1・15佐藤さん虐殺27ヵ年 山岡さん虐殺26ヵ年弾劾! 金町一家解体!
日雇い労働者全国総決起集会へ
全国寄せ場交流会
全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!
1984年12月22日に山谷労働者と共に闘っていた映画監督・佐藤満夫さんが国粋会金町一家によって虐殺されて27ヵ年、1986年1月13日に山谷争議団の代表的人格であった山岡強一さんが虐殺されて26ヵ年をむかえる。
1月15日、山谷・玉姫公園で行なわれる「佐藤さん虐殺27ヵ年 山岡さん虐殺26ヵ年弾劾! 金町一家解体! 日雇い労働者全国総決起集会」と山谷デモへの総結集を訴える。
1983年11月、国粋会金町一家の西戸組が、右翼政治結社「皇誠会」を名乗り、日雇い労働者の街・山谷の泪橋に登場した。戦闘服にナチス棒、催涙スプレーで武装し、「山谷争議団を解体する」「地域の環境を浄化する」と宣言し、山谷争議団を襲撃した。これに対して山谷労働者は金町一家とつるんだ浅草警察―山谷マンモス交番による何十人もの逮捕―弾圧を受けながらも体を張って攻勢的に闘いぬき、金町一家の街宣車を炎上させ、「皇誠会」の事務所を撤退させるまでに勝利的に闘いぬいていた。
敗勢に立たされた金町一家は西戸組・筒井栄一に佐藤さんを刺殺させ、金竜組・保科勉に山岡さんを射殺させた。2人の虐殺に対して山谷労働者は暴動に起ち上がり、報復と金町一家解体まで闘うことを誓い、宣言した。
以来、「日雇全協」や山谷争議団が金町一家解体戦を放棄する中で、東京・山谷日雇労働組合は「天皇主義右翼ファシストの寄せ場支配を許すな! ファシストとの攻防に勝利しなければ労働者の勝利はない!
やられたらやりかえせ!」と山谷労働者に呼びかけ、毎週金曜日の朝行動や2・11「建国記念の日」粉砕の山谷朝行動を貫徹してきた。
仲間を虐殺され、相手に報復し、相手を解体してしまうこともできないような組織や運動には、決して未来はない。
全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!
1月15日、全国で越年・越冬闘争を闘いぬいた力で、東京・山谷に結集し、天皇主義右翼ファシスト・国粋会金町一家を解体する決意をあらためて打ち固め、玉姫公園での総決起集会と戦闘的な山谷デモを闘おう。
民主党主導の野田政府は、大資本を救済するために、おれたち労働者への戦争と失業―貧困の押しつけを強めている。日米安保の強化―沖縄・名護新基地建設をゴリ押しし、消費税率の大幅アップを強行しようとしている。
南スーダン「国連平和維持活動」(PKO)への陸上自衛隊・施設部隊の派兵も強行されようとしている。狙いは、南スーダン油田の権益獲得であり、「武器使用基準の緩和」をテコに自衛隊を実戦軍として確立することだ。自衛隊の海外派兵の拡大を打ち砕こう。
「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP)参加も強行しようとしている。それは、大企業を延命させるためには、農業、漁業、中小・零細企業を壊滅させてもかまわないという攻撃だ。
国会では「労働者派遣法」改悪と「国家公務員給与削減法」成立がねらわれている。「労働者派遣法」改悪案では、「登録型派遣の原則禁止」、「製造業派遣の原則禁止」としていたのをこれを削除した。「労働者派遣法」こそ、労働者使い捨ての「非正規雇用」を拡大させてきた元凶だ。「労働者派遣法」撤廃をかちとっていこう。「国家公務員給与削減法」案など「公務員制度改革」攻撃がかけられている。これは公務員労働者の賃下げだけでは終わらない。公務員労働者を「いつでも首が切れる」ようにしていくのが「公務員制度改革」だ。「国家公務員給与削減法」の成立を許してはならない。
原発をめぐっては、野田政府は、停止中の原発の再稼動、原発輸出に突き進もうとしている。核武装のための原子力政策を絶対に許さず、すべての原発の廃止をかちとろう。
東北・関東大震災の被災地では、瓦礫やヘドロの撤去すらいまだに終わっていない。被災者切り捨てが進められ、被災による失業者数は、岩手、宮城、福島の3県合計で10万人をはるかに超えた。東京電力・福島第一原発の事故は収束するどころか、放射能被害は今も拡大している。大震災による被害は、すべてが日帝ブルジョアジーの階級支配がもたらした「人災」だ。被災地で呻吟する労働者人民への支援を強化していこう。
右翼ファシストが活性化している。「在日特権を許さない市民の会(在特会)」は、各地で反革命襲撃をくり返している。山谷―全国の寄せ場は天皇主義右翼、ヤクザの暴力に反撃し、労働者の闘いと団結を実力で防衛してきた拠点だ。山谷―全国の寄せ場からうってで、右翼ファシストを撃滅していこう。
1・15日雇い労働者全国総決起集会を闘い、戦争と大増税に突撃する野田連合政府を打倒していこう。2012年の激闘へと進撃していこう。
2011年12月
闘争要綱
日時 1月15日(日)午前10時〜
場所 山谷・玉姫公園
主催 全国寄せ場交流会
呼びかけ 東京・山谷日雇労働組合
東京都台東区東浅草2―1―6
(連絡先 03―3876―8040)
※終了後デモを行ないます。
(編集部責任転載) |