作成日 2002年10月05日
年式 | 昭和61年4月 |
ボディーカラー | 白 |
メーカープション | 無し |
変更箇所 | 完全にノーマル。 |
オーディオ | ・純正AMラジオ |
諸元 | ・550ccキャブレターエンジンのリア2WD。 ・農耕用軽トラであり、当然のことながら快適装備はなし |
用途 | ・新居引越し&雑運搬のため親戚からもらいうける。 ・車検切れ手前だったのでとりあえず車検を取って以降、なんだかんだでわりと活躍。 |
燃費 | じっさいのところよくわからない。 (1度しか給油していないんだよなあ) |
<個人的な概要>
平成13年末、新居への引越しやら大物購入の運搬のため親戚のおばさんから借り受けたクルマ。
すでに親戚のおばさんはほとんど使用していない状態であったことと、平成14年4月には車検が切れる状態であったため、「来年3月までに廃車にしておいて」と言われたのだが、もったいないので名義変更&車検取りして廃車を免れたわけである。
昭和61年車であり、すでに17年以上も前の軽トラックであるが、走行距離は36000kmしか走っていない(裏の畑仕事に使用していただけなのでこうなる)ため、エンジン自体の傷みは少なく、ボロいながらも十分活躍してくれた。
現在(平成14年10月)は、その役目をほぼ終え、インターネットで売却される運命となった。
<私情インプレッション>
・走りに関して
まあ軽トラックに走りもなにもあったものではないのだが、非力なエンジン(詳しくは知らないが36馬力くらいか?)であるものの車体重量が600kgの2WDということでなんとか走る。
とはいえ、4PRのバイアスタイヤで、しかも4輪ドラムブレーキ、更には4速しかないギヤなど、速く走ることは事実上不可能。
実際、50km/hも出せば安定性はないわブレーキも不安でマジに怖い。
田舎で買い物するのにウロウロするぶんにはいいのだが、走行車両の多い幹線道路は走りたくないクルマでもある。
(なにが悲しいって、通勤のとき、流れに乗るのがやっと。)
今まで出した最高速度はメーター読みで70km/h。これ以上出すと安全が保てない。と感じる。
タイヤを換えてあげてば多少は良くなるものの、どのみちギヤ比の関係で速度を出せない(90km/hくらいは出るんだろうけどエンジンがかわいそうなほどうるさくなる)のだからこれで十分なのかもしれない。
あと、当たり前であるが、乗り心地はいいわけがない。奥さんは横に乗るたび、乗り心地の悪さに「おれのぉとらくたぁ〜」とワケのわからん歌を歌いだす始末である。
・内外装
今回、このクルマで最も感動?したのは空調である。
エアコンがついていないのはいいとして・・・・ なんとこの軽トラック、送風ファンがない。
空調コントロールはある。クール〜ホットとか、吹き出し口切り替えとか、内外気切り替えもある。
が。風量調整&ON/OFFがない。つーか、ファンモータがない。・・・・・ようするに、「走っていると自然に風が入ってくる」という仕様。
まあ、別段困るわけではないのだろうが・・・・・ 少々びっくりした。
その他は普通?なのだが、このクルマの場合、ハイルーフ仕様であるため天井にかなりの容量の荷物棚があり、これは結構便利。
・問題点(故障内容)
問題点というわけではないのだが、このクルマはオートチョーク無しのキャブレターであるため、暖気が面倒くさい。
今時の若い人々には無縁な世界かもしれないのでここで簡単にキャブレター式の暖気運転を説明する。
@エンジンが完璧に冷えている場合、アクセスを2回ほど踏む。
A寒い場合はチョークレバーを全部引っ張っておく。暖かい場合は3/4ほど引っ張っておく。
Bエンジンキーをひねり、エンジンの始動をする。
Cエンジンが始動したらすぐにチョークレバーをある程度戻す。(大抵は1/3〜半分くらい)
Dチョークパイロットランプがだんだん明るくなってきたら少しづつチョークを戻していく。
Eチョークレバーを全部戻した状態でアイドリングが安定したら数分暖気する。
ちなみに、世の中には「オートチョーク」という便利な機能?がついたクルマもあり、その場合はこれらの作業を自動的?におこなってくれるため、ある程度の暖気でOKというわけである。
実際、キャブレター式のクルマのことを知らないで「このクルマ、エンジンが不調なんだよ」と言う人も多かったりする。
じつはこのクルマも親戚のおばさんから「買ったときからエンジンがかかりにくくて・・・ ハズレだったんかねえ」と言っていたが、単に説明書を読んでいないだけであった。(が、そのおかげでタダでもらえたのだが)
まあ、面倒なことには変わりないし、今時の軽トラはインジェクション仕様であるし・・・・、わざわざ乗ることもないと思う。
さて、故障内容であるが、今まで取り立てて大きな故障はなかったようである。(もっとも36000kmしか乗っていないけど)
とはいうものの、こないだの車検で「冷却水のリザーバータンクがなくなっていた」ことが判明。
リザーバータンクは車体の裏にあるのだが、どうやら走行中にでも外れて落ちてしまったらしい。
一体いつ脱落したのかすら不明であるが、短距離でおとなしく乗っているとリザーバータンクがなくても問題はなかったりする。
(550ccの水冷エンジンでほとんど負荷をかけない短時間運転だしねえ)
もっとも、さすがに無いとマズイ部品でもあるため、これは車検整備をした日産ディーラーの判断でジュースのペットボトルを代用したようだ。
<個人評価>
実用本位の軽トラックであるため、ボロだろうがなんだろうが「動けば十分」という感じであり、そういう意味では評価は悪いはずはない。
実際、軽トラックがあるとマジに便利で、ホームセンターで大きな買い物しても全然困らないし、タイヤの運搬もじつに楽になった。
本来であればずっと所有していたいくらいなのだが、とりあえず使用頻度のピークは過ぎた(新居の雑用はほぼひととおり終わった)ので、ここらで手放すこととした。
いちおう、この軽トラを手放した後、通勤用の車体を1台購入するつもりであるが、もし、この軽トラックの年式がもう少し新しかったら手放さずにいたと思う今日この頃である。