--- (1) プロトコルコアの拡張 --- |
draft-ietf-tls-rfc4346-bis-03 |
[ 日本語 原文 ] |
The TLS Protocol Version 1.2 |
TLSプロトコルバージョン1.2として提案されているドキュメント。別ドキュメントとして規定されているTLS Extension(RFC 4366)とAES暗号(RFC 3268)をプロトコル本体に含める、ハンドシェイクにおいてハッシュ関数を変更できる、などの修正を行っている。
発行日: 2007年3月 |
RFC 4366 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security (TLS) Extensions |
RFC3546に対し、新規extensionを追加する場合はIANAに登録すること、セション再利用時の考察を必ず追加すること、などの修正を行っている。
draft名称:draft-ietf-tls-rfc3546bis
発行日: 2006年4月 |
RFC 3546 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security (TLS) Extensions |
上位アプリケーションプロトコルからTLSハンドシェイクを制御できるようにするためのフレームワークと、それを利用した拡張機能の提案をまとめたもの。携帯電話などの無線通信で使用するための制限値設定、OCSP(Online Certificate Status Protocol)を使用したサーバ証明書ステータス情報要求など。(なお現在はRFCになる前のdraft-ietf-tls-extensions-05の日本語訳を掲載しています。)
draft名称:draft-ietf-tls-wireless、draft-ietf-tls-extensions
発行日: 2003年6月 |
RFC 4507 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security (TLS) Session Resumption without Server-Side State |
TLSのセション情報をチケットという形式でクライアントに送付し、クライアントがそれを再送することで、セション再利用に必要なデータをサーバ側で保持する必要性をなくす方法。
draft名称:draft-salowey-tls-ticket
発行日: 2006年5月 |
RFC 4680 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS Handshake Message for Supplemental Data |
上位アプリケーションプロトコルで使用する認証情報などの情報を、ハンドシェイク中に交換できるようにするためのフレームワークを追加する。
draft名称:draft-santesson-tls-supp
発行日: 2006年9月 |
draft-funk-tls-inner-application-extension-03 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS Inner Application Extension (TLS/IA) |
上位アプリケーションプロトコルで使用する認証情報などの情報を、ハンドシェイク後、暗号化されたアプリケーションデータの送信前に交換できるようにするためのフレームワークを追加する。
発行日: 2006年6月 |
draft-rescorla-tls-partial-00 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security (TLS) Partial Encryption Mode |
ハンドシェイク後、アプリケーションデータを暗号化して送信する際、データの一部(送信開始から指定したバイト数まで)は暗号化せずに送信できるようにする方法。
発行日: 2006年2月 |
draft-hajjeh-tls-sign-02 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS Sign |
TLSで否認防止(non-repudiation)ができるよう、RFC3546を拡張する。
発行日: 2006年11月 |
draft-chudov-cryptopro-tlsprfneg-00 |
[ 日本語 原文 ] |
Hash/PRF negotiation in TLS using TLS extensions |
ハンドシェイク中に実行されるPRF関数(クライアントとサーバの間で交換した乱数値やプレマスターシークレットから実際の対称鍵を作成する関数)で使用するハッシュ関数をネゴシエーションできるよう、RFC3546を拡張する。
発行日: 2005年5月 |
draft-ietf-tls-emailaddr-00 |
[ 日本語 原文 ] |
Update to Transport Layer Security (TLS) Extensions |
TLSの上位アプリケーションにおいて仮想サーバを運用している場合に、その仮想サーバの電子メールアドレスをTLSハンドシェイク開始時に送信することで、クライアントが通信しようとしている仮想サーバを識別できるよう、RFC3546を拡張する。
発行日: 2003年11月 |
