笠置(かさぎやま) 2                              [美濃] 1128m

 

 戦後最大の火山災害となった御嶽山の噴火。57名もの方々が亡くなられ、未だ不明者があるものの、冬を前にして捜索は打ち切られ、御嶽は雪に閉ざされた。
 噴火した9月27日は紅葉のいい季節。しかも土曜日のお昼近く。山頂には多くの登山者が集まり、弁当を食べながら展望を楽しんでいたところへ突然の噴火。最も悪いタイミングで噴火してしまった。
 我が家の近くの田んぼからも、冬になると雪化粧の御嶽が遠く眺められるが、噴火後、季節的なこともあり、その姿を明確に捉えることはできなかった。
 秋晴れが予想される11月27日。折しも噴火からちょうど二か月。より近く御嶽を望み、亡くなられた方々の冥福を祈ろうと、御岳が良く見えるだろうと思われる東濃の「二ツ森山」に向かった。

 ところが、旧福岡町で国道257号から分れ、登山口の切越峠へ続く県道70号は、工事のために峠のはるか手前で通行止め。仕方なく二ツ森山は諦め、中津川の南の 「根の上高原」に方向転換。

 

 根の上高原にはその名も「御岳展望台」というのがあり、車を置いて5分程歩くだけで、中津川の市街地の向うに御嶽を眺めることができた。高原の外れの小さな展望台で、北の方角だけしか展望は効かないが、御嶽だけは真正面に望むことができる。
 双眼鏡を覗けば剣ヶ峰の左から灰色の噴煙が上がっているが、その量は少なく、わずかに東の方にたなびいているくらい。肉眼では噴火しているかどうか分からないくらいだ。
 このまま収まってくれるといいのだが、と願う。

根の上高原(標高936m)から望む御嶽
 

 取り敢えず目的は達成したが、時間はまだあるし、歩き足らないので、以前、犬連れで登った恵那市の北の笠置山へ寄って帰ることにした。

 笠置山は頂上近くまで車で上がれ、手軽登れる割には巨石がごろごろあって、面白い山。頂上近くに展望台もあるのだが、以前登った時は霞んでしまっていて、ほとんど何も見えなかった。

 今回は展望はばっちり。山頂の手前にある物見岩からは、中央アルプスや南アルプスがパノラマで見られたし、山頂展望台からは御嶽だけでなく白山も眺められた。
 笠置山は根の上高原よりもやや北に位置しているため、角度的に火口が良く見える。噴火の状況を確認に来るには、簡単に登れていい山だと思う。

<たいした山歩きではないので、山の様子は前回の記録(2007.10.13)を参考にしていただくことにし、写真だけを張り付けておく。>

中津川市、城山大橋からの笠置山

 

物見岩からの南アルプス 物見岩からの恵那山

 

南アルプス白根三山

南アルプス悪沢岳(左)、赤石岳(右)

 

物見岩からの中央アルプス

 

笠置神社裏のくぐり岩上からの御嶽
 
山頂展望台からの御嶽

 

物見岩手前からの白山と別山(左)

 

 

 帰ってきて Facebook に写真をアップしたら、豊田市に住む Hiro さんから「数日前は、噴火当初と同じくらいの高さに噴煙が上がっていました。」とのコメントが届いた。日によって噴火の状況は違うようだ。本当に早く収まってもらい、来春には捜索ができるようになって欲しい。

 

アイコンをクリックすると 笠置山山頂案内図がでます。 


[山行日] 2014/11/27(木)
[天気] 晴れ
[アプローチ] 中央道 恵那IC (県道68号)→ 恵那市中野方 → 望郷の森駐車場    [約20km]
     
・数十台駐車可能。トイレあり。
[コースタイム]  
  行動時間 発着時刻 地点名 休憩時間  
0:20 13:40 望郷の森駐車場出発    
14:00 物見岩 0:05  
0:15 14:05  
14:20 笠置山山頂展望台 0:25  
0:25 14:45  
15:10 望郷の森駐車場着   全行動時間
1:00     0:30 1:30
登り 0:35        
下り 0:25        
 
[地図] 切井 (1/25000)