更新日 2002年11月30日
このカテはいろいろと修正・更新をしているため、ごちゃごちゃになっています。
そのため、下記リンクを参照願います。
・2002年11月30日 群馬のK様のところにドナドナ。大切にしてくれそうです。壊れないことを祈ってます!
・2001年04月 第3次仕様
・2001年04月 アライメント調整結果
・2001年04月 自作ROMデータ
・2001年04月 スナップ写真
・2000年08月 アライメント調整結果
・2000年08月09日 鈴鹿サーキット走行
・2000年07月 第2次仕様
・2000年07月 購入時のROMデータ
・1999年12月 当時のスナップ写真&仕様
・1999年12月 購入してからの変更内容
・1999年09月 購入当時のスナップ写真&仕様
・BNR32スカイラインGT−Rのアライメント値(メーカー指定値)
・2000年01月 「BNR32GT-Rブーストかかんないんです」 YAHOO掲示板のログ
以下は2000年07月に書いた私情インプレ
<個人的な概要1(購入編)>
平成11年9月、セカンドカー(雪道用)のパルサーGTI−Rが車検を向かえたため、「そろそろ買い換えるか」という安易な理由で購入したクルマである。(もっとも、買い換えに至る理由はいろいろとあるのだが)
このGT−Rはいろいろな改造を施されていて、かなり消耗していた関係上、格安で購入できたのだが、そのぶん、購入から約3ヶ月は修理や整備に時間と金を費やすこととなった。
この3ヶ月で実施した修理・整備は次のとおり。
項目 内容 タービン交換 タービンのインペラーが破損したため2個とも純正品に交換。
クラッチ交換 OS技研のツインプレートクラッチが入っていたため、これをNISMOのノンアスベストに交換。これにともない主要クラッチ関係部品を交換。
足回り交換 車高調ショック「圭オフィス・エアフォルグ」が入っていたため、NISMOのショック&スプリングに交換。これにともない、アッパーマウント、テンションロッドなど純正部品を交換。
シート交換 購入時、純正シートがイヤになるほど汚かったので、やむなくRECAROSR−Vを2脚購入。交換。
ついでに、内装で痛みの激しい部品も交換。
板金修理 この年式のスカイラインGT−Rに発生する右リアフェンダーの錆の浮きを板金修理。
ブレーキ関係 ローターの消耗等が激しかったため、ローターとパッドその他諸々を交換。
エアコン修理 効きが悪かったので修理。
結局、格安で購入したにもかかわらず、相当な費用をかけてしまったため、お買い得感はなくなってしまったものの、一通りリフレッシュできたためかえって良かったとも思っている。
現在のところ、乗り味、エンジンパワー等も「ノーマル+α」という感じで、信頼性等々も含めて満足できる仕上がりになった。
もともとは雪道用であったが乗るからにはキチンとした状態にしたかったので金をかけたわけだが、おかげで現在ではとても良いコンディションになっている。
<個人的な概要2(乗ってみて)>
すでに7年落ちのクルマであるが、それでもやっぱり「GT−R」である。
なんせ、速い。とにかく、速い。しかも安全。
このGT−R、いちおうエンジンはライトチューンなわけだが、アイドリングも驚くほど安定していてエンジンに対する不安感はない。
もっとも、購入当初、ブースト圧が1.0kgを越えていて、それでタービンが破損した点を考慮して、現在では0.7〜0.9kgにしている。
もちろん、購入当初ほどの加速はないものの、それでもオイラにとっては十分すぎるほどの加速である。
足回りは一新している。。新品のNISMOのショック&スプリングと純正新品のアッパーリンクやテンションロッドにしてアライメントを取り直した結果であると言える。
また、同様にブレーキロータ&ブレーキパッドも新品。ついでにブレーキマスターシリンダーストッパーも装着したため、ブレーキのダイレクト感は十分。スポーツ走行ではノーマルのブレーキでは?などと言われているようであるが、普通に乗っている分には、GT−RのブレーキはプロジェクトμのHC−チタンKAIのおかげもあって実に良く効く。
