探検の詳細7 東南アジア編1(ベトナム、タイ、ミャンマー)

1997年 ベトナム 11/19~11/29 京大・北大の先生と同行、現地でフエ大学の先生と合流
 19日 関西空港12:30発から香港を経てハノイへ移動(NH175-CX793)21:55到着。20日ハノイ遺伝資源研究所を訪問し、郊外の農業を視察する。21日ハノイからPhorangを経てラオカイ(LaoCai)へ移動。ホテルの5階に宿泊。エレベーターは無い。22日ラオカイからサパ(SaPa)へ移動し、市場を視察する。モン族の村3つを見てラオカイのホテルに戻る。河口の都会と対象的なラオカイの街。サパは民族衣装のままの黒モン(メオ)族に赤モンが混じる。原始的野菜、果実、中国からの輸入品が混じる中にホーなどの麺材がある。赤米を箸で食べる黒モン、住居脇には棚田で使う達斗がある。23日ラオカイからバクハ(BacHa)の花モンの集落へ出かける。定期開催の市場を見てマメを作る集落と雑穀栽培する山住の集落を訪問する。小さな達斗があり、棚田の水田もあるはずである。アズキ、ダイズ、ハトムギ、アワなど在来品種多数あり。バクハ宿泊。24日はバクハからモンクン県へ行く。広西省との国境の集落。マメの発酵食品を見る。終了後ラオカイへ戻る。25日ラオカイからハジャンへ移動。途中バナナと竹を見る。夕方遅くに到着。26日ハジャンからバックアンへ移動する。途中、川をボートで渡り、モン族の集落を視察する。調査後川を渡り、茅葺き屋根の小学校を見て、ホテルへチェックインする。27日バックアンの市場を視察して、地方事務所を経てハノイへ戻る。28日ハノイの研究所で調査成果のとりまとめ、収集品を分配する。近くの市場を訪問しホテルへ戻る。29日CX790でハノイ9:55発、香港でCX564に乗り換え関西空港に帰国。

1998年 ベトナム 11/9~11/25
 9日 難波からラピートで関空へ移動、10:30発CX503で香港へ移動、香港でCX794に乗り換えハノイへ到着。Ho Guom Hotelにチェックイン。10日ベトナム農務省、農業遺伝学研究所、午後薬用植物研究所を訪問。11日ハノイからCaoBangへ移動、夜遅くに到着。招待所に宿泊。12日農村振興局カオバンを訪問後、北方のHoa Ann県を視察。タイ族の水田で舟形の脱穀箱を見る。小さな市場で子豚、固形麹、茶の販売を見る。13日カオバン東方のPhuc SenのMoung族の村を視察する。白黒斑のブタと物入れになった達斗を見る。エゴマ、アメリカサトイモあり。14日カオバンの市場を見た後、Duang Hoaを経てランソンへ移動する。15日Lan Sonの市場を見た後、Chi Langを経てBac Giangへ移動後、ハノイのHo Guom Hotelにチェックイン。16日ハノイ大学標本館を訪問した後、Hoa Binhへ移動。コテージに宿泊。竹管のストローで発酵酒を飲む。17日Hoa Binh近郊のKim Boiのムオン族:の集落を視察した後、ハノイへ移動し、午後休憩する。18日ハノイ滞在。19日7:20発VN741でハノイからホーチミンへ飛行。空港に近いホテルに宿泊。午後熱帯生物学研究所を訪問、国立標本館で標本閲覧。20日Dong Naiを経てダラットDa Latへ移動。途中、高原農業研究所に立ち寄る。21日Lat村とTa Nung村で調査、稲作とコーヒー栽培が主。22日Da LatからKlong Cを経てBao Lacへ移動。途中、放棄水田に野生イネとの交雑由来雑草イネを見る。23日Bao Lacからゴム園を経由してサイゴンへ戻る。24日サイゴン市内の商店を見て、メコン川入り口の島へ行く。生態系農業があった。ホテルへ戻る。25日ホーチミン発9:25のCX762で香港へ飛行、香港で15:55発NH176 で20:00関空へ到着。

1999年 タイ 11/20~11/28 京大の先生と府大学生など4名同行
 20日 関空からキャセイパシフィックCX503で10:30発、香港着13:45、香港から14:50発CX751でバンコクに16:30到着、カセサート大学の院生の案内でMaruai Garden Hotelへチェックイン。21日王宮に近い博物館を見学。22日バンコク市内滞在。23日APWSSの登録を終え、ランシットのイネ研究所を訪問。24日発表会。25日Kamphensenのカセサート大学農学部キャンパスを訪問した後、カンチャナブリを経てサイ・ヨークに近いゴルフ場のホテルにチェックイン。26日サンクラブリのミャンマー国境へ行き昼食、カレン族の村とThimongthaの路傍、モン(クメール)族の村を経てホテルに戻る。27日ホテルからサイヨークを経てカンチャナブリ、ナコンパッソム付近で調査後、バンコクのマルアイホテルに戻る。夕刻学会のパーティ。28日バンコク(ドンムアン)空港から11:35発CX750で15:15香港到着、16:30発CX502で関空に20:45到着、帰国。アズキ属野生種を3種、イヌビエ属3種を確認する。多年生イヌビエの生育地の詳細をはじめて見る。

