平成27年度 絵画教室


平成27年度        


講 師 : T 先生



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4 月

 オリエンテーション
鉛筆デッサン
5 月

  石 膏 像
木炭デッサン
6 月

7月

  静 物(果物・器物)
(混色を学ぶ)
8 月

 静 物(楽器・果物)
(セザンヌに学ぶ)
9 月

  人 物(ヌード)クロッキー
10 月

人 物(ヌード)
静 物(生花)
11 月

12 月

  人 物(セミヌード)
  1 月

  静 物
(キュビズムを学ぶ)
2 月

講 評 会 
  3 月

  人 物(着衣)
(下地塗りを学ぶ) 





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4月 鉛筆デッサン

4月 鉛筆デッサン
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六角柱+球  F8号
                                            掌   握   F8号





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5月 石膏・木炭デッサン

5月 石膏・木炭デッサン
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ラボルト像は パルテノン神殿遺跡から発掘された女神で、顔に傷があり アバタのヴィーナスとも呼ばれています。
形を正確にとらえるのが いかに難しいか、描くたびに 感じます。
スケール等で 図りながら描くと同時に、感覚的に 全体とのバランスを確認することも 大事にしたい。











                               ラボルト像  木炭紙(F15号相当)





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7月 静 物(果物・器物): 混色を学ぶ

7月 静 物(果物・器物): 混色を学ぶ
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一般論として 絵具の色は 三原色(赤、青、黄)をまぜて 作ることができます。
今回は 絵具の三原色と 白、黒 の五色の絵具で 絵を描くことがテーマです。
使用した絵具は 下記の五色です。全三回で 完成できるでしょうか?
赤・・・・・カーマイン・・・・・・
青・・・・・コバルトブルー・・
黄・・・・・レモンイエロー・・
白・・・・・ジンクホワイト・・・
黒・・・・・アイボリーブラック

実際の絵具は 純粋な単色は ありえず、必ず 他の色が 混ざっているので、
それを考慮して混色することが 必要となります。
・・・・・『わかりやすい混色教室』(グラフィック社) 参照

ワイングラスの エメラルドグリーンを 実現できませんでした。


                          静  物     F15号





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8月 静 物(楽器・人形): セザンヌに学ぶ

8月 静 物(楽器・人形): セザンヌに学ぶ
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今回から 三回にわたるテーマは 『セザンヌに学ぶ』 です。
セザンヌは 近代絵画の父と呼ばれ ピカソ や ブラック に影響を与えた 後期印象派の画家です。
セザンヌの考え方は @意識的な歪みの導入(デフォルメ) A遠近法を排した平面化 です。

『セザンヌに学ぶ』 と言っても 実行するには なかなか 勇気のいることですが、
今回の作品では リンゴ を 上から見下ろすような視点で描き、コニャックのボトルの形を 多少ゆがめてみました。
これにより 絵の硬さが取れ 構成バランスが 良くなったように思いますが 気のせいでしょうか?


エスキース(F6号)      モノトーン(F15号)

背景は 窓辺の室内を設定しました。 何もない背景を 主題を生かしながら描くのは 難しいことです。
背景の壁に モンドリアンの絵を描いてみました。 背景が 主張しすぎないように 気を付けたつもりです。


      *****                                        ヴァイオリンのある静物     F15号





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9月 人 物(ヌード):クロッキー

9月 人 物(ヌード):クロッキー
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クロッキーは 対象を 制限時間内に素早く描写する手法で、
これを繰り返すことにより 対象の特徴を掴み取る能力が増し、描くスピードが上がるとされております。
今回は 人物(ヌード)を 10分〜20分毎、 10ポーズ を描きました。
手法としては コンテの側面を使い、大まかなシルエットをとり、軽く塗り込むという 教室で学んだ方法を使いました。
この中から 次回の教室で描くポーズを 決めることになっています。








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10月 人 物(ヌード)・静 物(生花) 

10月 人 物(ヌード)・静 物(生花)
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人物(ヌード):固定ポーズ

