更新日 1999年05月04日
車名 | 日産 インフィニティQ45 |
グレード | セレクション・パッケージ |
型式 | E−HG50 |
エンジン型式 | VH45DE |
エンジン種類・排気量 | ECCS DOHC V型8気筒 4494cc |
最大出力・最大トルク | 280ps/6000rpm 40.8kg・m/4400rpm |
全長x全幅x全高 | 5090mm x 1825mm x 1425mm |
車体重量 | 1870kg |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | フルレンジ電子制御E−AT 4速オートマチック(ゲートタイプ) |
フロントサスペンション | 独立懸架マルチリンク 電子制御式油圧アクティブサスペンション |
リアサスペンション | 独立懸架マルチリンク 電子制御式油圧アクティブサスペンション |
主要装備 | ・4輪ABS ・リアビスカスLSD ・クルーズコントロール ・SRSエアバッグ ・ハイトコントローラー など |
・本皮シート ・運転席/助手席マイコンパワーシート ・電動チルト付きサンルーフ ・BOSEサウンドシステム など | |
標準タイヤサイズ | 215−65−15 |
標準小売価格 | 6,300,000円 |
<概要>
平成1年にデビューした日産の最高級車。
世界に通用する「ニッポンの高級車」として、4500ccV8エンジンを搭載し、全長5mを越えるワイドボディーを採用した。
国内ではトヨタ・セルシオに1ヶ月遅れでデビューし、セルシオより500cc大きい排気量や、セルシオより大きい車体寸法であったが、グリルを持たないフェイスデザインや、あえて木目を一切使わなずに、ホワイトレザーなど、日本の高級車らしからぬコンセプトが、結局、購入層に理解されず、あっというまに不人気車の烙印を押されてしまった。(自動車雑誌などでは高い評価を受けたが、このクラスのクルマを買う人って、そんな雑誌など読むわけがない)
最初からセルシオに大きく溝を開けられたインフィニティQ45ではあるが、エンジンは国内最高出力の280psを発生し、足回りには日産の技術の結晶とも言える「油圧アクティブサスペンション」を搭載するなど、意欲的な姿勢も見られたが、本来の消費者にあたるお金持ちの方々には指示されないで終わっている。
結局、販売不振の打開策として、当初のコンセプトを大きく路線変更して「グリル付き」「木目パネル」などを採用したものの、焼け石に水で終わっている。
このインフィニティQ45は、日産のプレステージカー「プレジデント」のベース車として最初から設計され、平成2年にモデルチェンジしたプレジデントはインフィニティQ45のロングボディである。(もちろん、装備も豪華になっているが)
インフィニティQ45は高級車といいながら走りに重点をおいたクルマであり、後部座席より運転席(と助手席)に重点をおいた室内などから理解することが出来る。
現在、インフィニティQ45は知らぬ間に生産中止となり、その地位をショートボディ(といっても5m越だが)の「プレジデントJS」に譲っている。
話は変わりますが、オリックスのイチロー選手も乗ってます。(もう手放したかな?)