2000年 ミャンマー 11/18~11/30 ミャンマー種子研究所を訪問
 18日 関空からタイ航空TG623で11:10発、バンコク15:30着、18:00発TG305でヤンゴン18:45着、JICAの派遣員の出迎えでYuzawana Granad Hotelにチェックインする。19日8:20にホテルを出発1号線でBagoを経てOakeで多年生イヌビエ属を観察して、イエジンに到着、JICAゲストハウスに宿泊。20日試験場内の圃場を見学した後、ピンマナの市場を訪問。ココヤシ、魚醤、ヒヨコマメなどを見る。21日は朝イエジンを出発し、Chanpugo, Minyama, Nentpeentetの集落を経てKalawへ移動。途中、農業種子繁殖圃場に立ち寄る。22日はカローを出発後、AungbangからPindayaへシャン高原の陸稲畑のイネ収穫などをみる。エゴマやニガーシード、アブラダイコンがある。Aungbanを経てTaunggyへ移動し宿泊。23日はTaunggyからHehoへ戻り、南下してインレーへ行く。インレー湖の水上栽培や浮島農業を視察し、東岸のTahale村に寄って棚田を見て、Nyaunshueに戻り、湖畔賓館で宿泊する。24日インレーの市場を視察した後、インレーからアウンバンを経てKalawへ移動、昼食後、シャン高原を降り、Thaziから北進し、Mandaleyへ移動し、Treasure Hotelに宿泊する。25日Manadaleyの南方の路傍水路とバガン方向の乾燥畑作地を経て Baganへ移動し、Than Te Nyaung U Hotelに宿泊する。26日BaganからPopa山の麓を経由してMeiktilaからYezinへ戻る。CARIのゲストハウス泊まり。27日はイエジン近くの集落でココヤシを視察する。28日イエジンから一号線を南下し、バゴーを経てヤンゴンへ移動する。途中多年生イヌビエ属植物を見る。トレーダーズホテルに宿泊。29日シェッタゴンパゴタと市場を視察する。30日ヤンゴン発10:25のTG304でバンコクへ飛行し、12:05着、14:00発TG626に乗り継ぎ、21:10関西空港へ到着・帰国する。タナーカの使用と発酵食品、食用茶などを経験する。湿度の高い海沿いの平野部と冷涼な高原、塩の吹き出す乾燥地帯は印象的であった。

2001年 ミャンマー 11/10~12/05 JICA派遣  京大と北大の先生一部同行 JICAリーダー・院生同行
 10日 関空からタイ航空 TG623で11:10発、バンコク15:30着、18:00発TG305でヤンゴン18:45着、JICAの派遣員の出迎えでYuzawan grand Hotelにチェックインする。11日シェッタゴンパゴダを見学した後、郊外のニャンドン近くで養魚と浮き稲栽培を視察し、ホテルへ戻る。12日JICAヤンゴン事務所とミャンマー国農業潅漑省を表敬訪問し日程調整する。13日ホテルチェックアウトし、ヤンゴンからイエジンへ移動し、ゲストハウス宿泊。移動中Wedonの民家周辺を見る。14日イエジンからミッチーナとタジーを経てヘホからニャウンスェーへ移動する。難脱イヌヒエの食用を聞き取る。15日ニャウンスェーからTaunggyiの農事事務所を訪問後、シャン高原の陸稲畑などを視察し、Kalowのホテルにチェックイン。16日Pindaya方向の高原を調査し、ホテルへ戻る。17日カローからAunbangを経てシャン高原を北進し、峠を降りてマンダレーへ移動する。18日マンダレーからラショーへ移動。19日警備隊に守られてラシオーからクッカイ往復。ラシオの市場を視察。20日ラショーからマンダレーへ移動。途中シャン族の水田農業を視察する。21日マンダレーからイエジンへ戻り、ゲストハウスへ。22日シードバンクで講義の後、イエジンの市場を視察。23日講義の後、集落でココヤシの調査。24日イエジン東方のhillsideを訪問後、ゲストハウスに戻る。25日イエジン南方の低湿田で野生イネの調査。26日イエジンから1号線でヤンゴンへ移動。27日ヤンゴンからチャイトへ移動。別働隊はこの日帰路につく。28日チャイトからThatoriとKyandoを経てHpaanへ移動し、コテッジ風のホテルに宿泊。29日Hpaanからkyawywaを経てモーラミャンへ移動、ホテルにチェックイン後、近郊の丘陵を視察しホテルに戻る。30日南方の丘陵地と海岸を警備隊の随行で視察しホテルに戻る。満月のため二つの宗教とも夜を徹して行事有り、ほとんど眠れず。12月1日モーラミャンからフェリーでサルウィン河口を渡河し、Paung, Kyaikto, Bagoを経てヤンゴンへ戻り、トレーダーズホテルに宿泊。2日採集品の整理。3日調査報告と講義、農業潅漑省を表敬訪問。4日10:25発TG304便でヤンゴンからバンコク(ドンムアン)へ12:05到着。Amri空港ホテルでトランジット。5日TG728便で9:10バンコク発関空へ16:15到着し、帰国する。

