☆☆☆ スバリストへの道 ☆☆☆
第9部 みちのく一人旅2000〜田沢湖・十和田湖へ行くぞ!
※5月2日(火)
今年のゴールデンウィークの目玉(?)、「みちのく一人旅2000」が企画された。渋滞にハマりにいくようなものだが、なんとかなるであろうという安易な考えからこの企画が立案されたのだ。昨年夏の「みちのく一人旅」で行き損ねた秋田県の田沢湖を一周したいのと、ついでだから十和田湖へも行ってみようという、結構無理のある企画だ。
着替えや洗面道具、さらには携帯用冷蔵庫(AC100/DC12Vで動作)にペットボトルの清涼飲料水(最近は十六茶ばっかり(←巨人軍上原投手宣伝中))を詰め込んで23:30出発だ。が、首都高は向島ICを先頭に渋滞中。ならば、っと向島ICへ向かうと、渋滞の中心がさらに北に移動していた。ここで首都高を諦めて一般道で東北道浦和ICを目指すことにした。首都高川口線に沿って走っている一般道を走ったら、こちらはスイスイであった。
浦和IC付近の電光掲示板にビックリ。今度は東北道が宇都宮ICを先頭に渋滞20km。こうなったら宇都宮まで一般道で行ってやろうじゃないの、と国道122号と4号を北上。なんとか宇都宮市内に入ったら、今度は西那須野塩原ICが渋滞の先頭になっていた。こちらが一般道で頑張っている最中に、渋滞もじわじわと北上していたのねぇ…。まあ、一般道での走行なら高速料金は取られないし、時速ゆわkm/hは出せるスイスイ状態だったので、こちらを選択して正解と考えよう。
さらに頑張って西那須野塩原ICまで国道を北上すると、ようやく渋滞は解消された模様だ。東北道へ入ると流れは順調。しかし、03:00くらいになって睡魔が襲ってきた。盤越道との分岐を過ぎた安達太良SAで寝袋へ入って就寝することにした。
※5月3日(水)
朝8:00、ようやく目が覚めた。相変わらず雨模様。高速道路の本線をみると車がダラダラと走っている。ああ、渋滞しているのねぇ…。顔を洗って寝袋を片づけて、さあ出発というところでJFI氏から電話が入る。そう、「みちのく一人旅2000」に途中から合流する予定のJFI氏が道路状況と私の居場所を確認してきたのだ。今日の午後か夕方仙台を目指すというので、ちょっと今日中に落ち合うのは無理かな、という感じであった。
再び本線を眺めれば車の流れは順調の模様。すかさず本線に突入すれば、車は順調に流れているじゃないですか。山形道への分岐点である村田JCTまでは一時的にノロノロとなる箇所はあったものの、ストレスを感じることなく順調に走行。さらに車は山形道へと入り古関PAで一時休憩の後、山形北ICで一般道へ。山形道は順調そのものだった。ただ、雨は断続的に降っている…。
国道13号線沿いにある弁当屋(茂利多屋)でバラエティ丼(\380 チキンカツ、唐揚げ、ウズラのゆで玉子が入ったどんぶり)とコーンサラダ(\150)を購入。11:00を過ぎてしまい、朝食兼昼食だ。見た目以上に量があってバラエティ丼でお腹いっぱいになってしまった。サラダの方も、コンビニで売っているサラダパックの2倍は入っているな。満腹、満腹!!
