更新日 1999年12月26日


日産 スカイラインGT−R(BNR32)

<ETSコントローラ>



 今回スカイラインを購入した理由は「雪道用」である。(スカイライン好きな方が聞いたら怒りそうだが・・・・)
 なんせ、アルシオーネ/ギャラン/アルトワークス/パルサーと続いたセカンドカーに課せられた目的は「4WD」である。
 ぶっちゃけた話、家にあるクルマ7台(父親2台。母親1台。兄夫婦2台。私2台)のうち、4台は4WDである。(あとの2台はFR。1台がFF。)
 いざとなったら他のクルマを借りることも出来るのだが・・・・ やっぱり自分専用に4WDを1台持っていたいのである。

 どうして4WDか? わざわざ説明するまでもなく「雪道対策」である。
 ここ何年かは暖冬のためと道路整備がよくなったため、一見して「無理に4WDでなくても」と思われがちである。が、やっぱり山の中ではFFでも苦しい場面は多い。
 よく、いろいろなところ(というかインターネットの掲示板など)で「雪道と4WD」に絡んだ話を目にすることがある。
 その中で必ずと言っていいほど出てくる話は「FRのほうが返って安全」とか「4WDは返って危険」とかがある。
 その理由は「下りの場合・・・・」とか「コーナー時・・・」という話になるわけだが、そんなことは私は百も承知であるし、それよりも、このあたりの話は「クルマの性能の限界付近で走らせている場合」の話と「普通にゆっくり安全マージンをたっぷり取っている場合」をごっちゃにしているようで、個人的には納得がいかない。

 少々話が逸れてしまったので話を戻すが、雪道で一番辛いのは「登れない」ということ。これに尽きると思う。
 (もちろん、一番恐いのは「止まれない」です。)

 で、GT−Rの場合、4WDとはいっても、アテーサE−TSである。いわゆるトルクスプリット4WD。普段はFR。

 このクルマが4WDになるときはリアタイヤが空転を開始した場合であるが、これは雪道の発進だけを考えるとリジット4WDより不利ではある。
 もっとも、不利とは言いながらも別段困るレベルではないのもわかっているのだが、さらなる具合良さを求めてETSコントローラを組み込んだ。

 で、ETSコントローラ。簡単に説明すると、GT−Rの4WDの配分を変更するものである。
 モノによってその制御内容は異なるが、その種類は大きく分けて「50:50のリジット4WDにする」タイプと「アテーサ制御の内容を変更する」タイプの2つあるようだ。

 で、今回購入したのは「フィールド技研/E−TSリニア」である。(ちなみに、インターネットの個人売買で購入)

 このE−TSリニアはアテーサの制御内容を変更するもので、厳密には最初から4WDにならないのだが、「コーナーボリューム」と「アクセルボリューム」の2つを調整することにより、限りなくFRな状態にしたり、限りなくリジッド4WDな状態にしたりすることが可能である。

 早い話、E−TSリニアの場合はメーカーが決めた標準のアテーサコントロールのパラメータを変更するものであり、信頼性もけっこうあるので、私のように「雪道専用」だとか、あるいは「4WDがうっとおしい」という方などには、オススメの一品である。 




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