2002年 タイ・ベトナム 12/6~12/18 ココヤシ調査 一部北大の先生と同行 院生2名 帯同
 タイ 6日 関空発11:11タイ航空TG623便でバンコクに15:30到着、ドンムアン空港に近いRama Garden Hotelにチェックイン。7日カセサート大学の先生と院生の案内でChanthaburi方面へ出発、港に近い湿地と乾燥地のヤシ園を調査し、チャンタブリのKP Grand Hotelにチェックイン。8日チャンタブリ南方のNamToc Phlio国立公園を視察した後、海岸に近いヤシ園を調査し、ホテルへ戻る。9日ホテルを出発しパタヤのヤシ園で調査、現地雇用人の負傷のため病院へ行き、Rayanのホテルに宿泊する。10日パタヤのNong Noochヤシ公園を視察した後、キャンペンセンのカセサート大学で学園祭を見た後、MaruayGardenHotelへチェックイン。11日午前中にCentral Plazaを経てドンムアン空港から18:30発TG686でホチミンに20:00到着。
 ベトナム 12日 HoChiMinの果樹試験場を訪問した後、CanThoへ移動しカントウ大学を訪問。HaiYen Hotel宿泊。13日CanThoからデルタ地帯を視察してHaTienへ移動する。途中湿田で船型脱穀とスゲの利用を見る。14日HaTien付近でココヤシ園3ヶ所を調査し、BaTraiと KienLuongを経てカントウへ戻る。15日CanTho近郊で農園調査。16日CanThoからLaiYungを経てホーチミンへ移動する。オオヤブツルアズキ有り。湿地水路に多年生イヌビエ属有り。教育訓練省招待所に宿泊。17日サイゴン12:30発TG681でバンコクに13:55到着、Rama Garden Hotelに宿泊。ダウンタウンへ視察に行くも、タクシーとトラブル。18日バンコク9:10発TG725で16:15関空着、帰国。

2003年 マレーシア・タイ 12/7~12/17 水田雑草、ココヤシ調査 京大の先生と同行 院生2名帯同
 マレーシア 7日 関空からタイ航空TG623でバンコク到着し、TG4701便に乗り継ぎ、クアラルンプールに20:15到着。マラヤ大学教授の子息の出迎えでCitytel Hotelにチェックイン。8日タンジュンカランの水田で雑草調査。9日フレーザー高原を視察し、ホテルへ戻る。10日タンジュンカラン近くでアブラヤシ農園近くの民家でココヤシを調査。11日マラヤ大学でヒエ属植物の遺伝的多様性を講演する。12日クアラルンプールの市民市場で野菜などを見て、マラヤ大学博物館で展示を見学した後、王宮を訪問し、15:15発TG4700(機材はマレーシア航空)でバンコクに移動し、KU Homeへチェックイン。
 タイ 13日バンコクからKanchanaburiとSaiyorkを経て、Green World Hotelにチェックインした後、北西方の湖周辺を視察し、ホテルへ戻る。14日ホテルからPhaPhum、Thikaiを経てSangKuraburiからスリーパゴダパスPhraChediSamOngで昼食。乾燥し難い滝近くでタケアズキの大群落を調査した後、SangKuraburiとPhaPhumを経てホテルへ戻る。15日ホテルを出てNamThokからThaThongmonへ入り、ダムの上SiSawatで調査後、ダムに戻り、ダム湖沿いの道で西方の山中を通ってPhanKusi近くで水田を調査しホテルに戻る。16日ホテルをチェックアウトし、カンチャナブリ付近でVignaの自生を観察した後、NakonPathomの湿地を視察する。ガソリンスタンド近くの湿地は埋め立てられていた。バンコクで宿泊。17日バンコク発TG725で関空へ帰国。