馬場の考察

芝の状態について勝手な意見を述べております



 開催時期:各競馬場の開催している時期と、1年の開催回数です。
      1か月単位で月別に表しています。
      これだと年13回開催となるので、夏競馬の8月のみa・bに分割します。
  タイム:全体的な時計の速さです。<ダート>です。 速い A←→E 遅い
  消耗度:芝を使い詰めた時の消耗度です。 低い A←→E 高い


  東京
    開催時期 345678a8b9101112  5回
    タイム    消耗度 

  中山
    開催時期 345678a8b101112  5回
    タイム    消耗度 

  京都
    開催時期 1234678a8b9101112  5回
    タイム    消耗度 

  阪神
    開催時期 1234568a8b101112  5回
    タイム    消耗度 

  新潟
    開催時期 1234678a8b9101112  3回
    タイム    消耗度 

  福島
    開催時期 1234568a8b9101112  3回
    タイム    消耗度 

  中京
    開催時期 124578a8b9101112  3回
    タイム    消耗度 

  小倉
    開催時期 345678a8b9101112  3回
    タイム    消耗度 

  札幌
    開催時期 12345678a8b9101112  2回
    タイム    消耗度 

  函館
    開催時期 12345678a8b9101112  2回
    タイム    消耗度 




・中山の馬場について他(2001年)

  アグネスタキオン、アグネスゴールド、メジロベイリー、タガノテイオー、テンシノキセキ、
  いずれも故障で戦線を離脱してしまった馬だが、これらの共通点として、
  冬から春にかけての中山の馬場を使ったことがある。
  俗に中山の馬場は悪いと言われているが、それはなぜか。

  中山の芝そのものは特に悪いわけではない。
  京成杯オータムハンデが速い時計の決着で有名なように、9月の開催では高速馬場となる。
  ではなぜ中山の馬場は悪くなるのか。
  上の開催時期を見れば分かるように、中山の開催は、12・1・3・4月と
  馬場の痛みやすい冬場にかけて集中している。
  芝のレース数を少なくしているとはいえ、明らかに使い過ぎである。
  加えて中山は芝の回復が遅い。仮柵を設けてはいるが、悪化する一方である。
  これでは馬場が悪くなるのも当然。同時に馬にかかる負担も大きくなる。
  中山を使いたくないから皐月賞を回避するという話も聞くが、何とも悲しいことである。

  同じことが福島にも言える。
  痛みやすい馬場を連続開催で使うせいで、11月の後半では内の芝が完全に剥げてしまっている。
  おかげで最終日の福島記念では、どの馬も内を避けて走る。
  2000mのレースなのに、2030m位走っているだろう。

  連続開催は、8週連続で馬場を使うことになる。
  芝の状態を保つためには、本来なら連続開催はするべきではない。
  ここで全競馬場で連続開催の回数を数えてみると、実に12回もある。
  中京以外の全ての競馬場で、連続開催が1回は行われている。
  レースローテーションや気候の関係などもあるが、できる限り避けるべきではないだろうか。