World Wise Words
African desert lynx

@人生は女を愛するようなもので、失いたくなかったら、あまり愛しすぎるな。
@どんな抱擁にも、裏切りの匂いはつきものだ。
@今、終焉についての考えは変わった。私は疲れてきた。生は、ある意味で、私には監獄となった。死はそれからの解放かもしれないということが理解できるようになった。かって女や権力や名誉を求めたと同じように、人は死を求める こともありうる、と云うことが理解でき、そのことを私は考えた。死による自由は意識的な欲求というよりは衝動のようなものだった。渡って行く時期が来たことを本能的に知る鳥のように。

@女を納得させる論理は存在しない。
@女の頭ほど逆説的なものはない。
@女は帰納法で考える。男は演繹法。悪い典型;「世の中にはばかな男が多くて言わなくてもいいような女の悪口をいう」まず、まっさきにあるひとつの命題をたて 、その命題をいろんな事例に当てはめて行く、という考え方。一見、はなはだ恰好がいいが、しかしひとつ間違えると、これはなかなか厄介な代物だ。その典型は、たとえば「頑固親父」。

@この世の全ての男はみな、各自の心の底に、理想の女性を住まわせていると言う。すなわち、あらゆる男たちが密かに抱いている女性原像だ。
@ブランドで物を選ぶのは趣味としては最低。ワインでもトルコやチリに美味のがある。自分の舌で判断して銘柄を選定するのが最善。その日の気分、そのときの料理に合わせて選ぶのが本物のワイン通のやり方。
@人間的な苦悩を深く体験しなくては、真実のいかなるものかを理解することはできない。

@本当に人を好きになったら相手を深く愛し、しつっこく知ろうとしないことだ。
@子供を育てるということは自分が修業すること。自分が子供から養育されるのだ。これが子供を育てる根本だ。
@芸術作品は鋳型ではない。一度出来たからといって、それと同価値のものが二度生まれるとは限らないのである。その点、芸術には突然変異的なものがあり、時として作者自体の資質から離れた独自性をもっている。あるいは、これを偶然性と考えてもいい。

@金があったって、いっしょに楽しんでくれる者がいなかったら、なんの役にも立たんよ。
@男性の女性に対する欲望は潜在能力(ポテンシー)と呼ばれている。一種の磁力です。
@およそ第一級の名士と呼ばれる連中は宇宙における恒星と同様に、破壊させた事物を糧にして存続するものなのだ。

@人生に求められるのは他人と一緒に暮らせる協調性、ひとり暮らしに耐え得るだけの精神力。
@人は、ある日突然一線を踏み越えてしまった瞬間から、自分を、自分自身から守らなければならなくなってしまうことがあるもんだ。
@人が自分の問題と向き合わずに済むのはスピードを出している車の中だけ。

@進歩は生命の法則である。人は生まれただけでは、真の人間にはなれない!。
@良識と誠実を持ち合わせる人間は、いつでも私の味方だ。
@知ること、愛すること、奉仕することーこれが人生の目的であります。

@人間はあるがままのもの。自然界の事物と同じで、どうしてそういう形や性質になったのか、問うて見たりしないこと.
@この世に誕生してから七年間は、まわりの環境に自然な反応を示す歳月です。この神聖な時期に知的な干渉を加えてはなりません。
@男と女は肉欲以上のものによって結び合わねばならない。より崇高な次元における 、愛情、義務、子孫を望むこと、これらが「結婚」というものを支える道徳的、優生学的、そして神の意にかなう根本なのだ。少しでもこれに欠ける結びつきは自己耽弱にすぎぬ。

@世界は美しくありたいと望んでいると私は思う。数学には世界が求める美がある。 獲物を追う狼の行動にも、男と女が互いに触れ合う動作にも美がある。美に対する 世界のあくなき欲求が高じ、やがて人は美に到達するために、様々な行動様式や表現様式にたった一つの言葉をあてはめたのだと思う。その言葉とは愛である。
@「銃」はいったん持てば、それ自体の論理、倫理をもって動くものだ。
@アルコールや薬物に頼って才能を手に入れられる人なんていない!自分自身を探求しなければ、もっと深く自分で見つけるんだ!