山形到着を鮭川友彦氏に伝えるべく、J-PHONEメールを送っておいた。ついでに温泉情報もお願い、と。
少々休憩の後、車をさらに北上させる。国道13号のバイパス線なのか、最近できたと思われる道へ入ってみると暫くは順調に走っていたけど、13号旧道へ戻る箇所で大渋滞…。将来は高速道路の一部になるのか緑色の看板で案内が出ていたけど、尾花沢市〜新庄市の新道へは行かない方が無難ということだ。渋滞でイライラしているわきの奥羽本線=山形新幹線"つばさ"が走っていく。
そろそろガソリン残量も気になる所なのだが、なんとこの辺りのレギュラーガソリンが\101/lなのだ。高速を降りた山形市や寒河江市あたりで入れておけば安かったのになぁ(それでも\100/l)。仕方なく給油。地方道と高速をメインで529.4km走行して燃費は12.6km/l、なかなかの好成績。
JFI氏から再び電話、常磐道から盤越道へ入ったところらしい。今日中に落ち合うのは無理っぽいな。仙台市内のヨドバシカメラの閉店に間に合うよう、頑張りたいらしい。こちらも無理をすれば仙台へ行かれるけど、行きたいところがあるので止めておこうっと。
さて、新庄市で国道458号へ。10km程先にある鮭川村(当HomePageへ情報提供してくれている鮭川友彦氏の実家がある)、さらにはその先の羽根沢温泉へ向かうためだ。昨年夏の「みちのく一人旅」で探せなかった氏の実家をもう一度探してみようと思ったのだけど、結局今回も分からなかったなぁ。鮭川小学校と鮭川中学校のすぐそばだと思うのだけど、次は本人同伴で行くしかないな。さらに10km程車を走らせると、氏の推薦する羽根沢温泉郷の到着。随分寂しい温泉だなぁ…。
14:20羽根沢温泉着。日帰り温泉にでも入ろうと思っていたのだが、なんと民宿だらけで日帰りで入れそうな所がない。とりあえず記念撮影だけして、早々に撤収だ。でも温泉には入りたいな。いつまで経っても返信のない鮭川氏なので、電話してみることにする。しかし、携帯電話機の電源はOFFのようでつながらない。仕方がない、新庄市へ戻り、さらに北上することにする。
新庄市を抜けると、国道13号も山の谷間を走る感じになる。と、一軒だけ\94/lのガソリンスタンド発見! いやぁ、ここで給油すれば良かった…。やがてJ-PHONEも圏外となり通信不能状態。この辺りから秋田県に入るまではサービスエリアじゃないのだろう。さらに車は北上、秋田県との県境をトンネルの中で迎えた。16:30過ぎ、秋田県の国道13号上にある道の駅"おがち"で一時休憩とする。"おがち"は、道の駅グランプリの優秀賞に輝いた所らしいのだが、はて、どんな審査基準なのであろうか? 私にしてみれば、どこの道の駅も似たり寄ったりに感じでしまうのだが…。それにしても雨は断続的に降っている。回復しそうにないな、こりゃ。
今夜の宿は、秋田県湯沢市に確保しようと考えていたので(いうまでもなく冬は新潟県湯沢町を頻繁に訪れるので、それにちなんで湯沢市を選んだ次第…)、とりあえず奥羽本線湯沢駅を目指すことにした。駅前の観光案内所か何かで、宿を探せないかと考えたわけ。17時過ぎ、ようやく湯沢駅に到着したけど、案内所らしきモノがない。駅周辺を車で見物したけど、数件の温泉旅館があるだけで、安価に泊まれそうな民宿かビジネスホテルがないのだ。う〜ん…。野宿だけは避けたいんだけどなぁ。
結局新庄市内をウロウロしていた時に目を付けていたビジネスホテルを当たってみることにした。新庄市に戻るには約1時間かかるけど、まあ頑張ってみましょう。
辺りも暗くなり始めた17時過ぎ、まず一軒目のビジネスホテルをチェック。カウンターに居たホテルマンは、生憎満室だと。私のすぐ後に入ってきた、やはり一人旅らしきニイチャンもがっかり。ニイチャンは「この辺りで銭湯はないですか?」と聞いていたけど、ホテルマンの返事を聞く前に私は次のホテルへ向かうため出ていった。国道13号に面した「ホテルフジ」だ。ドアを開けると誰も居ない。大声で叫んでみると愛想の悪そうなオバチャン登場。なんとここで一泊\4,200で泊まれるのである。外見はあんまり綺麗じゃないけど、まあいいや。車から荷物を下ろし、指示された103号室へ入ると、ベッドとバス・トイレがある。まずまずの部屋を確保できたぞ。シャワーで軽く汗を流して少々休憩…。
部屋の中をよく観察すると、テレビは2時間\100の有料(このタイプはよくある)、暖房器具は自由に使えるようだが、冷房器具は3時間\100の有料であった。有料のクーラーというのは初めてみたな。ま、GWの気温じゃ冷暖房は不要だけど。