draft-ietf-tls-delegation-01 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS Delegation Protocol |
TLSを使用して、代理証明書(Proxy Certificate)または Kerberos 5 転送可能チケットの委任(delegation)を行うためのプロトコル規定と、そのためのTLSの拡張方法。
発行日: 2001年7月 |
draft-ietf-tls-pathsec-00 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS Pathsec Protocol |
TLSセションを複数のサブセションに分割し、3つのチャネルを使用することで、クライアントとサーバの間に複数の中継者(プロキシ)の介在を可能とする。
発行日: 2001年9月 |
draft-ietf-tls-ssl-mods-00 |
[ 日本語 原文 ] |
Modifications to the SSL protocol for TLS |
SSLバージョン3に対する修正点の提案。このドラフトで提案されたものの多くがTLSプロトコルに反映されている。
発行日: 1996年11月 |
draft-benaloh-pct-01 |
[ 日本語 原文 ] |
The Private Communication Technology Protocol |
PCTプロトコルバージョン2として提案された仕様書。
発行日: 1996年4月 |
--- (2) 暗号スイート拡張 --- |
RFC 4492 |
[ 日本語 原文 ] |
Elliptic Curve Cryptography (ECC) Cipher Suites for Transport Layer Security (TLS) |
楕円曲線暗号(Elliptic Curve Cryptography:ECC)を鍵交換方式として使用するための、暗号スイートの追加。
draft名称:draft-ietf-tls-ecc
発行日: 2006年5月 |
RFC 4162 |
[ 日本語 原文 ] |
Addition of SEED Ciphersuites to Transport Layer Security (TLS) |
韓国のTTAが制定したブロック暗号SEEDをTLSの暗号スイートに追加する。
draft名称:draft-lee-tls-seed
発行日: 2005年8月 |
RFC 4132 |
[ 日本語 原文 ] |
Addition of Camellia Cipher Suites to Transport Layer Security (TLS) |
NTTと三菱電機で共同開発されたブロック暗号CamelliaをTLSの暗号スイートに追加する(なお、現在はdraft-ietf-tls-camellia-02の日本語訳を掲載しています)。
draft名称:draft-ietf-tls-camellia
発行日: 2005年7月 |
RFC 3268 |
[ 日本語 原文 ] |
Advanced Encryption Standard (AES) Ciphersuites for Transport Layer Security (TLS) |
DESの後継であるAES(Advanced Encryption Standard)をTLSの暗号スイートに追加する。AESは現在、FIPS PUB 197として公開されている。
draft名称:draft-ietf-tls-ciphersuite
発行日: 2002年6月 |
draft-ietf-tls-ctr-01 |
[ 日本語 原文 ] |
AES Counter Mode Cipher Suites for TLS and DTLS |
AES暗号を、(CBCモードではなく)カウンタモードで使用する。
draft名称:draft-modadugu-tls-ctr、draft-ietf-tls-ctr
発行日: 2006年6月 |
draft-chudov-cryptopro-cptls-03 |
[ 日本語 原文 ] |
Addition of GOST Ciphersuites to Transport Layer Security (TLS) |
ロシア政府規格GOST R 34.10-94と2001をTLSの鍵交換アルゴリズムに、GOST 28147-89をTLSの対称鍵暗号アルゴリズムに、GOST R 34.11-94をTLSのダイジェストアルゴリズムに追加する。
発行日: 2006年9月 |
draft-ietf-tls-ntru-00 |
[ 日本語 原文 ] |
NTRU Cipher Suites for TLS |
公開鍵暗号方式であるNTRU暗号アルゴリズムと、これを使用したNSS署名アルゴリズムを鍵交換方式として使用するためのTLSのプロトコル拡張と暗号スイートの追加。NTRUとNSSに関する詳細は、NTRU Cryptosystems, Inc.を参照のこと。
発行日: 2001年7月 |
draft-ietf-tls-56-bit-ciphersuites-01 |
[ 日本語 原文 ] |
56-bit Export Cipher Suites For TLS |
56ビット暗号を使用した暗号スイートを、TLSに追加する。先のドラフトであるdraft-ietf-tls-56-bit-ciphersuites-00を2年半ぶりにアップデートしたもので、暗号スイートの追加、削除を行っている。
