令和03年度 ア ト リ エ


令和03年度        










                                 
( 6 ) 団 ら ん   

                                  ( 5 ) 向日葵(中川一政模写)

                                  ( 4 ) 登  城   

                                  ( 3 ) 薔薇図(林 武 模写)

                                  ( 2 ) アザミの花(ゴッホ模写)

                                  ( 1 )  日本橋 ・ 夜 景






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キャンバス・ナウ(6)


団 ら ん
( F 6 号 )


東京五輪の中、東京での新規感染者数が
過去最多を更新し 4,000人を超えております。

四度目の緊急事態宣言も 8月31日まで延長され
さらに延長・強化されるかもしれません。
9月1日からの主体展は どうなるか 心配ではあります。

ワクチン接種が進んでいることが救いではありますが、
仲間と団らんする機会がなくなって久しく、酒器に
紫陽花一輪を添えた構図で 復活の願いを込めました。

団らんが 飲み会とは 少し 気が引けますが、
今は 一人で嗜んでいる状況から はやく皆と楽しみたい
と願った結果と ご容赦願います。



備前焼の表面にある 胡麻や火襷(ひだすき)を
描写するのは なかなか難しいところです。

モノトーンの雰囲気を残し、一部を 彩色するのも
悪くないのではないでしょうか。

ちなみに 紫陽花は 自宅の玄関の前に咲いていた
もので、どこかに咲いているものを 摘んできたもの
では ありません。


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キャンバス・ナウ(5)


向 日 葵(中川一政模写)
( F 6 号 )

向日葵(中川一政)     


近くの神奈川県真鶴半島に 『 中川一政美術館 』 があります。

  敬意を表して その作品を模写してみることにしました。

中川一政の名言に 『写実とは 見たままを描くことではなく、思ったままを描くことである』 。   

模写を通して 『 一政の思い 』 を なんとか把握したいと思いますが、簡単なことではありません。

この向日葵は 中川一政が レスペクトしていたゴッホの絵を 想い起 こさせます。


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キャンバス・ナウ(4)


登    城
( F 8 号 )




小田原城への最初の門が 『馬出門 』です。

門の入口から見える 奥の土塀を含んだ幾何学的構図が 面白く、それを画材にしました。

馬出門からは見えない 天守閣を 右上奥に配置しました。

北条氏の城下町の 落ち着いた雰囲気を感じていただけたら 幸です。


ペインズグレーのモノトーンで 大方 仕上げたあと 着色するかどうか迷っておりましたが、あえて 着色してみることにしました。
ただし できるだけ モノトーンの結果を生かすようにしたいものです。

背景を 夕焼時にしましたが 着色したなりの良さが出ているように思えますが 如何でしょうか。






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キャンバス・ナウ(3)


薔 薇 図 ( 林 武 模写 )
( F 6 号 )

薔薇図(林 武)     

原色を使用した 単純な描写の絵は なかなか真似のできない描写方法です。

この なかなか真似のできない描写方法を 模写によって経験してみようということです。

フォービズムの旗手とされている 『林 武』 の 『薔薇図』を 模写してみます。

作者の意図を理解するために 実際のモチーフの薔薇が どんな状態であったか わかればよいのですが、
それは 長い間に得た経験を生かすことなのでしょう。 

これで 一応 完成とします。


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キャンバス・ナウ(2)


アザミの花 ( ゴッホ模写 )
( F 6 号 )






箱根・ポーラ美術館で ゴッホの「アザミの花」を鑑賞し、 それを模写してみようと思いました。

模写自体は 写実そのものですが、

作者が 実物を どのように描いたかに焦点を当てたいと思います。


その中から 写実とは違う 何か新しい展開を 探し出せるかもしれない

という ささやかな期待もあるということです。


アザミの トゲトゲした様子、葉や花の簡略化した表現、花瓶の独特な立体表現。

まさに 『芸術は 爆発だ!』 なのでしょうか。 

  アザミの花(ゴッホ)

これで 一応 完成とします。



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キャンバス・ナウ(1)



日 本 橋 ・ 夜 景
( F 4 号 )




高速道路を支える柱や 燈火光の「たて」の反射。  

橋や高速道路の「よこ」の反射 。

これらの光が織りなす夜景は 日本橋を覆った高速道路に対する

負の評価を 覆い隠すような美しさが感ぜられます。


中心部分の明暗を強調し 奥行きを目立たせました。

燈火のまわりの "光の にじみ" を加えました。

船の航跡も描き加えました。


これで 一応 完成とします。




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