@孤独というのは、この惑星では最も一般的な感覚。孤独は一時的なもの、ひとは孤独から立ち直り、より良き人間に。
@民主主義なんていう言葉は、たいてい、誰かが他人の権利を悪用しようとするときに使うもんだよ。
@新しいダンスを創作するのって、新しいやり方でセックスをするようなものよね。

@人間は、手に入るもので満足しなければならない。
@人生は魔法と驚きに満ちているかのようだ。
@自分の欠点を認めようとしないせいで、若さと時間と金を浪費しづけている。

@人間は自らのなしとげたことで他人の興味を引く存在になるのでしょう。でも、みなさん、他人の愛を引きつけるのは、その人の抱えている暗闇です。
@いいかね、笑顔と十セントでは市電にしか乗れない。人生のどこかへゆき着くにはもっと多くのものが必要だよ。
@皮肉は、その対象から現実性を剥奪することで主体が自由になれるようにする手段である。

@同じ人と、四百回以上飽きずに寝ることはできないんですって。本で読んだんですって。ー まあ、どうせ人間が本当にやりたいことができるのは、十一パーセントくらいのときだって言うし。一生のね。十一パーセント!
@思ったわけじゃなくて、流行りっぽいから尻馬に乗っているだけ。受け売りばっかで知ったかぶりして表面的な相似や語呂あわせばかりに大騒ぎして、しかもそういう連中がお互いに受け売りしあうから、気がつくとあたり一面そんなのばかり。こりゃうっとしいよね。日本でもそうだって?ご愁傷さま。
@時には、秘密は一人の人間に苦痛を与える。打ち明けた秘密は二人の人間を苦しめる。

@悲しみは本質的に自分勝手なもの。悲しみは本質的には飢えなんだね。
@そうなのだ。過去を軽じる者たちは過去を繰り返す運命にあるのだ。
@なにかをあまり長く見つめていると、しまいにはなにを見ているのかわからなくなってしまうものだ。

@人間とは、誰かほかの人のために生きるものなのかも知れない。
@人の正体はどんな人生を選ぶかで判る。
@鈍感に生きていく。成り行きにまかせる。楽観的でいる。他人の言葉に惑わされない。クヨクヨしない。自分の弱さに率直でいる。続ける努力、そこに道が出来る。

@優秀な芸術家はどんな世の中になっても食いはぐれはしない。
@運命と戦うこともできなくはないが、運命に勝つことは誰にもできない。
@今夜のパンはある、明日の朝の牛乳もある、お金は貯めるもの、手に入ったからってあわてて使うものじゃない。

@迷信深くなるのは、用心深さを手に入れること。
@生と同じで、死もまた与えられるもの。誰にもそれは変えられない。
@そもそも偉くなりたいとあくせくすること自体下品なこと、生まれついて偉くなければならぬ。

@強い相手にわざわざ殴りかかる人はいない、という軍事の常識。
@アキラメる、というのは現実を受け入れ、冷静に判断するということなのだ。
@雲の好きな人間は現実逃避の傾向がある。

@過去とは記憶などではなく、この身体に肉となり血となりして残っている体験なのだ。
@自己反省も必要だが、らっきょの皮むきになったのではなんにもならない。
@最初は珍しいが、西洋の男にはいずれ湿っぽく重くなる東洋の女。

@私のように長年他人を観察し続けてきた者には、口のまわりのわずかな筋肉の収縮を見ただけで、その人間の心の卑しさがわかる。
@時はみな、どこへ急ぐのだろう?時は子供を成長させ、大人たちの髪を白く染めに急ぐ。若者の美しさを輝かせ、がん細胞を増殖させる。一組の男女の出会いを別れを作る。そして終わりの時間に到達すると、我々を無用のものとして掃き捨てる。時代は有能な主婦であり、次の世代の忠実な先触れでもあるのだ。
@ひとつの肉体がもうひとつの肉体に自ら投げ与えることが「恋」か?

