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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

8・31「君が代処分」に対する「再発防止研修」抗議・激励行動が闘われる (1032号4面)

  東京都教育委員会は2012年度入学式で不起立闘争を闘った都立特別支援学校の教育労働者1人に対して、8月31日、東京都教職員研修センター(水道橋)で「再発防止研修」を強行した。すでに都教委は5月8日に「再発防止研修」をこの教育労働者に対して行なっている。これまでは研修センターでの「研修」は一回だけであったが、「研修」を執拗に繰り返すことで、不起立の闘いを根絶しようというのだ。

 「研修」の内容もエスカレートさせてきている。5月8日の「研修」以降、処分を受けた教育労働者に対して、2ヵ月の長期に亘る所属校「研修」を義務づけ、月1回程度、研修センター等の訪問指導を受けて所属校「研修」終了後には2回目となる今回のセンター「研修」を義務付けたのだ。

 この2回目となる「再発防止研修」に対して、「『日の丸・君が代』不当処分撤回を求める被処分者の会」の呼びかけに応えて、緊急にもかかわらず約70人の労働者人民が都教委への抗議と被処分当該者への激励の行動に結集した。この行動には東京・山谷日雇労働組合、東京都地域連合労働組合、神奈川県地域連合労働組合の仲間も参加した。

 「被処分者の会」の仲間が都教委に対する抗議のアピールを行ない、そして闘争に結集した仲間たちが「いじめ『研修』をやめろ!」「都教委こそ反省しろ!」「10・23通達撤回! 処分撤回!」と怒りのシュプレヒコールをたたきつけていった。

 抗議激励にかけつけた仲間が発言を行なう。まず、都高教の執行委員でもある仲間が個人の資格で参加し、都教委の教育現場への支配介入の実態を弾劾した。そして、東京・山日労の仲間、今回の被処分当該の元同僚でもあった根津氏が発言を行ない、9時過ぎに、「被処分者の会」・近藤徹事務局長が都教委に対して申し入れを行なった。その後、「研修」受講に研修センターに到着した被処分当該の仲間を激励のシュプレヒコールで送り出す。

 センター門前での抗議行動をいったん締めくくり、「研修」終了時間の11時20分に再度、センター前に結集して「研修」を受けた仲間を出迎えた。

 この日の「研修」を受講した被処分者の仲間の「研修」内容の報告に対して抗議・激励に駆けつけた仲間たちはあらためて都教委の「研修」強要に怒りを燃やした。

 この日の行動には大阪で不起立闘争を闘った教育労働者も結集し、大阪の現状を報告。また、この日の午後4時に予定されている「石原・大原都教委の暴走を止めよう! 都教委包囲・首都圏ネット(都教委包囲・首都圏ネット)」の仲間が「8・31都教委包囲行動」への参加を呼びかけた。

 都教委は「戒告」以上の処分については簡単には出せなくなったかわりに、「再発防止研修」の質を強化し、不起立に起ち上がる現場の教育労働者への弾圧を強めてきている。都教委による処分と「研修」強要をはねかえし、不起立に決起する教育労働者の闘いを孤立させることなく、「日の丸」「君が代」強制を打ち砕こう。