内外装は可能な限りリフレッシュしたため、古さは感じにくいわけだが、これはRECAROによるところが大きいかもしれない。
また、アルミはTE37の17インチが付いてきたため実にラッキーであったが、代わりに16インチの純正ホイールがなく、スタッドレスタイヤは社外品の安い16インチを購入した。(GT−Rの純正ホイールって、中古でも高いんだよなあ)
タイヤは255−40−17のファルケン・アゼニス。パターンからして「雨が降ったら大変」というのがわかるが、代わりに路面温度が高ければ実によくグリップする。
とまあ、なんだかんだで金をかけてしまったわけですが、走行性能も申し分ないし、古さもあまり感じないし、なにより、ノーマルに近い状態でリフレッシュしたため、安心して乗ってられるクルマに仕上がったのが良かった点である。
現在、約1年経ったわけだけど、コンディションを維持することを最優先にして、大事にしていきたいと考えている。
(とはいえ、いつ手放すかわからない。あいかわらずですが)
<私情インプレッション>
・走りに関して
まあ、天下のスカイラインGT−Rなわけですから、走りがすごいのは当然なのですが、いちおうインプレッション。
まず、エンジン。
実車のエンジンは給排気系とコンピューターなどに改造を施されているわけですが、現在の巡航ブースト圧0.8kgで十分な加速を得ることが出来る。
で、このエンジンの印象は「ターボにしては軽い吹け上がり」と感じるが、なんていっていいのか・・・ 「普通にすごい」という言い方しかできない。
というのは、エンジン特性は下から上まで実にスムーズかつパワフル。といっても、全域でこんな感じであるため、特化した印象が無い。
もちろん、これは実に素晴らしいことでもあるのだが、他の直6と比較した場合にも「スムーズさ」が目に付く。という印象だといえばわかってもらえるだろうか。
なんせ、どういうわけか、この実車のエンジンは妙に安定していてスムーズ。過去にGT−Rに乗ったことがあるが、このエンジンは群を抜いてスムーズである。
これが給排気系によるものなのかどうかは不明であるが、いわゆる「ライトチューンによる不具合」は現在のところ皆無である。
特に関心するのはマフラー。
いちおう社外品になっているのだが、細目(φ80mmか?)のせいか、音も静かで低速トルクも全然犠牲になっていない。
このあたりの改造は私が購入したとき、すでに施されていたものであるが、実に良くまとまっていると思う。
現在の最高速度は高速道路上でマークした280km/hであるが、このときのエンジンはまったく不安を感じなかった。
で、このクルマのことについて、あといろいろとインプレはあるのですが・・・ それは割愛します。
(気が向いたら書き込みします。)
<個人評価>
ぶっちゃけた話、私はそんなにスカイラインGT−Rというクルマは興味の対象外ななかでの購入だったわけですが、実際に所有してみると「やっぱりすげークルマだな」と感じています。
正直なところ、ジムカーナに無関係であるこのクルマ、本当はあまり好きではない部類になるのですが、でも、こうして乗ってみると、競技やスポーツ走行といった部分とは異なる「走り」の面で、このクルマの凄さを実感します。
それは普段の運転の中での、ちょっとしたコーナーや、あるいはドライブ程度で走っているときの山間路、あるいは高速道路など、「走り」を意識しない運転において、神経を使うこと無くスムーズでいながら、実は異様に速く走れている。そんなクルマです。
これらの印象は、やはり、エンジンであり、足回りであり、シャーシ剛性であり、アテーサET−Sであり、そして、これらの先端技術と、先端技術だけに飲まれること無くじっくりと仕上げたプロジェクトチーム、そして、それら贅沢なクルマ作りを認め、バックアップした関係者が「本気」でこのクルマを作ったからなのでしょう。
普段はそんなことはまったく考えない首領Yですが、このクルマを乗ってみて、ふと、そんなことを思ったりします。
結局、首領Yの評価は「やっぱ良いクルマだな」です。
ただ、走りというか動力性能は秀でていますが、その他はフツーのスポーティークーペですけどね。