日和田高原(ひわだこうげん)            [木曽] 1450m

 

 開田高原マイアスキー場のXCスキーコース「心の洗濯ロード」を歩こうとやってきたが、御岳山麓は雪。 「まあ、宿でのんびりしようか」と思ったら、3時までチェックインできず。仕方なく、久々に日和田高原に行ってみることにした。

 日和田高原はXCスキーを始めた頃によく行ったところ。当時は日和田高原のロッジに泊まって辺りを歩き回ったが、人がほとんど来ない静かな所だった。今は高原の真ん中をチャオスキー場へ行く道路ができて、アプローチは簡単になったが静けさはなくなった。もっとも、今でもここでXCスキーをする者は少なそうだ。

 日和田高原に着いてもやっぱり雪。それもかなり吹雪いている。車の中で雪をやり過ごそうかとも思ったが、簡単にはやみそうもないので、またまた仕方なくスキーを履いて歩き出してみる。
  今回は I さんだけはXCスキーではなくスノーシュー。クロカンの靴が寿命でもう使えないそうだ。
 
 かがり火祭りの行われる広場を横断して林に入ってみれば、風が弱まってさほど雪は気にならない。

  白竜神社?の祠の前の看板に導かれて杣ヶ池に下りてみる。池は雪に埋まっているが、一部水が染みたところが斑点のようになっていて、踏み抜 かないように池の端のほうを歩く。
 ひょうたん型の池の西半分は雪面が波打っていて、下は水というよりも湿原状になっている感じだ。

杣ヶ池の端を歩く
 
 池の端から北の林に入ると切り開きが西に向かって延びている。なんとなく記憶がよみがえってきて、昔はここがクロカンのコースだったように思う。
 スキーの跡も雪の下に薄っすら見えるが、むしろスノーモービルと思われる太いラインの方が目立つ。
幹の風上にだけ雪が着く
 
 林を抜けるとシラカバの疎林に出た。少し先はもうチャオスキー場への車道 らしくて、車道に沿ってもう少し西に向かってみる。白樺が多くてなかなかいい感じだ。雲が切れて薄日も射してきた。

 

白樺林の中を歩く
 
 この辺りからは乗鞍も見えるはずだがと振り返ってみるが、雪雲に覆われて灰色の空が広がるばかりだ。
ダケカンバ
 
 シラカバ林の端まで行き、その先は木立が多いので、かがり火広場の方へ引き返す。この辺りのシラカバ林はかなり見栄えがする。

 緩やかな下りになっていて、気持ちよく滑ってきたらあっという間に車の所に戻ってしまった。

かがり火広場の白樺林
 

 もう少し広場を歩き回ろうかとも思ったが、また雪が降り出したのでスキーは切り上げることにした。1時間ほどの足慣らしにしかならなかった。
 宿に入る前にマイアスキー場下の「やまゆり荘」の温泉で温まって帰った。

 日和田高原のロッジのHPを見ると、今でも4kmと7kmのクロカンコースがあるそう だ。以前の経験で言えば、ロッジ東側の「ちんまが池」あたりもXCスキーで歩けるはずです。

アイコンをクリックするとマップがでます。


[山行日]   2005/3/12(土)
[天気] 雪時々曇り
[アプローチ] 中央自動車道 中津川I.C. (R19)→ 木曽福島 →(R360)→ 開田高原 →(R360)→ 日和田高原    [約95km]
[コースタイム] 杣ヶ池、かがり火広場周辺散策  (計1:00)
・チャオスキーリゾートに向かう県道の路肩の広い所に駐車
[地図] 木曽西野 (1/25000)
[装備] クロスカントリースキー(エッジ付き)

 

[ガイドブック] 「クロカンマップ 1」 <白山書房 発行>
[温泉] 御嶽明神温泉「やまゆり荘」  TEL 0264-44-2346
・開田高原マイヤスキー場方面。開田村大字西野6321-1211
・入浴料600円。
・石けん、シャンプー、ドライアーあり。
・赤茶色〜黄土色のお湯。
・火曜定休(但し祝日営業)。営業時間9:00〜21:00。