@愛は自ら忍び込むもの?それは欲望ではないのか?愛の理想主義者。ロマンチストよりまだ始末が悪い。
@シーツに包まれた男の体は様にならない。シーツは女の身を飾るためのものなのだ。
@母親という種族はなんでも知っている。おまけによく覚えている。

@少年であり続けたい願望。詩とは、おそらくこの不可能を追い求めるクレージな心性と不可分のものなのだろう。
@芸能界という奇妙な集団に伍して生きていくことの大変さ。
@レコードが売れないと下り坂という言い方が芸能界にあるが、歌手の本当の生命とはそんなものではない。

@自分を計算して苦しめることのできる人は、贅沢というものの何たるかをわきまえている智謀の士である。
@個人の力で用意できる最良の武器はおそらく楽観主義。
@巨大社会が徐々に自分たちの夢を壊し個性を窒息させることに耐えがたい思いを抱く若者たち。

@売春:この世界最古の職業は、日本ではつねに合法的とみなされてきた。
@ギャンブル:数百年前の封建領主たちは、領民が安易な金儲けに奔るのを嫌って、これを禁止した。法律でギャンブルを厳しく禁じれば民衆をコントロールできるばかりでなく 、質実剛健な労働倫理を植えつけることもできる。この哲学は現代日本の官僚たちにも受け継がれている。
@バブル:この世界中のキャッシュのほぼ半分を日本が握った現象を、ある経済学者は「人類史上最大の富の移動」と名づけた。

@日本人は極道の世界や、名誉、義理といった厳格な道徳律に惹かれる。こうした伝統的な価値観が、現代の日本社会から姿を消しつつあるからだ。
@予期せぬ行為が万人にしあわせをもたらす。
@下痢とか扁桃腺炎、こうした症状は神経を苛立たせてなる。

@ぼくは一回や二回の経験で、お見通しのようなことはいいたくない。
@日本人にとって、英語というのは習熟することがまず不可能な言語だと考えたほうがいい。
@言語を抑えるほど、恨みを買うことはない。

@モダン・アートがわからないという人は、とかく作品に意味を探すんですね。そしてそれを見出すことができなくて失望するのです。しかしモダン・アートは何物かを意味する記号ではなくて、記号そのものです。
@絵画とはそもそも、点、線、面、色彩の自由な組み立てによる一種の交響楽なんです。
@石油化学工業は危険、不用意にやるべきじゃない。とにかく分解しないということは、ほんとうに困る性質ですね。

@歴史とは、人類の犯罪、狂気、不運を超えた記録である。
@顕現を味わいとはこういうことなのだ。すべてを客観的にとらえることができるようになるのだ。
@人は過去によって永遠に形づくられる。

@現実をよく見つめてみれば、セルロイドの画面にはごく平凡な日常の一場面が映し出されているはずだ。
@今日という日は、残りの人生の第一日目なのです。
@女なしでも自分はこんなに人生を充足することができる。

@世界の大半はおおむねセックスとは無縁の、じっくりと眺める価値のある事柄で占められている。
@女が画家と寝てみたいという誘惑にかられるのは、画家なら自分の肉体の魅力を完全に理解してくれるような気がするからだ。
@過去も未来もない百度のオルガスムよりも、たとえば四季折々の花を咲かせる庭の花壇のほうが、どんなに心を満たしてくれるか知れない。

@世間の人はお前を見て母さんを判断する。
@女の子のこの世でいちばんの取り柄はーおばかでキレイなこと。
@ひとりの人間に起こりうる最悪の事柄は、健康を失うこと、次いで金を失うことだ。