昼間は全く聴くことができなかった東京のAM放送局だが、夕方になるとガンガン入ってくる。山形県内でもTBSや文化放送、ニッポン放送のプロ野球中継を聴くことができるのだ。今シーズン初めてスターティングメンバーに起用された清原の第一号ホームランで先制し、大量得点に恵まれたことをカーラジオで確認したので気分も上々、新庄市内で夕飯を食べることにしよう。ホテルは素泊まりなのだ。しかし、田舎町(失礼!)の夜は早いのか、まだ20時だというのに駅前商店街は真っ暗。空いている店といえば、飲み屋くらいだ。ラーメン屋でラーメンと餃子を注文、ちょっと寂しい夕飯だけど仕方ない。見た目は薄目のスープだったけど、結構濃い味のラーメンと、ニンニクたっぷりの餃子を堪能できた。
商店街からホテルへは車で約5分の距離(奥羽本線の線路を挟んで反対側なのだ)、途中のコンビニで缶ビールとつまみにたこ焼きを購入。部屋に入って細々と乾杯だ。念のためチェックアウトの時間を聞いてみたが、先ほどの愛想の悪そうなオバチャン曰く「何時でも良いよ、ゆっくりしていってぇ。ウチは何時でもいいの!」と元気ハツラツ!? 実は面白いキャラクタなのかもね。疲れも出たのか、部屋にあった浴衣に着替えて23時就寝…。
※5月4日(木)AM
大雨の音で無理矢理起こされる。5時くらいだろうか、辺りはまだ薄暗いので眠る。もう一度目覚めたのが朝7:00だ。もう少し眠りたかったけど、先も長いし、合流する約束もあるので出発することにした。
雨は上がったので、車のフロントガラスなどの雨粒を雑巾で拭き取る。視界がスッキリした時点で荷物を積み込み、朝8:00、さあ出発というところでJFI氏から電話が入る。なかなか良いタイミングだな。氏は岩手県気仙沼市にいるとか。昨夜は仙台のヨドバシカメラで買い物、今朝は気仙沼で美味しい魚料理を食べたとか。こちらの食生活とは随分違いがあるな。とりあえず、両者は15時を目標に秋田県湯沢市で合流することにした。コンビニで買ったサンドイッチとサラダで侘びしい朝食とする。
15時ならまだ余裕だな、せっかく山形へ来たのだから温泉に入ってから行こうと考えた。と車は再び南下を始める。蔵王温泉まで行かれれば最高なのだが、それはちょっと遠すぎる。以前、鮭川友彦氏に連れてきてもらった天童市か村山市の温泉施設にでも行ってみっかな…。(という考えは甘かった)
10:00前に村山市のクアハウス碁点に到着、温泉入ろうかなと思ったけど、その前に湯沢市を目的地にカーナビをセット。すると、距離は180km、到着予想時間は15:00過ぎ!! 温泉入っていては約束の時間に間に合わない! 当HomePageにアップするために建物を撮影、入浴料金を調べただけで早々に撤収開始。ついでに天童市のゆぴあの前を通過…。いったい何しに温泉地がいっぱいある山形まで来たんだか!?
車は再び国道13号を北上する。昨日失敗したバイパス線らしき道は通らない。バイパス線が13号と合流する箇所で眺めたら、あちらはやっぱり渋滞している。旧道を走って正解だったワケ。新庄市を抜け秋田県との県境に近づいたところで、昨日見つけた\94/lのガソリンスタンドで給油。ストップ・ゴーを繰り返す都心と違い、信号機の少ない地方道を走ると燃費が良い。266.5km走行して13.1km/lの好成績だった。ホテルを出発するときは止んでいた雨だが、その後は断続的に降り続けていた。
※5月4日(木)PM
県境のトンネル付近はJ-PHONEのサービスエリア外。トンネルを抜けて暫く走ると電波も復活。留守電が入っているようだ。昨日も立ち寄った道の駅"おがち"で車を止め、留守電を再生すると、JFI氏は国道107号と併走するJR北上線のナントカ駅構内にある温泉へ入ってから湯沢へ向かうという。この時点で12:40だ。カーナビの到着予想時間は、時速45km程度で計算しているのだろう。しかし、こちらは地方道をゆわkm/h程度で走っているので、予想よりも早く到着できそうだ。
再びJFI氏と携帯電話で連絡を取る。あちらの経路を考えると、湯沢駅より横手駅の方が都合が良さそうだ。合流地点をJR奥羽本線横手駅前とし、再び出発する。う〜ん、ここまで車の運転ばっかりで、ロクに観光もしてないなぁ。
13:40過ぎ横手駅前のロータリに到着。どうやら先に到着したようだ。駅舎や駅構内の様子を記念撮影。暫くするとJFI氏から到着の電話が入る。なんとか落ち合えた。氏も昼食を食べてはいないと言うことなので、すぐに移動開始。国道沿いの飲食店にて遅めの昼食だ。店の中で今後の予定を検討する。このまま北上し、田沢湖を目指すことに決定。田沢湖畔かその先の乳頭温泉郷で宿を確保できたらいいね、という話でまとまったのだが…。田沢湖線=秋田新幹線を"こまち"が颯爽と走っていく。ただし、新幹線の線路とはとても思えないボロイ鉄橋だった。
