更新日 2001年11月30日
車名 | 日産 スカイラン |
グレード | 2Dr GT−R |
型式 | E−BNR32 |
エンジン型式 | RB26DETT |
エンジン種類・排気量 | DOHC ツインターボ 直列6気筒 2568cc |
最大出力・最大トルク | 280ps/6800rpm 36.0kg・m/4800rpm |
全長x全幅x全高 | 4545mm x 1755mm x 1340mm |
車体重量 | 1480kg |
駆動方式 | トルクスプリット4WD |
トランスミッション | 5速マニュアル 1速:3.214 2速:1.925 3速:1.302 4速:1.000 5速:0.752 最終:4.111 |
フロントサスペンション | マルチリンク式コイルスプリング サスペンション |
リアサスペンション | マルチリンク式コイルスプリング サスペンション |
主要装備 | ・4輪ABS ・リア機械式LSD ・スーパーHICAS ・アテーサE−TS |
・16インチ鍛造ホイール ・アルミボンネット/アルミフロントフェンダー | |
標準タイヤサイズ | F:225−50−16 R:225−50−16 |
標準小売価格 | 4,545,000円 |
<概要>
平成1年に日産が技術の粋を集めて世に送り出した8代目スカイラインの「GT−R」。
もともとの目的は「グループAの首位奪還」という日産のレース活動の威信を賭けたクルマであり、そのコンセプトもグループAに準じたものであった。
そして日産は長らく使用することを躊躇していた伝説のグレード名「GT−R」の銘を、この8代目にあたるR32スカイラインで復活させたのである。
BNR32型スカイラインGT−Rは専用設計の2.6リットル直列6気筒DOHCツインターボエンジン「RB26DETT」を搭載し、駆動系にはトルクスピリット4WD「アテーサE−TS」を投入した。
また「ドライビング」に対しての妥協は極力せずに、市販車として考えられる最高の性能を追求した結果、価格も440万円以上となってしまったが、バブル景気も手伝って、販売台数は予想を大きく上回り、独特のステータスさえ作り出してしまうほどの人気となった。
内外装はノーマルのスカイラインに類似しているが、走りの性能という面での変更が随所に見られ、特にフロントシートをはじめ、アルミホイール、フロントバンパー、フェンダーなどは妥協を廃した専用設計である。
BNR32スカイラインGT−Rは平成7年にデビューしたBNR33スカイラインGT−Rに進化するまで生産されたが、その間、レース用ホロモゲーション取得のための「ニスモ仕様」、ブレーキ関係その他を大幅に強化した「V−SPEC」「V−SPECU」など、走りに対する拘りを具現化したバリエーションを展開した。
量産車とは関係ない話になるが、日産はこのBNR32スカイラインGT−Rにより「グループA」で無敵の存在となり、レース界での威信を取り戻すとともに、新たなGT−R伝説を築いた。
まあ、どうこうと説明するまでもなく、かなり有名なクルマである。