発行日: 2001年7月 |
draft-ietf-tls-56-bit-ciphersuites-00 |
[ 日本語 原文 ] |
56-bit Export Cipher Suites For TLS |
56ビット暗号を使用した暗号スイートを、TLSに追加する。
発行日: 1999年1月 |
draft-ietf-tls-misty1-01 |
[ 日本語 原文 ] |
Addition of MISTY1 to TLS |
三菱電機が開発したブロック暗号MISTY1を、TLSの暗号スイートに追加する。
発行日: 2001年3月 |
draft-ietf-tls-seedhas-00 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS Extension for SEED and HAS-160 |
韓国のTTAが制定したブロック暗号SEEDとハッシュアルゴリズムHAS-160を、TLSの暗号スイートに追加する。 なお、SEED暗号の追加については、後に別の提案がなされ、RFC 4162として規定された。
発行日: 2000年7月 |
--- (3) 他の暗号規格との互換 --- |
RFC2712 |
[ 日本語 原文 ] |
Addition of Kerberos Cipher Suites to Transport Layer Security (TLS) |
Kerberosをベースとした認証方式をTLSで使用するために必要な暗号スイートを追加する。現在、draft-ietf-tls-kerbにより機能の拡張が提案されている。
draft名称:draft-ietf-tls-kerb-cipher-suites
発行日: 1999年10月 |
draft-ietf-tls-kerb-01 |
[ 日本語 原文 ] |
Kerberos Cipher Suites in Transport Layer Security (TLS) |
クライアントからサーバへのKerberosチケット委任(delegation)をサポートするようRFC2712をアップデートするもの。
発行日: 2001年11月 |
draft-ietf-tls-openpgp-keys-11 |
[ 日本語 原文 ] |
Using OpenPGP keys for TLS authentication |
OpenPGPで使用されている証明書、信頼モデルをサポートするようTLSを拡張する。
発行日: 2006年7月 |
draft-ietf-tls-openpgp-02 |
[ 日本語 原文 ] |
Extensions to TLS for OpenPGP keys |
OpenPGPで使用されている証明書、信頼モデルをサポートするようTLSを拡張する。
発行日: 2002年2月 |
--- (4) 認証方法 --- |
RFC 4279 |
[ 日本語 原文 ] |
Pre-Shared Key Ciphersuites for Transport Layer Security (TLS) |
TLSの通信を行う前にクライアントとサーバとの間で対称鍵を共有しておき、ClientKeyExchangeメッセージを利用して鍵のIDをサーバに送信することで、公開鍵暗号処理を不要とし、処理負荷を軽減させる方法。
draft名称:draft-eronen-tls-psk、draft-ietf-tls-psk
発行日: 2005年12月 |
draft-linn-otp-tls-00 |
[ 日本語 原文 ] |
OTP Methods for TLS |
ワンタイムパスワード(One-Time Password: OTP)方式を使用して、RFC 4279で使用するPre-Shared Key(事前共有鍵)情報を交換する、もしくは交換された情報を使用してPre-Shared Key方式のセキュリティを強化する方法。
発行日: 2006年6月 |
draft-housley-tls-authz-extns-07 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security (TLS) Authorization Extensions |
TLSの上位アプリケーション(クライアント側、サーバ側)で必要としている認証情報を、draft-santesson-tls-suppで規定されたフレームワークを利用してTLSハンドシェイクの段階で交換することで、アプリケーションデータを暗号化し送受信する前に認証を行う方法。
発行日: 2006年6月 |
RFC 4681 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS User Mapping Extension |
TLSクライアント認証を行うもののクライアント証明書だけでは認証情報が不足している場合に、draft-santesson-tls-suppで規定されたフレームワークを利用して追加情報(例えばWindowsで使用されているUPN(User Principal Name)など)をサーバに送信するためのextensionを規定する。
draft名称:draft-santesson-tls-ume
発行日: 2006年10月 |
draft-badra-tls-express-01 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS Express |