辺りはすっかり薄暗くなった18:00過ぎ、冷たい雨の降る田沢湖畔に到着。意外と観光客が多い。ということは、つまり宿の確保も難しいのだろうか? 2〜3軒の宿で聞いてみたところ、どこも満室状態。ならば、っとこの先の乳頭温泉郷へ行ってみることにした。山道を登り、辺りが暗くなった頃に到着、やはりどこの宿も満杯だ。こりゃ、今日の宿はナシかぁ〜!? もちろんこの間もニッポン放送でプロ野球中継に耳を傾ける。
山道を下る途中で見つけた水沢温泉で汗を流すことに。乳白色で硫黄臭い温泉に入り、疲れを癒す。ここでようやく温泉にありつけたのだ。しかも温泉らしい温泉で感激だ。しかし、その後は身体が硫黄臭くなって大変だったけどね。車は国道46号を走り、岩手県盛岡市を目指すことにした。盛岡ならビジネスホテルの空きもあるだろうと考えたのだ。夜の山道をJFI氏はやたらと飛ばすので(あちらはGT-VDC)、付いていくのに苦労する。合流するまではマイペースの運転で、比較的楽だったんだがな。
22:00過ぎに盛岡に到着。カーナビの地図上のHマーク(宿泊地)を参考に、5〜6軒のホテルに当たってみたがどこも満室だ。Hマークはビジネスホテルはもちろん、観光ホテル、旅館が兼用のマークなので、イマイチ使い勝手が悪い。
Hマークを頼りにビジネスホテルらしき建物を発見。中に入ってみたが、店員がいない。ふと横を見れば、部屋の内部の写真がズラリ…!? あれ、ラブホテルに入ってしまったのねぇ。カーナビのホテル情報は頼りにならないなぁ。
既に23:00を過ぎている。ビジネスホテルの確保を諦め、国道282号を少し北上したところにある道の駅"にしね"で車中泊することに決定。途中立ち寄ったコンビニで夕飯のパンを買ったけど、結局何も食べる気にならず、道の駅の駐車場で就寝。車中泊って疲れるんだがなぁ…。
※5月5日(金)
寒くて目覚めたのが朝の5:30。寒さで体の自由が利かないのだ。ヤバイ! なんとか生きようという気持ちで車のエンジンをかける。暖房をかけて再び眠る。次に目が覚めたのは7:30過ぎ。顔を洗った後、昨夜買ったパンを食べて、いざ十和田湖へ出発だ。
昨夜に引き続き国道282号を北上する。暫く走ると安比高原の看板が見えてきた。折角なので安比高原スキー場を見物することにした。9:00ちょい前に駐車場に到着すると、すでに100台位の車が停まっていた。GW期間中までスキー場は営業している。まだまだスキーは楽しめるのだが、我々はスキーの道具を持ってきていない。滑りたい気分をグッと我慢して、土産物屋にる。
土産物屋内もスキー客が結構いる。窓からゲレンデが見えたのだが、山麓付近に雪は全くなく、ゴンドラで上の方に登る必要があるようだ。今冬の安比高原の積雪がどの程度であったかは知らないのだが、やはり春を迎えて早々に雪は融けてしまったのだろう。ステッカー、お菓子などを購入、ステッカーは早速車に貼り付けて記念撮影をする。
再び国道282号へ戻り、北上を続ける。道の駅"かづの"で一時休憩だ。今朝までいた"にしね"の駐車場より狭いのだろうか、ほぼ満車状態の駐車スペースになんとか停車させる。国道沿いにJR花輪線の線路が走っているのだが、結局走行する列車を見ることはできなかったな。
東北道十和田IC付近で国道103号へ右折、25kmほどで十和田湖へ到着する。湖直前に急カーブが連続すると、ぱっと目の前に湖が広がった。ああ、ようやく着いたんだぁ!! 湖が見渡せる展望台があるので、ここで景色を撮影。ここに来ても天気は回復せず、曇天の記念撮影となってしまった。既に12:00…。
※5月5日(金)PM
湖の周りを一周する国道454号へ入ると、往来する車の数も随分と減った。湖の南側には観光バスで訪れる団体客も多いけど、湖を一周する観光客は少ないのだろうか? やがて車は国道102号へ入り、いよいよ青森県へと突入だ。湖そのものは秋田県に属するようだが、周回道路の一部は青森県を走るようなのだ。この青森県の道路は両脇には1〜2mの残雪があり、雪のトンネルを走っているような気分に浸れる。以前にも山形と宮城にまたがる蔵王で雪のトンネルを走ったことがあるが、雪の量は蔵王の方が多かったかな。
適度に車を停めては、湖や林、残雪を記念撮影。湖の北端あたりで駐車スペース発見、すかさず休憩に入ると、地元のアマチュア無線家が移動運用中だ。50MHzのアンテナを上げている車と、ちょっと離れたところに430MHzだろうかGPとモービルアンテナを上げているグループがいた。
国道454号への分岐を直前に、ちょっと遅い昼食。ソバ屋があったので入る。もう14:00だ。ここで改めて道路地図を広げてみると、東京までのなんと遠いこと。約600km、思えば遠くへ来たもんだ!
