北陸、関西、中・四の内戦勢力が靱公園に結集
6月16日正午、北陸、関西、中・四の内戦勢力が大阪・靱公園に結集する。6・15闘争実行委員会の呼びかけ団体である全国寄せ場交流会の仲間がマイクを握り司会に立つ。「中東反革命戦争粉砕!」「朝鮮反革命戦争粉砕!」「大飯原発の再稼働阻止!」「日帝の核武装阻止!」「消費税増税を許さないぞ!」「野田政府打倒!」「日米安保を粉砕するぞ!」とシュプレヒコールが鳴り響き、青ヘル部隊の士気は高まっていく。
司会の仲間は、本闘争に寄せられた連帯メッセージと革命軍からのアピールを読み上げる。「よし!」「そうだ!」の相づちと大きな拍手が送られる。
続いて、連帯あいさつだ。
連帯あいさつのはじめは、全学連中央執行委員会の同志だ。「本日、首相・野田は、大飯原発三、四号機の再稼働を決定しようとしている。断じて許してはならない。現地実力闘争の大爆発で、原発の再稼働阻止・新増設阻止・核燃料サイクル粉砕の闘いに勝利しよう。日帝の核武装を阻止し、すべての原発の廃止をかちとろう」「中東反革命戦争の拡大、とりわけ対イラン反革命戦争の危機が煮つまっている。帝国主義の延命のための戦争を断じて許してはならない。革命的反戦闘争の爆発で中東反革命戦争の拡大を粉砕しよう」「日・米の帝国主義者どもは、防衛協力を叫びたて、日米安保の強化に突き進み、朝鮮反革命戦争のチャンスをうかがっている。7月半ば、山口県・岩国基地に、戦闘能力の高いヘリであるオスプレイの配備が強行されようとしている。これに続いて、沖縄・普天間基地へのオスプレイ配備が狙われている。米軍と自衛隊の再編・強化を粉砕しよう。普天間基地解体・名護新基地建設阻止をかちとろう」。
次は、全国反戦の同志だ。「日帝は、日米安保を強化し、朝鮮反革命戦争遂行へ一気になだれ込もうとしている。日・米・韓は北朝鮮包囲網を強め、北朝鮮が一発でも砲撃しようものなら即座に反撃し、そのまま全面戦争に突入する臨戦態勢をとっている。まさに一触即発の危機だ。日本階級闘争の決戦の時は刻一刻と迫っている。〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉と〈蜂起の組織陣形の構築〉を全力でかちとらなければならない」「反戦青年委員会の旗を全国に打ち立て、労働者・学生の巨万の結集で国家権力との実力攻防を繰り広げ、安保粉砕・政府打倒へと攻め上ろう」「反革命革マルを解体・絶滅し、右翼ファシストを先制的に撃滅しよう」「全国反戦は、日帝の朝鮮反革命戦争突撃と核武装を許さず、8・6広島―8・9長崎反戦闘争を闘いぬく。ともに闘おう」。
連帯あいさつに続き、6・15闘争実行委員会の呼びかけ団体である全国学生社会思想研究会連合の仲間からの基調提起だ。第一の課題として、中東反革命戦争の拡大を粉砕する革命的反戦闘争の大爆発を実現すること、第二の課題として、朝鮮反革命戦争への突撃を粉砕すること、第三の課題として、普天間基地解体・名護新基地建設阻止の闘いの爆発を切り拓き、日米安保の再編・強化に対決すること、第四の課題として、大飯原発再稼働阻止の闘いを切っ先に、反原発・反核燃闘争の大爆発を実現し、日帝の核武装を阻止すること、第五の課題として、全国の内戦勢力の総決起をもって野田政府打倒・日帝国家権力解体へと向かう実力・武装の闘いを巻き起こしていくことが提起される。基調は圧倒的拍手で確認された。
御堂筋デモを戦闘的に闘いぬく
基調提起の後は、決意表明だ。
はじめに、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」は、「原発は被曝労働がなければ一日たりとも動かない。そして、総被曝線量の99パーセントをあびてきたのは、日雇い労働者をはじめとした下請け労働者だ。白血病やガンで殺された仲間もたくさんいる。労働者を犠牲にして成り立つ原発は廃止しなければならない。俺たちは、4月15月、大飯原発再稼働阻止の現地闘争を闘いぬいた。この闘いでつくりあげた団結をさらに強め、すべての原発の廃止をかちとろう」「日帝は、自衛隊の軍事力増強や銀行を倒産させないために、税金を湯水のごとく投入し、膨大な赤字を生み出してきた。この穴埋めを、消費税の増税をはじめ労働者人民からのさらなる収奪で乗り切ろうとしている。絶対に許してはならない」「全世界の労働者人民の体を張った闘いとガッチリと連帯し、警察権力や右翼ファシストの敵対を粉砕し、安保粉砕・政府打倒を闘おう。6・24全国労働組合運動交流会(全労交)結成集会の成功に向け共に闘いぬこう」と決意を明らかにした。
次に、全障連で闘う仲間は、「今国会で、『障害者自立支援法』を一部見直しただけの『障害者総合支援法』の成立が強行されようとしている。介護の商品化に反対せず、民主党を軸とする政府との『政策協議』に期待をよせ破綻を強制されつつある運動を踏み越え、『障害者総合支援法』成立阻止・介護の商品化粉砕をかちとろう」「超党派の『尊厳死法制化を考える議員連盟』は6月6日、総会を開き、『尊厳死法』案の第二案を明らかにした。国会への『尊厳死法』案提出が狙われている。絶対に許すことはできない」「6月14日には、国内初の6歳未満の子供からの『脳死―臓器移植』が強行された。『価値なき命』の選別を許すことはできない。『脳死―臓器移植法』撤廃をかちとろう」「優生思想の強化、『障害者』差別―抹殺攻撃を跳ね返し、『障害者』解放闘争の革命的飛躍をかちとっていこう。全障連の歴史的地平を継承・発展させ、『障害者』差別糾弾闘争を闘える新しい全国組織=全国『障害者』解放運動共闘会議の結成をかちとっていく」と決意を述べた。
最後に、反安保労研広島県センターは、「首相・野田は『国民生活を守るため』なぞと言って大飯原発再稼働を決定しようとしている。再稼働は資本家どものためであり、核武装のために他ならない」「全世界で労働者人民の闘いが燃え上がっている。安保粉砕の闘いは、支配者どもの反革命戦争と階級支配に対する労働者階級の闘いだ。朝鮮反革命戦争への突撃を許さず、日米安保を打ち砕き、政府打倒・日帝国家権力解体へと向かう闘いに勝利しよう」「ゼネストや街頭実力闘争で闘う全世界の労働者に負けない闘いをつくろうではないか」「6月24日、全労交の結成集会が東京で開催される。『連合』や全労連を超える階級的革命的全国統一センターの建設に向け、全労交結成を全力で闘いぬく」と発言した。
すべての決意表明を全体の拍手で確認し、集会をシュプレヒコールで締めくくった。
集会の後は、御堂筋デモに出発だ。横断幕を先頭に、赤旗を林立させ、青ヘル部隊の戦闘的デモ隊が御堂筋に躍り出る。「安保粉砕」「政府打倒」のコールを響かせ、土曜日の御堂筋を席巻する。労働者人民の注目と共感を浴びながら、御堂筋を南下し、右翼の敵対を粉砕し、終着点である元町中公園までのデモを闘いぬいた。
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