5月24日、「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪全国集会実行委員会」の主催で、「大阪市議会での『教育基本条例』『職員基本条例』採決反対!
『君が代』不起立処分撤回! 市議会採決直前集会」が剣先公園で開催され、大阪市役所前での「条例採決反対行動」が闘われた。約100人の労働者人民が参加した。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」も参加し、ともに闘いぬいた。
午後6時30分から剣先公園で集会が開始される。「ホットライン大阪」事務局の司会者の開会宣言に続き、「ホットライン大阪」事務局代表の黒田伊彦氏が主催者あいさつを行なう。「橋下は、大阪市職員に対して入れ墨をしているかいないかを調査し、大阪市職員の110人が入れていると回答した。無回答の500人については、橋下の任期中は昇進させないとしている。110人のうち、73人が環境事業局(清掃関連)である。以前は、入れ墨はアウトローのシンボルであった。今ではファッションの一部になっている。『表現の自由』の侵害、『思想・信条の自由』の侵害に関わる」「橋下―『大阪維新の会』による労働組合の弾圧や一般市民に対する生活圧迫に対して、大きく批判の声が巻き起こってきている。100年前レーニンは言った。『大衆は闘わないのではない。闘う方法を知らないだけだ』と。この100年間において、われわれは多くを経験し、多くのことを学んできたじゃないか。巻き起こる闘いを一つにまとめ、闘っていきましょう」。
次に、大阪市議会議員からの報告と、「関西共同行動」からの連帯あいさつが行なわれた。
「憲法と教育を考える愛知の会」からは、「大阪で今回の『条例』が通ったらファシズムへの道になる。生活と人権を本当に奪っていく橋下を絶対に許してはならない」「全国各地で大阪の闘いに心を寄せながら連帯している。くじけず、あきらめず、粘り強くともに闘いぬこう」との発言があった。
「人事委不服申し立て」を行なった被処分当該は、「今、教育現場はひどいことになっている。これからも反対してやっていくので、よろしくお願いします」と報告した。
「なかまユニオン」大阪職員支部からは、「現職の職員ですので入れ墨アンケートを白紙で出した。私たちは、業務に対する業務命令には従う。しかし、業務と関係ない命令を出す市長や市政に対して従うことはできない。みなさんと一緒に最後まで頑張っていきたい」との発言があった。
「ホットライン大阪」事務局から、街宣行動の報告と大阪市教育委員会の動向報告が行なわれ、行動提起が行なわれた。
集会後、大阪市役所前での「条例採決反対行動」が闘われ、「釜ヶ崎労働者の会」の労働者も赤旗をなびかせ、大阪市議会へのシュプレヒコールを叩きつけた。
5月25日の大阪市議会本会議で、「教育行政基本条例」と「職員基本条例」の可決―成立が強行された。徹底弾劾する。「教育行政基本条例」は、「大阪維新の会」と公明党の賛成多数で、「職員基本条例」は、「大阪維新の会」と公明党、自民党の賛成多数で可決された。「学校活性化条例」案は、閉会日となる5月30日に改めて取り扱いを協議することになった。「教え子を再び戦場に送るな!」と闘う教育労働者と連帯し、「日の丸」「君が代」強制攻撃を打ち破ろう。
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