八子ヶ峰(やしがみね)                     [中信] 1833m

 

野辺山スキー場上からの八ヶ岳(手前の山は平沢山)
 
  今年の冬も蓼科で、ていはい(低山徘徊派)のオフが開かれた。今年の参加者は関東から5人、関西から4人、東海から5人の計14人。
  1日目は八ヶ岳東の野辺山高原にある飯盛山に集結。ほとんどの人は獅子岩から尾根道を登ったが、僕も含めた東海の3人は野辺山スキー場からリフトで稜線直下まで上がった。雪があればシールを付けてスキーで歩き回るつもりだったのに、あっけにとられるほど雪が無い。スキー靴で泥だらけの道をたどって飯盛山の山頂に立つ。
 登山組の到着を待ちながら八ヶ岳をはじめ360°の大展望を楽しむ。ぽかぽかと春のような陽射しを浴びながら、煌めく白い峰々を眺める 、という至福の時を過ごした。

2日目は八子ヶ峰の稜線を歩く。 前日の午後には雲が広がり始めていたので、今日はダメかな、と思っていたのだが、意外にまだもっている。雲は低いが、雨は落ちていない。とりあえず行ける所まで、ということで宿をでる。

すずらん峠近くの駐車場に車を1台車をデポし、他の4台に分乗して白樺湖ロイヤルヒルスキー場へ。リフトが動き始めるのを待って乗り込んだのは僕も含めて5人。残りの人はゲレンデの端を登る。歩き組みはわかんの調子が悪い人がいたので、稜線に集合したのは、ほぼ同じ頃 だった。

稜線から白樺湖ロイヤルスキー場を見下ろす
 
 今日はスノーシュー11人、わかん2人、そして僕だけショートシールを付けたスキー。まずは2in1スキー場を目指して、稜線を東に進む。少し登って下るとカラマツ林。林を抜けるともう遠くにスキー場が見える。雪が少なくて笹やレンゲツツジの枝が雪原の上に出ている。
 下りになるとスノーシューよりもスキーのほうが早いので、先回りしては少し待っていることになる。隊列の前後を行ったり来たりしているので、従軍カメラマンか牧用犬のようだ。
 
カラマツ林を抜ける
 
前方のピークが八子ヶ峰
 
 下り主体で2in1スキー場のリフトの降り場に着いたが、ここからはゲレンデを登る。意外にシールが利いて、直登できるのがありがたい。ただ、息は上がる。

 ゲレンデの上で小休止。もう八子ヶ峰の山頂は直ぐ上なのだが、ガスが湧いてきて様子がよく分からない。

 スノーシューは直登できるがスキーではちょっと急なので、右から巻いて上がる。わずかなアルバイトで山頂に立つ。視界は利かないが、天気が悪くてここまで来られないかと思ったので、たどり着けてうれしい。

2in1スキー場のゲレンデを登る
 
 皆で集合写真を撮っていたら、ガスが上がって視界が開けた。これからたどる稜線の先にヒュッテアルビレオがぽつんと認められ、蓼科高原の方も逆光に沈んでわずかに見える。
 天気はなんとか持ちそうなので先に進むことで意見がまとまる。
八子ヶ峰山頂にて
 
 下り始めの稜線が狭くてちょっと緊張するが、直ぐに広々とした高原のような感じになる。前方には蓼科山があるはずだが、中腹から上は雲の中だ。

 学生時代の秋にここの稜線をたどり、1泊2日で蓼科から白樺湖、霧ヶ峰を抜けて和田峠まで歩いたことがある。草紅葉が金色に輝き、レンゲツツジが赤く燃え、空はどこまでも青 かった。波打つように続くなだらかな稜線が、その時一番印象に残った。その稜線が真っ白になった所を 想像して、今回歩くのを楽しみにしていたのだが、雪が少なく真っ白にはなっていなかった。

 「このあたりは夏もいいですよ。花も多いし、風も涼しい。」とアーリィバードさん。もう一度来ることになりそうだ。
 
こんな岩もあった
 
なだらかな稜線を行く
 
 いくつかのアップダウンを過ぎて、風の強いピークに立つ。目の前は斜面が一旦下って、アルビレオのあるピークへの最後の登り。小さな雪庇が出来ているので、左により過ぎないように、慎重にボーゲンで降りる。広い鞍部からはちょっと急な斜面で、斜めに登るが深雪でスキーがささって往生する。
 登りきると広い雪原。スノーシューでも時々雪にはまるが、雪が深いためではなく、笹の下が空洞になっていて落ち込むらしい。
 
最後の登り
 
ヒュッテアルビレオが見えてきた
 
 アルビレオは冬季のためか閉鎖していた。風が冷たいし、ここで食事がとれると思って昼食を持ってこなかった人もいるので、とりあえず下って下山後に昼食ということになる。

 稜線を少し進み、標識に従って左手の斜面を下る。夏道は直ぐに樹林に入ってしまうので、なるべく樹の薄い右手の斜面を下り、斜面が急になったところで、左手の夏道に戻る。なおもモミやダケカンバの森の中を下るが、踏み跡が溝になっていてバランスを崩しそうになる。なんとか、一回こけただけで、駐車場まで下ることができた。
 下りに苦労するなんて、スキーらしくないが、やっぱりスノーシューよりは面白い。天気が良ければもっと楽しいコースだろう。


 蓼科湖の近くまで車で降り、蕎麦を食べて解散になった。帰りの高速は土砂降りの雨だった。

 

同行した皆さんのHPです。飯盛山も掲載されてます。

アーリィバード   U さん
だめちゃん    

アイコンをクリックするとマップがでます。


[山行日]   2004/2/22(日)
[天気] 曇り
[アプローチ] 蓼科東急ハーヴェストクラブ. →(ビーナスライン)→ 蓼科山登山口駐車場 →(ビーナスライン)→ 白樺湖ロイヤルヒルスキー場   [約20km]
[コースタイム] 白樺湖ロイヤルヒルスキー場、第2クワッドリフト終点 (1:00) 八子ヶ峰山頂 (0:45) ヒュッテアルビレオ (0:25) 蓼科山登山口駐車場     (計2:10)
・スノーシュー隊と一緒なので、タイムはあまり参考にはなりません。
[地図] 霧ヶ峰、蓼科山、蓼科(1/25000)
[装備] テレマークスキー、ショートシール
[積雪量] 白樺ロイヤルヒルスキー場の積雪量 140cm

 

[宿] 東急ハーヴェストクラブ蓼科
・会員制リゾート。アーリィバードさんのおかげです。
・ロビーや風呂からの八ヶ岳のパノラマがすばらしい。
[スキー場] 白樺湖ロイヤルヒルスキー場
・スキー場中腹の駐車場に駐車。駐車料金無料。
・リフト料金 400円/1回。
・tel 0266-68-2120