可もなく不可もなくって感じでしょうか……ねぇ…。 ポケモンはまあ、毎回映像もストーリーも丁寧に作ってはあると思うんですヨ。 そうそうどっちも崩れてるってことは無いように記憶してます。 やっぱ子どもに対して真摯な態度っていうか… 誠意を持って作ってるって感じがするんですよね。 だからこそ…なのかなあ……、 大体同じようなクオリティーで、ハッとするような刺激も無くて 安心して子どもに観せられるっていえば“ドラえもん”と同じなんだけど。 これは書いておきたいって思えることもあんまし無くて……ねえ。 とりあえず子どものためのアニメなんだからそれでイイとは思う。 今回は何か母と子の絆って感じの内容だった?…義理のだけど。 ゾロアとゾロアークの何ものにも侵されない互いの深い繋がりが強調されていて 凄く分かりやすかったのは良かったと思うけど、 何だかそれだけって感じで物語の厚みが不足しているように感じました。 アクションの方も、幻影ってことで何か迫力に欠けるような感じもあったので ここは物語の厚みは、シンプルなりにも重要だったのではないかと残念です。 例えば、敵キャラが母子関係でトラウマ抱えていて、そのために野望を抱く とか、 主人公のサトシの母子関係を絡めてみる とか…… 第一作で、人間の根源的哲学的命題をテーマにしたのなら 子ども向けとはいえ、それくらいのストーリー構造なら 子どもでも十分理解出来ると思うけれど…… まあ、工夫の余地はたくさんあった作品だったように思います。                                    10.08.16. 鑑賞