国会前に実力決起
7月25日、反安保労研全国センターと全国反戦の仲間は、衆院厚生労働委員会で審議中である「労働契約法の一部を改正する法律案」が本日中にも採決が強行される状況となりこれを断固阻止すべく、国会前に登場しシュプレヒコールを叩きつけた。
午前10時、千代田線の「国会議事堂前」出口にはすでに権力が待ち構え、部隊の登場を何が何でも阻止する構えを見せている。
部隊はゼッケン・ヘルメットを身にまとい、横断幕を広げシュプレヒコールを叩きつける。「『労働契約法』の改悪を阻止するぞ」「『総非正規化』攻撃粉砕」「労働者の使い捨てを許さないぞ」「『無期限雇用』を勝ちとるぞ」とシュプレヒコールが国会周辺に響き渡る。国家権力どもは一斉に「やめろ!やめろ!」と恫喝し、暴力的な排除に出てくる。止めさせようと必死にマイクを奪おうとし、部隊を取り囲み恫喝をくり返しながら殴る、蹴るの暴力行為を仕掛けてきた。それでも一歩も後退することなく逆に前に出て攻防をくり広げるわれわれに対し、顔を引きつらせながら罵声を浴びせかける。われわれは権力の妨害をはねのけてシュプレヒコールを叩きつけ最後まで闘いを貫徹した。
御茶ノ水駅頭で情宣行動
国会前行動に連続して、われわれは御茶ノ水駅頭で情宣行動に決起した。
駅頭で青ゼッケン、青ヘルメットに身を固め、横断幕を広げ、高らかにシュプレヒコールを響かせる。「『労働契約法』の改悪を阻止するぞ」「労働者の『総非正規化』攻撃粉砕」とシュプレヒコールが響き渡る。御茶ノ水駅頭は平日の午前中ということもあり、夏期講習に向かう若者や労働者でごったがえしている。シュプレヒコールが響き渡ると行き交う学生、労働者が一斉に振り返り注目する。注目を集める中、「労働契約法」改悪案が「総非正規化」を狙ったものであること、「有期雇用」労働者が5年の雇用期限のあと希望すれば「無期限雇用」への転換できるという内容そのものが、労働者を欺き、劣悪な労働条件のままで、一生こき使うための方便でしかないことを暴露し、「改悪されれば、今以上に労働者を『雇止め』し、使い捨てにする攻撃が強まるのは明らかだ」「劣悪な生活が強制される状況は拡大する」と改悪阻止にともに起ち上がろうと呼びかける。行き交う若者や労働者が次々をビラを受け取っていく。1時間あまりの情宣で用意したビラはほとんど手渡された。国家権力は労働者の関心の高さに指をくわえて遠くから傍観するだけであった。すべてのビラを撒き終わり、最後にシュプレヒコールあげ、情宣行動を終えていった。
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