ここで青森・大間岬を目指すJFI氏とはお別れだ。私はこの後東京へGO!なのだ。一周約45kmの周回道路を抜け、国道103号へ戻る。ホントは湖畔に立つ"乙女の像"を見ていきたかったのだが、その周囲は車で大混雑、またいつの日か来ることもあるだろうと、そのまま岩手県・金田一温泉を目指すことにした。
国道103号から104号へ入ると、やがて岩手県三戸郡へ抜ける。さらに国道4号(この道は東京日本橋へつながっているんだ!!)へ合流して暫くすると、16:00過ぎ金田一温泉の看板発見。ちょっと寂しい旅館街に、大きな駐車場をそなえた日帰り温泉施設"ゆうゆうゆーらく"を発見。記念撮影をした後、ひとっ風呂浴びる。浴槽が大きくゆったり入ることができたのだが、その割に脱衣場は狭かったな。
外へ出ると、辺りは薄暗くなり始めている。燃料計は残りわずかを差している。国道4号沿いで適当にガソリンスタンドへ入って給油、その後は八戸道・東北道で東京へ戻るとしよう。が、金田一温泉を出発、国道4号を暫く走ったのだが、どこのスタンドも価格表示をしていない。八戸道一戸ICを過ぎても見つからず、結局東北道滝沢ICの直前まで我慢することになった。542.3km、ずっと地方道を走行し、燃費は11.3km/l。辺りはすっかり真っ暗、カーラジオでプロ野球中継が始まっていた。
昨夜お世話になった道の駅"にしね"のそばには東北道西根ICがあるのだが、その一つ東京寄りが滝沢ICなのである。今日も随分と走ってしまったんだなぁ。
20:00を過ぎたところで眠気が襲ってきた。途中のPAで夕飯のカレーライスを食べ、満腹感に慕っている時だからかな?無理をせずに前沢SAで仮眠を取る。が、およそ1時間後にJFI氏から「今どこにいるの?」と安眠を妨害する電話が入る!! その後は、完全に目を覚ますべく水で顔を洗ってスッキリ。本線をひたすら走ることにする。
※5月6日(土)
日付が変わったけど、相変わらず東北道上り線を走行する。ぬわわ〜ぬふわkm/hとスピードは控えめにして、長距離・長時間ドライブを乗り切ろうという作戦だ。SA毎に頻繁に休憩を入れる。無理をしないというのもあるのだが、燃料計が半分位になった頃から給油を意識し始めたのだ。ところがどこのガソリンスタンドでも、レギュラーガソリンは\100/lと高価。次のSAこそは安いんだろう、とSA毎に停車したわけ。
東北道も栃木県に入り関東地方突入だ。ガソリンは相変わらず\100/lだ。どうやら自宅到着まで給油ナシで行かれそうな雰囲気なのでこのまま走ることにした。しかし、2:30位に再び睡魔に襲われる。やはり無理をせずに蓮田SAで仮眠。気が付くと4:00、辺りは明るくなり始めていた。浦和ICまで渋滞全くなし、首都高川口線と向島線もmaxぬふわkm/hで飛ばし、午前5:00ちょうどに自宅前に到着。
最終的な走行距離は1,902kmであった。去年夏の「みちのく一人旅」よりも約600kmも長く走ってしまったのだ。それにしても、岩手県北部から東京まで、およそ580kmを給油ナシで走行できるとは思わなかった(翌日給油した結果、高速Onlyの燃費は13.6km/lだった)。低燃費レガシィに感動の帰路であった。さて、次はどこへ行こうかな?