前回のクロッキーの中から 選ばれた姿勢での描画です。

重心は 右足でなく、左の腰にある 今までにない姿勢で、
特に まっすぐに伸びた右足のデッサンが ポイントだと 思いました。

凛とした女性の美しさが 表現できたでしょうか。




静物(生 花)

限られた時間(2.5H)で描くのは 難しいことですが、
大まかにポイントを掴んで 描く練習になります。

また 油絵ですと 絵具が乾かないうちに描くので、
混色しないような絵具の置き方の練習にもなります。

時間節約のために ローアンバーのカラージェッソを 塗っておきました。

描くのに夢中で、生花名を聞くのを忘れ、後で調べることになりました。
描く花の名前ぐらいは 把握しておきたいものです。
【花の名前: 吾亦紅、ダリア、ソラナム(鑑賞用ナス)、スズメウリ】             生 花     F8号


裸 婦     P20号                                                         *





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12月 人 物(セミヌード)

12月 人 物(セミヌード)
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ベリーダンサーの 華やかさの陰にある うつむき加減の、物思いにふけった女性を表現してみました。
壁の模様は 遠近感を出すために 苦労しました。 又 台の上に生花を、椅子から身体にかけてベールを追加しました。
生花は 先月 教室で描いた『 吾亦紅』の落ち着いた雰囲気と 花言葉【物思い】が 気に入り、それを描いてみました。
基調にした ライトレッドと ベールや生花・花瓶のブルーとの対比効果は 如何でしょうか。

油絵は修正可能であることが特徴であり、それゆえに 修正を前提に 思い切った構成、色を試みることが 可能です。
その修正は 完全に 消し去るよりは 多少でも残すことが 深みを増し、思いがけない
良い結果を得ることができるのではないかと思い、それに 期待します。


一回目             二回目
                                                    物 思 い     P20号





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1月 静 物(キュビズムを学ぶ)

1月 静 物(キュビズムを学ぶ)
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キュビズムは なかなか とりつきにくいテーマですが、
今回の一回目は キュビズムの入門編としては 非常に分かりやすい講習でした。
線 及び 円、三角形、四角形等の図形を 描き、その上に モチーフ を重ねて描く という
方法でした。モチーフを重ねた後、バランスや 描く狙いに向けて 線や図形の
追加、消去、移動も必要だと 思いました。

結果は なんとか キュビズムらしいものが描けました。
ランプの下で ワインを嗜みながら ギターを弾く。 その曲は 『ククルクク・パロマ』。

   
エスキース 1              エスキース 2
                                       ククルクク・パロマ     F10号





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2月 公開講評会 

2月 公開講評会
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次回の 27年度 作品講評会のために 下記三点の作品を選定しました。 この中から 一点を 下記展示会に 出品いたします。

横浜美術友の会 絵画教室 受講生作品展
平成28年2月15日(月)〜2月21日(日)   県民ホールギャラリー
         
裸 婦 (P20号)              ヴァイオリンのある静物 (F15号)            物 思 い (P20号)
作品展に出品





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3月 人 物(着衣)


3月 人 物(着衣):下地塗りを学ぶ
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今回のテーマは、『描きはじめの下地の着色』です 。 キャンバスの下地に 中間色の絵具を塗りこめる というものです。
描き始めの油: 揮発油『テレピン』を使用。                  ** 
描き込み時、仕上げ時の油: 乾性油(リンシード等)や ワニス(バンドル等)を 増やしていく。
初心者は ペインテイングオイルを使用でも可。

塗り込める色、タッチ等は 自由でもよいし、描くテーマに沿ったものでもよく、
塗り込めた色やタッチが 思いがけない発想につながる効果が期待できるとのことです。
描きはじめは 結構 勇気がいるものですが、 下地を塗っておくと 躊躇なく絵具を置くことができるような気がします。
特に油絵の場合は 直しが利く ということも 気軽に絵具を塗り重ねることができる利点があると 思います。









春たけなわ、都会の公園で 犬と共にくつろぐ女性を 描きました。

日除け帽と その影の部分を 強調してみました。
下地塗り                                 *
                                                           日除け帽子の女性     P20号