TLSの通信を行う前にクライアントとサーバとの間で対称鍵を共有しておき、RFC 3546で規定されたHelloメッセージの拡張構造を利用して鍵のIDをサーバに送信することで、公開鍵暗号処理を不要とし、処理負荷を軽減させる方法。
発行日: 2005年2月 |
draft-badra-tls-key-exchange-00 |
[ 日本語 原文 ] |
Pre-Shared-Key key Exchange methods for TLS |
TLSの通信を行う前にクライアントとサーバとの間で対称鍵を共有しておく場合に、前進機密性(Perfect Forward Secrecy)を持たせるための方法。
発行日: 2004年8月 |
draft-ietf-tls-sharedkeys-02 |
[ 日本語 原文 ] |
Use of Shared Keys in the TLS Protocol |
TLSの通信を行う前にクライアントとサーバとの間で対称鍵を共有しておき、セションIDとClientKeyExchangeメッセージで送信されるデータを使用して対称鍵を特定することで、TLSプロトコルを変更することなく公開鍵暗号処理を不要とし、処理負荷を軽減させる方法。
発行日: 2003年10月 |
draft-ietf-tls-passauth-00 |
[ 日本語 原文 ] |
Addition of Shared Key Authentication to Transport Layer Security (TLS) |
チャレンジ-レスポンス形式を使用してパスワードを共有することによる認証を行う。公開鍵暗号方式は使用しない。現状最もよく使用されている認証方法(パスワード認証)からの移行を容易にするために提案された。
発行日: 1996年11月 |
draft-ietf-tls-srp-13 |
[ 日本語 原文 ] |
Using SRP for TLS Authentication |
SRP(Secure Remote Password)に基づいた認証をTLSにおいて行うための拡張方法。従来のユーザID/パスワードによる認証を利用しているアプリケーションにおいて、安全にこれらを交換し、さらにTLSを利用して通信データの保護を行うために提案されている。
draft名称:draft-taylor-tls-srp、draft-ietf-tls-srp
発行日: 2006年12月 |
draft-ietf-tls-attr-cert-01 |
[ 日本語 原文 ] |
TLS extensions for AttributeCertificate based authorization |
ハンドシェイクにおいて、属性証明書(Attribute Certificate)をベースにした認証を行うためのTLSの拡張方法。X509v3証明書だけでは認証情報が不足していることから提案された。
発行日: 1998年8月 |
--- (5) 圧縮アルゴリズムの拡張 --- |
RFC 3943 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security (TLS) Protocol Compression Using Lempel-Ziv-Stac (LZS) |
LZSを圧縮アルゴリズムとしてTLSに追加する。
draft名称:draft-friend-tls-lzs-compression
発行日: 2004年11月 |
RFC 3749 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security Protocol Compression Methods |
RFC1951で定義されているDEFLATEを圧縮アルゴリズムとしてTLSに追加する(なお、現在はRFCになる前の、draft-ietf-tls-compression-06の日本語訳を掲載しています)。
draft名称:draft-ietf-tls-compression
発行日: 2004年5月 |
draft-sabin-lzs-tls-00 |
[ 日本語 原文 ] |
LZS Compression Transform for TLS Protocol |
LZSを圧縮アルゴリズムとしてTLSに追加する。
発行日: 1996年12月 |
--- (6) プロトコルベースの拡張 --- |
RFC 3436 |
[ 日本語 原文 ] |
Transport Layer Security over Stream Control Transmission Protocol |
SCTP上でTLSを使用する。(なお、現在はRFCになる前のdraft-tuexen-tsvwg-tls-over-sctp-00の日本語訳を掲載しています。)
draft名称:draft-tuexen-tsvwg-tls-over-sctp、draft-ietf-tsvwg-tls-over-sctp
発行日: 2002年12月 |
--- (7) TLSの発展的プロトコル --- |
RFC 4347 |
[ 日本語 原文 ] |
Datagram Transport Layer Security |
UDP(User Datagram Protocol)上でTLSを使用するプロトコル。
draft名称:draft-rescorla-dtls
発行日: 2006年4月 |
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