@新しい生命ってやつはどこか脅迫的で男は怖くなるんだ。わたしは蒸発した父親を何人も知っている
@もっとも優秀でもっとも聡明な人々たちが報われないことって、ちっとも珍しくないわ。
@人間も波のようなものだ。形を変え、きりなくやってきては消えていく。

@人生ははかない魔法、あらゆるものがその魔法を解こうと陰謀を張り巡らせる。
@あれほど鮮烈な女性像の体験は未だにない。
@老人(セネックス)は時をもって完成する。けれど子供(プェル)は、時の初めから完璧なのだ。

@実際、天使ほど堕落しやすい生き物はいなかったではないか。一千年の孤独。宇宙的疎外の感覚。逆に言えば「こんなはずではない」というあなたの悩みこそ、その違和感こそそして孤独こそが、あなたの魂のなかに天使を宿していることの証拠だといえよう
@宗教とは「今の世とは違う見えない世界を感じて、そこに限りない憧れを抱くこと]、いわば自分の中にはたくさんの神々がいて、それがそれぞれの言い分を主張しているのだ。
@現代は「オープン」さと「コミニケーション」が、まるで金科玉条の大切さにされている時代。

@魔法とは何か?それは世界やもののなかに、何かこう、色っぽくて素敵な息吹を感じることがで きる力。星の動きに圧倒されたり、小さな花のなかに、自然の繊細で大胆な技を見ることのできる想像力のこと。あるいは恋するあの人の瞳のなかに言葉にはできないような少し怖くて、でも魅かれてやまない輝きを見ることのできる力のこと。
@怖いのは、まず心の緩みにチャレンジ精神の喪失。
@目先のことしか言わないのは単なるボスでリーダーとはいわない。

@働くひとの成功を怠け者が評するとき幸運という。
@学問は生きる為の基礎知識、世間は応用問題の連続。
@孤独はすべての優れた人物に課せられた運命。

@いかなる名参謀も師の決断力不足だけは補佐できない。
@魅力的なものに本能的に身をよせる才能がない人はものをつくる資格がない。
@ダンディズムとは、自分に欠けていることを認めて初めて生まれるもの。

@マーラーのシンフォニーも一人の赤ん坊の泣き声に劣る。
@英語をスローで正確に話すのはゲイの特色。
@女は、現在の環境によって、過去を振り返らなくなる。

@人はその才質や技能というほんのわずかな突起物にひきずられ、思わぬ世間歩きをさせられてしまう。
@人間が無言でいることがいかにつらいか、この牢に棲んでみてわかった。人間というのはつねに相手を求めているらしく、独りで暮らせるようには作られていないことを知らされた。
@小説家とは何ぞや、小説にもならぬ奴の総称なり。われは之を以て最も簡単なる、最も明白な、恐らくは最も公平なる解釈とす。

@男と女の間も、愛憎という領域に入ってくれば複雑で測り難いものが出てくる。
@みんな自分のほんとうの姿がわかるところまで生きてはいないし。
@女は女に生まれるのではなく、女に作られていく。

@人間のなかには異様なほど美に過敏な才質を持つ人がいて、執念のあげく展開したのが「名画」である。
@女がわが子にかしずいて(大切に世話をして)可愛がっている姿などなさけないものだ。
@旅とはなにか別れを決意させたり新しい感動に出会わせてくれたりするんですね。

@事実ってやつはどこかで曲げられる。善意によったり悪意によったり、時には無意識に。
@子供に振り回される大人は親だけだ。他人まで振り回そうなんて甘い。
@生涯七、八十年という物理的時間の密度も質の高い文化を感じうるかどうかによって違う。

@悩み事は全部古い背嚢に詰め込んでさあ、笑って、笑って、笑って。
@もっとも無駄な一日とは一度も笑わなかった日である。
@いい人生とはプロセスであって状態ではない、方向であって、目的地ではない。

