ「野垂れ死に攻撃を許さん!」「仕事を出せ!」と追及する闘いに総力で起ち上がります。

 すべての闘う皆さん! 「円高」「デフレ」不況で失業する労働者がますます増えようとしています。わたしたちは、闘いと団結で、住むところのない仲間、収入のない仲間も迎え入れつつ越年・越冬闘争をやりぬきます!
 山谷・玉姫公園を拠点に、私たちとともに2012―2013年越年・越冬闘争を闘おう!

   2012年12月

●2012―2013年山谷越年・越冬闘争
12月28日〜1月4日 山谷・玉姫公園(台東区清川2―13)

●資金カンパ送付先
口座番号 00180―2―592246
口座名称 東京・山谷日雇労働組合
(郵便振替の手続きをお願いします)

●物資カンパ送付先(連絡先)
東京都台東区東浅草2―1―6 東京・山谷日雇労働組合
TEL/FAX 03―3876―8040

●必要な物資
米、調味料、食料品、布団(毛布)、携帯カイロ、衣類(男物)、車両(トラック等の貸し出し)、テント、発電機など