ダビスタ徹底解析


― スピード ―


  ― 計算値についての詳細 ―

   Paを求める式において([売]+50)4月1週入厩の場合の[SP}を求める式(S÷b)は概算値を求めるものである。
   産駒の売却価格は100万単位で表示されているが、これは10万以下が切り捨てられているもので、
   内部値としてはその下の桁(おそらく1万単位)まで存在している。
   例えば同じ1400万でも、ジャスト1400万の場合もあれば1500万に近い場合もあり、最大で約100万円の誤差が生じる。
   そこで便宜上1450万(+50万)と平均値を取って計算しているのである。
   同じく(S÷b)のbという値も、最大誤差約0.1を、平均値を取ることにより0.05に押さえて計算している。
   以上の理由により、ここでの正確な測定法としては、値を具体的に求めるのではなく、
   取り得る値の範囲を求めることにある。
   実際に計算を行えばわかることだが、分子・分母の値が小さい場合は、測定値の範囲が広くなる。
   売却価格が安い、馬体重が軽い、成長型が普通型、などの場合はこの影響が大きくなるため、
   誤差が生じやすくなっている。



・測定方法(真)


       Pa:人気初期値
      0:血統による人気値
      :初期スピード
      [売]:産駒の売却価格
      [繁]:繁殖牝馬の売却価格(8歳時まで)
      [種]:種牡馬の種付け料(価格の単位は全て[万円])


      [売] × 4.4          ([売]+100)× 4.4
     ―――――――― + 16 ≦ Pa―――――――――――― + 16
      [体] − 256             [体] − 256


          [繁]    [種] × 6
     0―――――――――  (  = 牡:10.5、牝:8.5 )
         400      1000


    ・Pa > 80

        = (Pa−80)× 4 +(80−0)× 2

    ・Pa ≦ 80

        = (Pa0)× 2

     ※範囲を求めて計算しているため、の値は上限・下限が存在する


   以上で初期スピードが求められるので、後は入厩時期によって次のように計算する。


    ・4月1週入厩OKコメント

                     
     ―――――――[SP]―――  (  = 超早熟:0.7 早熟:0.6 普通:0.5 )
        + 0.1           

    ・4月2週以後入厩OKコメント

              [SP] = ()× 2 +α

                :4月1週から入厩OKコメント週までの週数
                 α:0又は1

   ここまででおおよその値が求められる。さらに誤差修正のため、以下の方法を使う。

    スピードコメントの出る週は、[SP]の値によって決まっている。
    正確には[SP]を8で割った余りの値によって、下のように2か月周期で循環している。
   
SPコメント週偶−3偶−4偶−1偶−2奇−3奇−4奇−1奇−2
[SP] MOD 8
 ※ [SP] MOD 8[SP]を8で割った余り     [SP]が8違うごとに1サイクルを形成しているので、例えば[SP]=80,88,96 の場合は     全て奇数月2週にスピードコメントが出る。     8以内の誤差ならこれで判別可能。     計算例