更新日 2001年11月17日


<関わるクルマ紹介−ファイル14>


マツダ ユーノス・プレッソ Fi−X SV (4AT)





<カタログ主要スペック>

車名 ユーノス プレッソ
グレード Fi−X SV (4AT)
型式 E−EC8SE
エンジン型式 K8
エンジン種類・排気量 DOHC V型6気筒 1844cc
最大出力・最大トルク 140ps/7000rpm 16.0kg・m/5500rpm 
全長x全幅x全高 4215mm x 1695mm x 1310 mm
車体重量 1160kg
駆動方式 FF
トランスミッション 4速オートマチック(EC−AT)
フロントサスペンション マクファーソンストラット
リアサスペンション ストラット
主要装備 パワーステアリング
パワーウインドウ
電動リモコンミラー
エアコン
カーステレオ
集中ドアロック
サンルーフ
ABS
アルミホイール
フォグランプ など
  2ドアクーペというか3ドアクーペというか・・・
標準タイヤサイズ 205−55−15
標準小売価格 2,138,000円



<概要>


 平成3年にデビューしたマツダのパーソナルスポーティークーペ。
 基本シャーシをファミリアから流用しつつも、華麗なヨーロピアンフォルムとスポーティーな室内で構成し、独特の雰囲気をもつ。
 特に搭載エンジンには、コンパクトなシャーシにクラス初の1800ccV6DOHCエンジンを全車に搭載している。
 また、この時期のマツダは多チャンネル展開をしており、V6エンジン搭載車を「ユーノス・プレッソ」としてユーノス店で販売。シャーシ、ボディはそのままでエンジンのみ1500cc直4エンジンを搭載したモデルを「AZ−3」としてオートザム店で販売した。

 ボディではリアをハッチバックにしながらもクーペスタイルを成立し、それに合わせて各部のデザインは一種独特の好き嫌いの分かれるスタイルになったものの、そのネーミングと相まって、特に女性から支持されるクルマとなった。

 クルマ的にはデビュー早々から女性のためのお洒落なパーソナルスタイリッシュクーペとしての位置を築き上げたものの、販売面ではあまり振るわずにいたが、これはV8エンジン搭載による価格アップによる点が大きく、3年後のマイナーチェンジではAZ−3共々お互いのエンジンを両モデルにラインナップすることとなる。(この結果、AZ−3とプレッソは完全に姉妹車となった)

 マイナーチェンジ以降は新車価格を下げながら装備を充実するなどの延命措置が取られ、そこそこの新車登録台数を維持していたものの、マツダの不振による販売チャンネルの閉鎖や車種整理のため、知らぬ間に姿を消えていたのだが、最終モデルの1500cc版は驚くほど安い価格設定をしていただけに販売終了したことが惜しまれるクルマである。

 また、プレッソ/AZ−3のファンは多く、販売台数や販売年数のわりにオーナーズクラブが多いようである。



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