更新日 2001年05月16日


<関わるクルマ紹介−ファイル15>


フォルクスワーゲン ヴェントGLi





<カタログ主要スペック>

車名 フォルクスワーゲン ヴェント
グレード GLi(4AT)
型式 E−1HADY
エンジン型式 ADY
エンジン種類・排気量 SOHC 直列4気筒 1984cc
最大出力・最大トルク 115ps/5400rpm 16.6kg・m/2600rpm 
全長x全幅x全高 4370mm x 1695mm x 1435mm 
車体重量 1190kg
駆動方式 FF
トランスミッション 4速オートマチック
フロントサスペンション マクファーソンストラット
リアサスペンション トーションビーム付きトレーリングアーム
主要装備 パワーステアリング
パワーウインドウ
電動リモコンミラー
エアコン
カーステレオ
集中ドアロック
ABS
イモビライザー
  ↑(早い話、フツーの装備)
標準タイヤサイズ 185−60−14
標準小売価格 2,640,000円



<概要>


 3代目フォルクスワーゲン・ゴルフの4ドアセダンバージョン。
 近代フォルクスワーゲン社の中核モデルにあたる「ゴルフ」は3ドアハッチバック&5ドアハッチバックであり、この 「ゴルフ」の場合、モデルチェンジしても名前は変更されないが、この「ゴルフ」のコンポーネントを流用した4ドアセダン版は毎回名称変更されており、ヴェントは3代目ゴルフのセダン版に付けられた名称である。
 (ちなみに、2代目ゴルフのセダン版は「ジェッタ」、4代目ゴルフのセダン版は「ボーラ」である。これらは全て「風」にちなんだ名前である)

 このため、ヴェントは3代目ゴルフの兄弟車であり、フロントデザインが若干異なることと、リアがハッチではなく独立したトランクルームになっている以外はゴルフとまったく同じである。(ホイールデザインが違うなどの点はあるが、基本コンポーネンツはもちろん、内装、ドアに至るまでまったく一緒である。)

 ヴェントは3型ゴルフの2ヶ月後の1992年6月、日本デビューした。
 ゴルフが若者向けであるのに対し、ヴェントは落ち着いたフェイスを持ち、高年層に向けたデザインとなっている。
 当初のグレード構成は、1800ccエンジンのCLiと2000ccエンジンのGLiの2グレードであったが、翌年にはゴルフ同様、2700ccV6エンジンを搭載したVR6も追加された。
 95年にはゴルフ同様マイナーチェンジが実施され、エアコンが日本製になった他、オートマやエンジンに改良が加えられた。また、フロントグリルも変更され、いわゆる「ハッピーグリル」となった。

 98年、ゴルフが3型から4型にフルモデルチェンジした際、セダン版の新型は発表されていなかったが、翌年の99年、ヴェントの後継機にあたるボーラが登場し、販売は終了した。
  



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