那覇市内で集会を開催
4月28日、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会は4・28沖縄人民解放闘争を闘った。呼びかけに応えた沖縄・首里日雇労働組合の仲間もともに決起した。
午前11時より青年実は与儀公園(那覇市)でビラ撒きとアジテーションを行ない、4・28闘争への結集を呼びかけた。正午、集会が開始された。司会の同志は、行動提起を行ない、シュプレヒコールを響かせる。「普天間基地を解体するぞ」、「オスプレイ配備を阻止するぞ」、「名護新基地建設を阻止するぞ」、「高江のヘリパッド建設を阻止するぞ」、「与那国への自衛隊配備を阻止するぞ」、「日米安保粉砕」、「米軍、自衛隊を解体するぞ」、「野田政府を打倒するぞ」、「実力闘争・武装闘争で闘うぞ」、「全世界労働者人民と連帯して闘うぞ」、「沖縄人民解放闘争を闘うぞ」。小雨の降る梅雨空の下、シュプレヒコールが響きわたった。
はじめに、沖日労より連帯あいさつを受けていく。「沖日労は戦争と基地に反対する」、「われわれの手で普天間基地を取り返そう」、「今日はデモを最後まで闘いぬこう」。沖日労の訴えに、参加者は拍手で応えていった。
つづいて、司会より基調が提起される。基調は、まず27日に発表された「在日米軍再編計画見直しに関する中間報告」を徹底弾劾し、普天間基地の「固定化」について「七月にはオスプレイ配備も強行しようとしている。オスプレイは最近も墜落事故を引き起こしたばかりだ。配備されれば爆音と墜落の危険にさらされる。それだけではない。世界中の戦場に米兵が送り込まれ、殺戮と破壊がくり広げられるのだ」と明らかにし、オスプレイ配備阻止・普天間基地解体を訴えた。そして、4・28―5・15沖縄人民解放闘争に関して「米軍政下で沖縄労働者人民はまったくの無権利状態におかれ、抵抗すれば容赦ない弾圧が加えられた。しかし黙ってはいなかった。米軍政下の沖縄は闘争の歴史でもあった」、「沖縄労働者人民の闘いと連動した日本『本土』労働者人民の闘いも、安保―沖縄闘争として大高揚した。米軍政支配と日米安保そのものを震撼させる沖縄―日本『本土』貫く大闘争がうちぬかれたのだ」と闘いの歴史の継承・拡大を呼びかけた。また、闘いの前進・飛躍をかちとるために「われわれは天皇制・ヤマトへの同化攻撃と対決し、天皇来沖阻止を闘いぬいていかねばならない」、「普天間基地解体・名護新基地建設阻止を闘おう」、「通行妨害をしないよう命じる那覇地裁判決を突破し、高江での実力阻止攻防を担い、必ずヘリパッド建設を阻止しなければならない」、「与那国島への自衛隊配備を阻止し、自衛隊強化許さず、朝鮮反革命戦争粉砕の革命的反戦闘争に決起していかねばならない」と反戦・反基地・反天皇闘争への決起を強調した。
国際通りデモに決起
集会の最後に青年実の同志から決意表明を受けていく。「基地を強いられる沖縄では米兵による『事件・事故』が毎日のように起きている。2004年には普天間基地に隣接する沖縄国際大学にヘリが墜落した。『本土』ではありえないことだ」、「基地が押しつけられる見返りとして『振興策』というカネがばらまかれている。しかしわれわれ労働者は失業を強いられ、たとえ働けても低賃金・長時間労働だ。『振興策』によって潤っているのは『本土』ブルジョアジーと一部の沖縄ブルジョアジーだけだ」と基地への怒りを表明した。そして、「72年『返還』時のような街頭実力闘争を闘わねばならない。既成勢力による平和運動では敗北は見えている。ブルジョアジーまで巻き込んだ『島ぐるみ』では展望はみえない。青年実は『島ぐるみ』を左から切り裂き、実力闘争・武装闘争を基地に叩き込む」、「ここに結集した青ヘル部隊は決して多くはない。しかし必ずやこれを大きく上回る青ヘル部隊で埋め尽くすような闘いをやる」、「怒りを共有して闘えば、必ず若いウチナーンチュは決起する。それを信じてともに闘おう」と決意を表明し、「日・米両政府は名護新基地建設と同時に、普天間基地の固定化をも同時に狙っている。名護新基地建設を実力阻止し、普天間基地を実力で解体しよう。そして、日・米両政府による沖縄の日米軍事基地の永久固定化を許さず、これを後押しする天皇制を打倒しよう」、「本日は首都東京でも仲間たちが闘いに起ち上がっている。沖縄―日本『本土』を貫く革命的共同の闘いに起ち上がっていこう。闘う全世界労働者人民、闘う日本『本土』労働者人民とともに連帯して闘おう。本日の4・28沖縄人民解放闘争を全力で闘っていこうではないか!」と締めくくった。
力強い発言に「よし!」と声が飛び、大きな拍手が沸き起こった。
午後1時、横断幕を先頭にデモにうって出る。「安保粉砕、基地解体」のコールで進んでいく。国際通りに入ると、シュプレヒコールも一段と力が入った。「普天間基地を解体するぞ!」、「オスプレイ配備を阻止するぞ!」、「日米安保を粉砕するぞ!」、「沖縄人民解放闘争を闘うぞ!」という呼びかけに共感の輪が広がった。店内からデモ隊をみつめる店員や、歩みを止めて携帯のカメラを向ける者など、断固たる訴えに注目が集まった。解散地点である「県民ひろば」前に到着すると、部隊は整然と並びシュプレヒコールで闘いへの決起を訴えた。
青年実を先頭に青ヘル部隊は、国際通りを制圧する圧倒的なデモを貫徹したのである。
青年実は普天間基地解体・名護新基地建設阻止への実力決起を呼びかけ、何度でもデモをうちぬき、われわれの戦列に青年労働者・学生を組織する。高江、辺野古など現地実力阻止の闘いと固く結びつき、反戦・反基地闘争の飛躍を切り拓く。11月天皇来沖阻止闘争の爆発をかちとる。沖縄―日本「本土」貫く団結をうち固め、沖縄人民解放闘争の飛躍を切り拓こう。 |