更新日 1999年05月09日
年式 | 平成元年1月 |
ボディーカラー | ホワイト |
メーカープション | なにもない(と思う) |
変更箇所 | ・エアコン除去 ・エンジンは色々やってあるらしい。(改造というより修理+α) ・ショックアブソーバ スズキスポーツ ラリーショック(多分スプリングも) ・ガード スズキスポーツ フルガード(ラリー用) ・ロールバー 6点式 ・ブレーキ スズキスポーツ ・LSD リアのみスズキスポーツ。センター純正。フトント無し。 ・その他、前オーナーがいろいろ入れてる。 (多分ブッシュ類などは全てスズキスポーツ) |
オーディオ | 純正のまんま。 |
カーナビ | あるわけがない。 |
ホイール・タイヤ | ・なんとスズキスポーツのホイールがあった。 タイヤはアドバンGR−17。155-80-13。 ・スタッドレスはアドバンWR−26FHB。 (これで96年のスノーアタックに出た。) |
使用オイル | ・エンジンオイル カストロール XF−03 10W−40 カストロール シントロン 5W−50 モービル1 ・デフオイル 当時クルマ屋さんにあった謎のオイル。(具合よかったけど) |
用途 | ・雪道用。当時はファーストカーがMR−2だったもので。 ・冬場のイベントにはこれで参加。 |
燃費 | 正確なところは不明。(そんなによくなかったような。でも雪道だしな) |
入賞など | ・96年 NBS杯スノーアタック。軽クラス2位 ・96年 非合法雪上トライアル。競技車部門 3位 ・97年 非合法雪上トライアル。競技車部門 3位 |
<個人的な概要>
平成7年3月にそれまで雪道用に所有していたギャランを手放してから、「今度は軽のラリー車にしよう」と決め、雪が降る前の11月に見つけたクルマです。
このワークスは以前より狙っていたもので、4〜5年前にラリーに参戦していたときから知っていたクルマでした。
所有していた人はすでに競技参戦車を別のクルマにしていたのですが、「通勤用」として持っていたもので、競技に使用しなくなってから、いろいろいじったようです。(ラリー関係のクルマを多数扱う工場の整備士さんです。)
もともと、私の手元に来たときからラリー用のパーツはひととおり入っており、別段何もする必要はなかったのですが、ディスクローターやブレーキパッドなどが消耗しきっていたので、細かいところも合わせて直しました。
また、エンジンは550ccのブロックだったのですが、タービンなどは660ccのものが付いていたようですし、コンピュータも違うものが入っていたようです。
(一説によると、80psほど出ていたときがあったらしい。ホントかウソかはともかくとして)
このクルマは冬場の通勤用ということで購入したのですが、ラリー仕様ということで、結局、冬場のイベントに参加してしまいました。
特にこのころの思い出としては、長野のとあるクラブが主催した雪上トライアル(雪に埋もれたグランドを整地してコースを作った結構大きなイベント。JAFとは関係がないイベントだったが。)で、最新マシンを相手に2位に食い込めたことですね。
ちなみに、雪道(山ん中)で喜んで走りまくっていたため、タービンを焼き付かせてしまい、14万円の出費をしていまいました。
これ以降、贅沢にもカストロール・シントロンを入れるようにしました。
結局、雪道や林道で2年間、さんざん遊んだ後、手放しました。(どうやら、まだちゃんと動いているようであるが)
<私情インプレッション>
・走りに関して
基本的にはノーマルの状態を知らないので、今回はスズキスポーツのラリーパーツを組み込んだ状態の話をします。
もともと、スズキスポーツのラリーパーツは評判がよく、県シリーズを戦うアルト勢の多くはスズキスポーツを組んでいるようです。
実際、車重の軽いボディにこのエンジンは必要十分なパワーで、特に雪道では笑っちゃうほど具合がいいと思います。
ギャランVR−4と比較することになるのですが、安定性はギャランのほうが上ですが、乗ってコントロールする楽しさはアルトのほうが若干上のような気がします。
もちろん、ギャランのほうがどこを走らせても速いんですが、ただ、アルトワークスにはアルトワークスなりの面白さもあったと感じます。
足回りはタイヤも含めて、完全にラリー用だったのですが、ワダチの浅い林道やスポーツランド信州では文句無い状態でした。(もちろん、タイム的にはギャランのほうが上ですが、クラスが違うわけですから、比較すること自体、無意味ですね。)
・内装
このクルマの内装についてコメントするのも無駄ですが、ただ、やっぱり軽自動車の場合、ダート走行ではロールバーは絶対に必要ですね。
(まあ、これは軽自動車に限ったことではないが)
というのは、たまたま、とあるダートラ場で練習走行をしにいったとき、前日、転倒したミニカを搬出しているところでしたが、ロールバーがなければ運転席の空間は確実に無くなっていたと思われるような破損状況でした。
話によると、ドライバーは無傷だったそうですが、これはロールバーとフルバケットシート、4点シートベルトのおかげでしょうね。
・問題点(故障内容)
まあ、ラリー車にはトラブル・消耗はツキモノなんですが、タービンが焼き付いたのはやっぱりびっくりした。
もっとも、この原因は「すでに消耗した」という理由らしいのですが(前オーナーに話をしたら「ああ、やっぱり焼き付いたか」と一言)、特にブーストを上げ気味にしたことが直接の原因だったようです。
あと、意外とタイヤの消耗が早いのには驚いた。
ラリータイヤでの消耗は、スターレット以上のような気がしました。(正確な比較はしていないんですが)
<個人評価>
特に評価も何もないんですが、やっぱりラリー車は私の性に合います。
だいたい、ラリーを戦ったクルマというのは相当に疲労しているんですが、そのぶん、安く買えますし、消耗パーツ以外はすでに入ってそのまま使えますので、程度さえ我慢すれば安く済みます。
今回はショック1セットを余計にもらいましたし、LSDもそれほど消耗していなかったので、高い部品代がでなくてよかったです。
(しいていうならタービンがねえ)
でも、軽自動車って、やっぱり長距離って疲れますね。