わけあって、前 数十分ほど観れなかったので、 主人公の家族が抱える問題とか重要な設定が、よく分からない状況で観てました。 幸い、肝心のウルルに出会ったのは入場の後数分後だったので 家族とウルルとの関係は、リアルタイムで把握出来ました。 そんな不完全な状態でしたが、頑張って推理しながら鑑賞しましたので 外してても許して下さい(笑)。 まあ、動物を使ってシリアスな映画を作る時、 下手すると大変出来の悪いのもになることが多いけれど… それって、必要以上に動物の存在感に頼り切って、肝心なものが疎かにされがちだ ということとか、 動物の使い方を根本的に間違ってるとか(過剰な擬人化とか…) といったことが原因だったりする。 途中からではあるけれど、観た感じでは 取り敢えずはチャンと観られる映画になってたと思う。 脚本も、わりと良い感じに描かれてたみたいだし…。 ウルルのカットが唐突に入って来る感じの繋ぎの甘さの様な編集の違和感は 生きた動物を使う限りは、ある程度仕方ないのかもしれないけれど…。 子どもと一緒に観るファミリー映画としては、まずまずといったところでしょうか。 自分としては、ウルルがなぜ親と逸れて人里近いところにいたのか、 ウルルの親は一体何をしていたのか? 狼の親子の絆ってこんなものなのか? なんて感じないワケではなかったんだけど…… 子どもを見失って、狼の森から一歩も出ずに探しにも行かない親狼なんて… 何かもっと上手い理由とか作れないものだろうか…?                                10.01.22. 鑑賞