@誰でもひとつの仕事は三年で十分だと思う。三年たったら、あとは同じことの繰り返しになる。挑戦する楽しさは味わいつくされ、創造性を発揮する余地は残っていない。好奇心は色あせ、生産性は頭打ちとなり、ついには感動もなくなってしまう。
@私の情熱や関心の中心は、成人の発達、それから人々が人生の目的を発見するのを手伝うということ。
@究極の成功とは自分のしたいことをする時間を、自分に与える贅沢である。

@一万の星々に踊り方を教えるより、一羽の鳥から歌い方を習うほうがよいと思う。
@ピカソは人間の無意識の衝動を、社会的にうけ入れられる形で表現することの天才である。
@この世に母親のふところに抱かれた赤ん坊ほど、安心しきった和やかなものはない。これが赤ん坊にとって、大切な心の糧となるものである。

@興味のなくなるところ、記憶もまたなくなる。
@学問は、人間の善行や幸福とは何の関係もない。それどころか学問ゆえに謙虚さを失って高慢になる人さえいる。
@天才とは一心不乱に何かに熱中できる能力だ。

@われわれから正しい楽しみを奪い去る敵は「贅沢」と「浪費」である。
@約束を守り、信義を重んじる人間ならば薬物依存などには決してならない。
@思春期はあっというまに過ぎる。小さな時代だがプライドは半比例して巨大である。そのプライドがえてして、無謀な行動に向かわせる。

@人は誰でもひとりぼっちだと思うことがある。どんなに家族に愛され、友人に恵まれても、どうしょうもなくひとりぼっちだと思うことはあるもんだ。だから人間なんだ。だから芸術や宗教も生まれるんだ。
@人間は宗教的信念をもってするときほど喜び勇んで、徹底的に、悪を行うことはない。
@人の言葉なぞというものは、いくら積み重ね、ひろげてみたところで、高が知れている。

@日本人の忠誠心が、倫理学的な厚みをもって形成されたのは江戸期である。
@変われませんよ。人は、たやすく変われはしません。何かをなくさないとね。
@人間が鳥に興味を持つのは、腹黒さやマヌケさや怒りといった人間特有の振る舞いを見せる時に限られるものらしい。鳥たちは、人間であるというボクら特有の哀しさから解き放ってくれるのだと言う。カノジョ曰く、この地球上の全ての悪について責任を問われることに、人類はほとほと疲れているのだという。

@楽器を弾くと、今の自分の状態がわかる気がする。何ができ、何ができないか。心が安らかか、荒れているか。美を求めているか、否か。体調が良いか、悪いか。精神が謙虚か、傲慢か。
@ラテンの音楽は哀しみにひたろうとする演歌とちがって、とりあえず今は踊ろうという明るくとてもせつないリズムだった。
@恋は性欲の正当化。

@恋というものが決して甘く楽しいばかりでなく、実は猛く荒々しい獣の感情なのだということをはじめて知った。
@志はどこまでも高く大きく持たねば人生の価値は生まれない。
@人生は楽しむことがすべてだ。そして勝者は一文無しで死ぬ。

@報復は人間の徳行であって、人間の本質的な弱さにもとづく避けがたい悪徳ではない。
@快楽は追求され尊重される、しかしながら、快楽は一定の限界内にとどめておかなければならない。快楽は人生の重大な領域に侵入してはならない。
@一生にたった一度だけ起こる危険な愛、傷を癒すか、さもなければ傷を残すしかないたぐいの愛、融合するか砕け散るしかない愛。

@評価のないところにユニークさが生まれる。
@成功するにはマンガ的な要素をもつ必要がある。複雑で控えめな人物は、大衆の心をつかめない。
@しかし人生の最後にやることとして、詩というのはなんとも不毛な選択ではあるまいか。世界は生殖と戦争に満ちているのに、他人の謎めいた文句の解読にうつつを抜かすとは。男なら表に出て、斧でも振り回しているべきなのだ。代わりに私はコーヒーショップに出かけて行く。

@人はだれかの心の中で愛情をもって思い出されるかぎりは決して死にはしないのだ。
@かぎりなく完璧な仕事に近づくこと、それが絶えざる目標です。
@コミニケーションの第一歩は、相手のことを実は知らないのだという認識に立つことである。

@人と人との関係は、人と神の関わりを反映する。
@私たちがさがし求めたのは、理性をそなえた存在である人間の力をそがないような礼拝のかたちであった。
@私たちは動物です。私たちの第一本能って、美しい物体はまず食べてみることじゃないかな。

@無垢の後に経験がくるというブレイクとは逆に、むしろ経験に初めて無垢が現われたのだと信ずべきではないか。そして今も、人間の赤ちゃんがこの世に誕生するたびに、最初の人間が最後のサルから進化した時に起こったその同じ奇蹟が、現に起こりつづけているのではないだろうか。古きサルを捨てて、新しき人間として生まれ変わりつづけるという、この不可思議な再生が。おそらくはだからこそ、人間は年を重ね、罪を重ねるにしたがって、例のサルのあのしなびた風貌を帯びてくるのであるかもしれない。


私たちはこの世に人間の善を新たに付け加えるために生まれてくる。それが存在することを証明するために。
@善良さはその芯に頑固で冷酷なものを秘めている。我々が善良さを敬遠するのはそのためかもしれない。
@天才の本質は革新にある。

@私の好きな映画は論理や理性をテーマにしたものではない。人の心をかき乱し、圧倒し、
挑発するもの観客がそのなかに己の姿を見る歪んだ鏡のようなものだ。
@真珠は保守的で特権的、教育がなくて、無思慮で、独りよがりで美意識がなくて流行おくれの、中産階級の女の大袈裟な紋章なのね。絶対的な死よ、真珠はね。
@本物の趣味は一代では到底不可能、二代、三代と蓄積されたものを基盤にしてこそ本物の趣味は身に付くものだ。

@私はいつも何か新しいことを始める前には、決っていつもすこし虚しく、少し滑稽だと感じている。しかし内心で”虚しさを道づれに生きている者だけが、上質の味つけで人生を楽しむことできるはずだ”などという幼稚な自己肯定を試みるのである。
@「イエス」という言葉は火の親分という意味である。
@劇は歴史より哲学に近い。

@言葉にすると何でも薄っぺらなものになってしまう。
@笑うのが下手ということは、生きていくのが下手ということです。
@人間というのは信念や計算のとおりにゆかぬものだ。

@いかなる空間と時間においても、テーゼとアンチテーゼの運動が展開、ジンテーゼが生み出る。
@あなた自身が人を傷つけたことになると感ずるようなやり方で人を傷つけてはならない。
@才能はすべてその人がみずから稼ぎ取ったものである。

@志はどこまでも高く大きく持たねば人生の価値は生まれない。
@怒る心は闇となり、謝る心に光が射す。
@ここで終わりが始まる。こういう平凡で独創性のない冒険でー肉欲の開眼という、むかしながらの経験で。

@良い人生とは、よい検索だ。実際、どんな答えを得るにしても、探し続けることがより大切なのだ。
@怨念のためとか、妄執のためとか、呪詛のためとか、あるいは子孫が供養を怠っているためとかで、なかなか眠れない霊たち。
@自分の生命が保証されているという大前提がなければ、他人の命を心配することができない。

@犯罪者でさえ落伍者ではない。彼らはいわば「法律陛下の忠実なる反対者、もしくは活用者なのだ」
@立派だなんて言われたくない。だって、立派な娘というのは、魅力がないということだもの。
@男の子がいちばん一緒に踊りたがるのはいちばんキスのできる女の子。

@俳優はあらゆるものに自分を投影させる生き物。
@こんな世の中、くそ食らえって顔だね
@基礎とは、不必要なものを捨て、必要なものを残すこと。



To be continue・・・

'17/05/21(sun)


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